革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2022.02.2

オーダー革製品の革素材の特徴とTPOについて

 

ある日突然はっと気づき、

それ以後は言葉で表現できるようになったけれど、

それまではモヤモヤっとしている

課題が、いつもあります。

 

先日、海外によく行く方とお話した時、

ビーチリゾートのビデオを

見せていただきました。

それが今回の「はっ」とした瞬間。

 

リッチなビーチリゾートのビデオの中で

宿泊者の日本の人たちが、

まるで東京の街にいるような服装と

姿勢で、高級ホテル内を歩いていました。

 

 

 

 

「はっ」としたのはなぜかと言いますと、

まぶしい陽光が照り付ける

ビーチリゾートホテルという光景に、

東京の街を歩く服装が

とてもそぐわない感じがしたからです。

 

どんなにおしゃれで高価な服だとしても、

ビーチにいるなら

ビーチ風景に似合う格好をしていないと、

風景から切り離されてしまいます。

 

変な話ですが、ここまで

ファッションがカジュアル化してしまうと、

だんだんと場に似合った服装、というのも

無くなってしまったのではないかという

錯覚をしていました。

 

 

 

 

あるお茶会に行った時、

亭主である先生がおっしゃったことは

最近特に感じていたことです。

 

「今回のお茶会にはね、

たまたま着物で来てくださった人が

何人かいますけど、

 

こういう人がお茶会にいてくれると

ああ、やっぱり着物を着てるとすてきで、

お茶会にはぴったりだなあ、と

みなさん、思うでしょ?

 

場も華やぐし、

雰囲気も最高に良くなりますよね。

服装ってね、

人を喜ばせるという意味もあるんです。

 

ドレスコードの決まった集まりでは

それに従うのは当然のことですけど、

ルールを守るって言うだけでなく、

その場所が

それにふさわしい場になることは

大切だと思うんですよ。」

 

 

 

 

当店の特製牛革は、

育てることを楽しみ、手触りに親しみ、

五感で感じていただく革です。

 

そして最近入手できるようになった

フランスの革は、多色で、

ヨーロッパの色目で、

最初からしなやかさのある、変化しない革。

 

どちらも

いろいろな場でお持ちいただけますが、

TPOという点から見た場合

それぞれの革の持つ特性は何でしょう?

 

 

 

 

もちろん、デザイン次第で

高級カジュアル用にも仕事用にも作れます。

 

オーダーメイドで注文する場面においては、

自分の望む使い勝手を求めることが

最重要事項であるとは思いますが、

同時に、

ご自分を表現するというファクターもまた

考えられるべきではないかと思います。

 

そんな時、

それを持っていく社会的な場や

それぞれのお立場を考えると、

どちらの革を選ぶと良いのでしょう?

 

当店の革は、持つ方の個性やお人柄を

外に向かって表現してくれて、

お手入れが良ければ、

公の場において、その人となりまでも

大きくアピールすることができます。

 

 

 

 

フランスの革は

たいして手入れは要りませんが、

いつでもどこでも

公の場で必要とされる公の顔を作ってくれます。

 

よく、「どんな革が良い革ですか?」と

お尋ねされることがあります。

何度もお書きしましたが、

それは、好みや目的によって変わってきます。

 

当店特製牛革の場合は、

とくにお手入れの良いことが

その人のアピールに繋がります。

 

 

 

 

小物でしたらさして気にせず、

全体を手でなでてあげれば

それがお手入れの良い革に育っていきますが、

バッグには、少しだけ

ゆとりの気持ちをかけてあげていただきたくと、

アピール度はかなり高くなります。

 

ですから、

・基本として雨の日に持たない

持つなら、雨対策のスプレーを掛ける

・ヴァセリンを付けた手で撫でてあげる

・適度に休ませる

・たまに身体に着く面を変えてあげる

ということをしてあげてください。

 

たったこれだけのことで、

革を育てる愛情が

持つ人の生活態度やお人柄を、

外に向かって

アピールしてくれるようになります。

 

そういうことを

一切したくないのでしたら、

フランスの革はかなり楽かもしれません。

コンディションに関係なく、

外部に必要とされる顔を保つことができます。

 

どちらもそれぞれの個性。

ご自分に必要な、あるいは

ご自分の出したい個性があれば、

それに合わせてお選びいただければ、と思います。

 

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