2021.12.11
A4用紙を畳んで収納できるA5システム手帳 11101
本日ご紹介するのは、
自作のトラベルノートシステム手帳を
お作りになったクライアントからの
ご注文品です。
「仕事の性質上 一連管理が必要で、
スケジュール管理のやり方では
これが一番、という方法にたどり着きました。
それでシステム手帳を使っているのですが、
この自作では人前で出すにはちょっと…」
ということで、こちらのクライアントは
自作を元にした
図を描いてきてくださいました。
さすがに、すでに使っているお品ですから
はっきりしたご要望が出ます。
「ほんとにこれが自分に合っているかどうかは
使ってみないことにはわからないので、
トラベラーズノートの手帳カバーを使って
作ってみました。」
左側の細身のシステム手帳が、その自作です。
「このサイズですと
インデックスなどがはみ出してしまうので、
どうにもすっきりしません。」
とはおっしゃっても
なかなかすばらしい出来栄えです。
「使い勝手が良いことは
はっきりしましたから、
あとはリモートワークが明けてから
人前で出せる手帳になれば
嬉しいです。」
それにしてもこの自作手帳、
中身もいろいろな工夫をしていて
ビニール製のレフィルなどを
ご自分の使い勝手に合わせて作り直し、
このカバーに欲しい
ご自分のアイデアを
すべて搭載しています。
そうして使い勝手を確認したうえで、
オーダーに臨んでくださいました。
ありがたいことです。
以前の自前の手帳は、裏面から見ると
こんな大きさなので、
中身が多くなると
紙の端がかなり出てしまいます。
「どこの資料も
日本で仕事をする限り、
A4用紙が基準になります。
ですから
システム手帳の主流「バイブルサイズ」では
用紙のサイズが違っていて、
使いにくさを感じます。」
「そうすると
A5サイズにたどり着くのですが、
市販のA5サイズでは
リング径の大きなものがありません。
できればリング径30ミリ以上で
作っていただきたいです。」
30ミリ以上のリング径は
残念ながら入手できないため、
30ミリでお作りしています。
「6穴ならA4用紙にパッと穴を開けて
サッと収納できますから、
A4用紙を基準に動いていると
管理がかなり楽になります。」
「このシステム手帳を作ってもらうために、
世界中のシステム手帳を調べました。
アメリカのものなどには
リング径が45ミリあるものもありますが、
そこまで行くとちょっと、と
なったりして、おもしろかったです。」
この方のオリジナル発想の優れたところは、
内側向かって左側のポケットです。
「A4資料を収納したい場合、
紙を三つ折りくらいに折ると
ちょうどここのポケットに入ります。
ここにその用紙を挟みつつ
中身を確認することもできますから、
このポケットがほんとに欲しかったんです。」
さすがは使っている方の発想だと
感心しました。
「きっと同じように思っている方が
おいでと思います。」とこのたびの
内容の掲載を快くお受けくださいました。
すばらしい発想をお伝えくださり、
ありがとうございます。
とても楽しいお仕事でした!