革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2022.01.11

見本バッグからオーダーバッグの容量を考えること 10702

 

あるクライアントから

ご紹介のお客様がいらっしゃいました。

「あのバッグを見たら、

自分もオーダーしたくなって。」

嬉しいことです。

 

おいでになった時

見本のバッグをお持ちになって、

「あんまり気に入ってないんだけど、

このバッグが一番使いやすいんで。」

とお見せくださいました。

 

 

 

 

今回、そのバッグを元にして

ご希望を取り入れてお作りしましたが、

実際このバッグを元にして作る…

と決めるまでに、

さまざまな検討をしました。

 

それは

デザインや形にはこだわりがない、

というお話だったからです。

 

ところがバッグの中に入れる

アイテムの大きさと数を伺い、拝見し、

「なるべく小さくしたい」

というご希望も併せて伺いますと、

形状としてはこの形が

一番小さくなるバッグということが、

検討後わかりました。

 

デザイナーがよく、

「気に入ってるわけでなくても

出番の多いバッグがあったら

お見せくださいね。」というのは

そういう理由からです。

 

 

 

 

モノを入れる時、

整然と場所を決めて入れようとすると

ある程度の余剰スペースが出ますが、

大きいものからざくっと入れていき、

余ったスペースにひとつづつ

他のものを入れていくと、

案外ちんまりとしたスペースに

入ってしまうものです。

 

今回はそんなケースでした。

他の形状を考えてみますと、

どうしてもこのバッグより

大きいバッグになってしまいます。

 

 

 

 

それで同じようにお作りしたのですが、

ひとつづつ荷物を詰めていくバッグには、

どこかへ行ってしまいそうな小物を

どううまく収納するかが、課題になります。

 

この方には、ペンやマスクなど

パッとすぐに探し当てたいもの用に

それなりのサイズのポケットを

お作りしました。

 

 

 

 

その他メモ帳くらいのサイズのものは

空いている空間にうまく収まります。

 

どこに何を入れる、ということではなく

バッグの大きさをなるべく小さくするために

このようなものの入れ方をする場合には

かなり難しい大きさの出し方になりますから、

 

もしそういう使い方をしていて、

なるべく小さいバッグが欲しい、と思ったら

ぜひ今使っているものを

お持ちくださいますよう、お願いいたします。

 

 

 

 

フルオーダーメイドは

ご注文者と受注者とのコラボレーション。

論理的に考えて導き出された答えであれば、

納得する最終形のデザインとなります。

 

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