革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2022.01.16

当店のフルオーダーに適さないご注文内容のバッグ

 

先日、こういうご注文内容は

フルオーダーメイドには向かないな、

というご相談をいただきました。

 

「モード系のデザインバッグが欲しいです。

これとこれだけ入ればいいので、

大きさは小さくて構いません。」

その時お持ちのバッグは

小さいけれどたくさん入るデザインで、

たしかにモード系でした。

 

フルオーダーで、とのご要望でしたが

形も特に決まっていないご様子なので、

いくつかお好みラインのバッグを聞き取りし、

開け閉めはどうしたいかを確認してから、

「お気に入るかどうかはわかりませんが、

少し考えてみます。」といったんは申し上げました。

 

ところが最後に、

店頭で見たあるバッグの感じも好きなので

まずはそれでお見積もりを、

となりました。

こちらは、聞き取り内容とはまた

違うタイプのデザインバッグです。

 

次の日

その方からメールをいただきました。

最初に伺ったお好みラインとは

モード系、という意味では適合していますが、

タイプの違うこの形も好きです、

と新たにご連絡いただきましたので、

残念ですが、このご依頼は

お断りすることにしました。

 

純粋にデザイン勝負の場合、

モード系という

ひとつのジャンルイメージを

いただいたとしても、

無限のデザインがあります。

その中で

ご注文者が気に入るものに辿り着くのは、

至難の業。

 

 

 

 

たとえば

ウチでお出ししている定番のラインを

その方が好んでくれるのであれば

まだ何とかなりますが、

あまりに茫洋としていると、

デザインとして、詰めることができません。

 

有名デザイナーの名前が必要なのは、

こんな時です。

たくさんの人の目に留まりますから、

それを好んでくれる人に出会う確率も

高くなりますし、

 

そのデザイナーがデザインしたものであれば、

たとえ

依頼者に気に入ってもらえなかったとしても

超絶1点ものとして話題になり、

販売に繋がります。

 

 

 

 

先日、当店のラインを好んでくださる

他のお客さまが、

「この大きさで、こんな風にして、

と自分の希望でお願いしたのですが、

そういう条件がいろいろあっても、

出来上がると

このお店のラインになるんですねえ…

おもしろいなあ」

とおっしゃいました。

 

 

 

 

店頭に展示している品々をご覧いただけば、

当店のデザインライン、指向性は

お判りいただけると思います。

 

ご来店できない方は、

ウェブショップをぜひご覧ください。

ご自分の欲しいイメージに

当店のお品が合っているかどうかを

判ずることができます。

 

もしもっとワイルドに作りたい、

ざっくりしたものにしたい、

というご希望があれば、

そのようにすることもできます。

とりあえず

ご自分の思いを

何でも相談してみてください。

 

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