革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2022.03.18

身の回り品を入れるためのショルダーバッグ 112N

 

最近いただくご注文品で、

「だいたいこんな感じで作ってください。」

という、割とアバウトな内容のものが

しばしばありますが、

 

今回ははっきりしたビジョンのあるご注文で

明確なご指定があるうえで、

同じようなお言葉をいただきました。

 

 

 

 

ご説明に使われたのは、

現在クライアントが使っている布バッグ。

ご不満な点を列挙してご説明くださったので、

かなりはっきりした指示内容です。

 

こうした注文の出し方は、

出す方、受ける方、どちらにとっても

もっとも短時間で済む注文方法です。

 

せっかくフルオーダーで作ったお品でも、

使ったことのない新しい形であれば、

それがご注文者の使い勝手に

合っているかどうかまでは

使い始めるまでわかりませんから、

合理的でもあります。

 

 

 

 

見本と違うのは

外に付け足すポケットがあることで、

それによって全体の大きさを

変更しなくてはならなくなったことです。

 

予定しているものが入っても、

無用に大きくしたくはありませんから、

それ念頭に置いて

現場では

作りながらサイズを決めていきます。

 

 

 

 

外側にも内側にも

ポケットが沢山ついていますから、

内・外に入るモノの大きさが

このバッグの大きさを自然に決めていきます。

 

入れるもののレイアウトも考えながら

その作業を行いますから、

なかなか複雑な経過を辿ります。

 

 

 

 

本体はひとつの部屋に見えると思いますが、

外にファスナー2本をお付けして

中はふた部屋にしています。

 

作りも凝っていますから、

これを使える鞄として成立させ、

フルオーダーメイドでお作りできる人は

そうそういません。

 

 

 

 

変わったアプローチの鞄ばかり

ご注文いただくような気もしますが、

日ごろ、みなさまのストレスを失くすことを

お手伝いしておりますと、

 

なるほどこういう使い方や

持ち物の人がいるのかと、

どんなに変わった内容をご指定いただいても、

何でもあり、の感覚になってきます。

 

 

 

 

こちらは外国の方からのご注文品です。

日本と海外を行き来しながら

このバッグをお使いになるそうですが、

今頃はきっと

うまくお役に立っていることと思います。

このたびのご注文、ありがとうございました。

 

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