革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2022.05.9

2冊分の聖書カバー 202

 

続くときは続くもので、

最近ご希望いただいたアイテムに

「聖書カバー」があります。

 

聖書カバーは、

みなさまが想像するより

ずっと製作の難しいアイテムです。

 

まず、例外なく分厚い本だから、

という要素があります。

 

最低でも暑さが5センチほどありますから、

文庫本カバータイプのカバーだと

うまく中身が収まってくれません。

 

ですからご注文いただくのは、

例外なく

ファスナーで3方開け閉めするタイプ。

 

このタイプを

気持の良いサイズでお作りすることは

かなり難しいと、毎回感じます。

 

 

 

 

また、製作には

お手持ちの実物聖書をお借りしないと、

なかなかぴったりサイズで

お作りすることは出来ません。

それは、表紙にも

いくつかのタイプと厚さ、形状があるからです。

 

今回のクライアントの聖書は

2冊分を1冊にまとめたものなので、

厚みは8センチほどありました。

 

そしてこのカバーには

持ち手を付けて欲しい、

というご要望もありました。

 

なるほどこれほどの大きさ、厚みであれば

この持ち手を付けることは

必須と思われます。

そのままで持ち運ぶのは、大変そうです。

 

またこの方からは

カバーの中にペンを入れたい、と

ご要望いただきましたが、

 

同時に本のヘリが傷まないように

との相反するご希望も出たことから、

ご相談のうえ

ペン挿しは外側にお付けすることにしました。

 

 

 

 

今回のペン挿しは

ペン全体を覆うタイプです。

 

 

 

 

3方ファスナーで

本を読むために全開するこのカバーには

大きく分けてふたつの製作方法がありますが、

本の大きさや厚みで

どちらがより向いているかを検討します。

 

 

 

 

文具系で

3方ファスナーのアイテムをお作りする時、

「全開すること」は

かなり多くの人からいただく指定内容です。

 

ストレスなく読む、書く、ことを考えますと

当たり前なご要望ですが、

市販品には

存外にその機能が無いものも少なくありません。

全開させることが難しい場合も多いからです。

 

 

 

 

今回、クライアントのお名前を

革の表面を焦がすタイプで入れるために、

裏表紙側の見返しは

ベージュ色にしました。他は真っ黒です。

 

革の表面を焦がした筆記体は

文字の色が黒く出ますから、

この部分だけ

それが目立つような意匠にしてあります。

ご注文、ありがとうございました。

 

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