革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2022.07.8

フルートケース用バッグ 20405

 

めずらしいアイテムでも

ご注文が続く時は続くものです。

本日ご紹介するのはフルートケース用バッグ。

 

下北沢店の時にご注文くださった

お嬢様のお父様が、

「そろそろかなり傷んできたので

まったく同じものを

もう一度作って欲しい。」と

ご来店くださいました。

 

 

 

 

聞けばお嬢様のお誕生日とのこと。

30年ほど前のお品ですから、

裏地の付いていない、厚みのある1枚革で

お作りしたお品です。

お写真では右側のバッグがそれ。

 

 

 

 

これだけ年月が経ちますと、

当店の製作方法がいかに変化したか

如実にわかります。

 

今は裏地を革にしていますから、

当時よりもきちんとした表情でいながら

自重が軽くなっています。

 

 

 

 

すごく気に入って

ずっと使ってくださっていると伺いましたので、

見た目は

なるべくオリジナルに近づけています。

 

しかし、オリジナルを再現するという作業は、

ほんとに難しい作業と感じます。

 

 

 

 

革も当時とは違ってきていますし、

革の裏地を付ける方法が確立しましたから

それだけでも質感の感じも変わります。

 

年月とともに人も変わっていきます。

それまで何も感じなかった持ち物に対して

「重い」と感じることが出てくると、

少しずつその持ち物を変えていきます。

 

当店のバッグは、年齢が上がった時に

気持ち良く持てる軽さを、

という追求をしてきました。

喜んでいただけることを願っております。

 

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