2022.06.25
ZoomもOK。フルオーダーメイドの相談の楽しさ。
最近、店頭でご注文いただく方々から
「オーダーって楽しいですね。」とか、
「ここまでやってくれるなんて、
全然想像していませんでした。」
というご感想をいただくことが
多くなりました。
先日のZoomでのご相談でも
「この相談はほんとに楽しいですね!」と
終わり際に言っていただきました。
*Zoom相談の場合、お手数ですが
ご招待いただきますよう、お願いしております。
*外ポケットのファスナーの長さに
付いてお尋ねするためのお写真
これはファスナーを長くした方
普段の買い物では
存在するものの中から
どれかを選ぶ、という行為になりますが、
フルオーダーメイドでは、
どこにもない、自分の想像する
欲しい物を特別に作ってもらえるのですから
当然かもしれません。
けれどそういうご感想をくださる方は、
思ってることを話すだけで
きちんと理解されていくことや、
そこから
さまざまな角度のやりとりが始まって
オーダー品がよりよい内容になっていく過程を
愉しんでくださっているようです。
そしてその中に、
思いもしなかった質問が出たり
想像以上の提案があったりすることで、
ご満足いただける構想へと
繋がって行きます。
*上のお写真と比べると
ファスナーの長さを短くしています
本体の空き口のラインが変わります
具体的な例では、素材が違うために
出来上がりが
微妙に変わるオーダー品について、
「具体的に
ビジュアルで見せてくれたので、
仕様が少し変わるにしても
納得する選択ができました。
出来上がったものを見ると、
心配することもなかったですね。」
と、こんな感じです。
*ファスナーの開きどまりを
どのようにするか、を問うための写真
その1.
当店では、ご注文いただきましたら
すぐ製作に入ります。
それは、複雑な内容のご注文品が多いため、
デザイナーがクライアントのことを
新鮮に考えられる期間で仕上げないと、
どこかが違ってしまう可能性があるからです。
すぐ製作に入るために、当店には
フルタイムの技術者が何人もいます。
一人ひとりがそれぞれのフルオーダー品を
最初から最後までお作りするのですが、
その間、デザイナーと技術責任者が
「ベストの出来上がり」を目指して
少しでも気になるところは、
担当技術者も含めた3人で、とことん追求します。
*その2.このような写真には
状況の説明を併せてお届けしています
フルオーダーメイドでは
どこにも存在しないものを
お作りしますから、それぞれの作業は
どうしてその注文品が市販にないのか
という理由を
すべて理解できるようになってしまうほど
複雑怪奇で、毎回
障害物の山を乗り越えている感じです。
つまり、作りにくかったり、
アクロバティックに解決しないと
実現しないご希望内容が多い、ということ。
毎回毎回考えて答えを出しながら
製作していきますから、
製作が難しいものを「もう一回作って欲しい」
というご要望にお応えすることの方が、
もしかすると難易度が高いかもしれません。
「フルオーダーメイド品を製作する仕事」
とは、こんな感じなので
再生不可能な製作行為かもしれません。