革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.03.8

ブルーのボディバッグ 21203

ダンディな男性クライアントからの

ご注文品です。

 

ボディバッグが欲しい、というご要望で

おいでくださいました。

素材の良いお召し物で

色合わせもステキで、

こういう方がお持ちになるボディバッグは…

と耳をそばだててお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

デザイナーはいつも

クライアントのみなさまの

服装や持ち物をさりげなく観察し、

「この方の好みはこうね!」と

イメージを膨らませるそうです。

 

洋服やメガネ、靴なども大好きな

デザイナーは、

店頭でクライアントのみなさまから

特別なものを見せていただく機会も多く、

自分自身が持っていなくても

たくさんのことを知っています。

 

 

 

 

 

 

美意識の高いクライアントが多い当店では、

製作現場で侃侃諤諤の検討が

いつでも行われています。

 

それはたいてい

どこにも無いものを作ることから起こり、

その場になって

「あれ?これはこの方がいいのでは?」

ということや、

「ここはご指定通りだと

製作することができない!」という

エマージェンシーまで

毎回毎回恐ろしいほどの数の

検討事項が出てきます。

 

みなさまのオーダー品は

傍からそのように見えなくとも、

そうした血と汗の結晶です。

 

 

 

 

 

 

40年以上の間、初めて作る

オーダー品を作り続けてきましたが、

その経験を持ってしても

世の中に出ている製品すべてを

網羅することはまだ出来ていません。

 

フルオーダーメイドを始めた当初は

そこまでの広さとは気づきませんでしたが、

 

いまでは、

自分たちは何と長い旅に出てしまったのかと

いうことが、よくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのオーダー品も、

かなりの紆余曲折がありました。

ご希望いただいた形はなぜ存在しないのか?

それがよくわかりました。

 

製作途中でクライアントにご説明し、

ご理解を得たことで

使いやすい形にすることができましたが、

 

クライアントの方が

私どもと同じ方向を向いてくださり、

製作に対してご協力くださったことで

作ることができた例です。

 

このたびはありがとうございました。

ピックアップ時に気に入っていただけて、

とても嬉しかったです。

長くお使いいただけることを

心より願っております。

 

 

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