革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2023.05.1

レッドカラーの社内移動用の薄いトートバッグ 30311

「これはもう、完璧です!

思った通りにできてます。

良かったわあ。

こういうのを毎日使いたかったです。」

 

お渡しするなり

お褒めの言葉をたくさんいただき、

ありがたいご注文品となりました。

 

たしかにどなたが使っても

軽いですし、

使い勝手にストレスのないバッグと思います。

このご注文は

クライアントが社内で使うためのバッグで、

お持ちになるのは

A4サイズPC、

ストラップ付きのI Dカード入れ、

ペン3本、A5サイズの本、書類、

消毒液、あとは小物、といった感じです。

 

 

 

*型から下げられるA4サイズの薄いバッグ

 

 

 

「でもね、私、自分で注文出したくせに、

この赤は派手過ぎないかしら、とか、

柔らかく作ってくださいと言ったけど、

柔らかく、っていうのはちょっと違ったかしら?

とか、いろいろ考えて

ちょっと心配してたんです。」

 

ひと月以上の製作期間がありますから、

いったん少しでも心配になると

すべてが心配になってしまうお気持ちは

わかります。

 

自分の言ったことがちゃんと伝わったかしら?

フルオーダーメイドでは

それが最重要のポイントになります。

 

 

 

*厚みは4.5センチくらいですが、
内縫いなので見た目より量が入る

 

 

 

「こんなに小さくて、軽くて、

自分の持ち物がピタッと入るバッグって

ほんとにないんですよ!

 

もしも柔らかかったら、

PCもそうですけど、

その代わりに持つiPadとキーボードは

入れにくくてしょうがなかったでしょうね、

よくぞこういう質感で作ってくれました。

 

今日はもう、仕事中楽しみで楽しみで。」

 

 

 

*外ポケットにはスマホやIDカードなど
の他、大きめのものでも入る

 

 

「私、柔らかく、って言いましたよね、

それはね、今考えると

柔らかい革で、っていう意味で、

 

くたくたの柔らかい質感で作られていても

仕方のない言い方でしたけど、

よくよく考えてみると

柔らかいと

中身がうまく入れられないのよね。

後からそれに気づいて

それで大丈夫かしら、って思ったのです。

 

でもこのハリのある質感なら、

バッグに入ったもののなら何でも

片手でパパっと取り出せます。

おまけに

しっかりしてるのに、軽いんですね。

ほんとに良かった。」

 

 

 

*内側にはPCやキーボード付きiPadを
パッと入れられるポケットがある

 

 

よくみなさまが混同なさるのは、

「柔らかい革で作ること」と

「柔らかいバッグにすること」です。

 

おさらいしましょう。

革には・硬い革・柔らかい革、があります。

そして出来上がりのバッグにも、

大きく分けますと

・かっちりと硬く仕上がっているもの

・やわやわと柔らかく仕上がっているもの

の2種類があります。

 

ですから、

・硬い革でかっちり硬く作る

・硬めの革で柔らかく作る

・柔らかい革でかっちり硬く作る

・柔らかい革で柔らかく作る

という組み合わせで、製品を作ることができます。

 

 

 

*反対面の内ポケットには、3本入るペン差し
ストラップ付きIDカードがすっぽり入る

 

 

お料理を例にしてみますと、

例えば玉ねぎを

・日本料理で使う場合

・フランス料理で使う場合

それぞれ切り方から料理法、

味付けも違うと思いますが、

革にも同様にいろいろな加工法があります。

 

このたびの微妙なご注文品は

作るのは大変でしたが、

出来上がった製品をご理解いただけて

とても嬉しかったです。

ありがとうございました。

 

 

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