革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.08.24

バッファローカーフの三角ポーチ式クラッチバッグ 230309

「カーフレザーで作った

こういうポーチが欲しいです。」

お見せくださったのは、

やわやわな質感のビニールポーチ。

 

昔懐かしい形で、私どもが

30年ほど前まで定番としていた形です。

 

カーフでオーダーしたい、

というご希望が一番だったのですが、

カーフ革のことは

よくご存じないとのことで、

とりあえずお店にある端革をお見せして、

表面スムースのものを

お探しすることにしました。

 

*カーフとは

生後6か月以内の子牛皮から作られた

総じてしなやかな革ですが、

さまざまな質感があります。

 

 

 

 

 

 

お探ししますと、

牛もですが、バッファローもありました。

牛は少し頼りなさそうですが、

バッファローカーフは

少し荒々しい感じで、丈夫そうで、

カッコいいイメージです。

 

ご依頼内容と違うので迷いましたが、

バッファローもお見せすることに。

 

お見せしたところ

バッファローカーフの方を気に入り、

ご注文いただきました。

 

 

 

 

 

 

全体の質感は

現在お持ちのビニール製のように

やわやわな質感にしたいというご希望で、

作りながら「ほんとにこれでいいの?」

と思うほどの柔らかさです。

 

このタイプのデザインは、通常

かっちりとした硬い革で作る形が多いため、

ここまで柔らかいと

逆に作りにくい感じがあります。

 

おそらくセオリー通りのモノづくりには

言葉どおりの「理」があるのだと

あらためて感じます。

 

 

 

 

 

 

当店でお受けするフルオーダーメイド品は、

ほとんどが

製作セオリーから逸脱した製品です。

 

クライアントのご希望内容に

可能な限りお応えしますと

結局はそのような製品になることが多く、

したがって作り方もイレギュラーになります。

 

 

 

 

 

 

開店から43年目を迎えた当店ですが、

どんな素材で、どんな形のご注文が来ても

ハイレベルでお作りしています。

 

技術の研鑽は一生行いますが、

ここまで来るのにかかった時間を考えますと、

あらためて感慨深い思いがします。

 

何も知らずオーダーしにいらっしゃる

クライアントのみなさまに、

ご満足いく製品をお届けできるまでに

育ててくださった顧客のみなさまには

感謝申し上げます。

 

今回のご注文者の方も、

ピックアップ時に喜んでくださって

嬉しかったです。

ありがとうございました。

 

 

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