革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.08.12

記念のフェアリーブルーの手帳カバー 230705 

「60歳を迎えるので、区切りとして

新しい手帳カバーを作りたいです。」

本日ご紹介するのは、

きれいなお色の手帳カバー。

 

最近はみなさま年齢よりもお若いですから、

いくつになっても新しい気持ちで

スタートすることができます。

 

 

 

 

 

 

色で迷われましたが、お選びになったのは

ハイブランドのフェアリーブルー。

きれいなお色で、パリッとした革です。

 

当店の牛革のラインナップは、

色で分けますと、2種類。

ひとつはベーシック色の当店オリジナル革。

もうひとつは綺麗な色ぞろえの

国内産革と、ヨーロッパのハイブランド革。

もちろんその他では

エキゾチックレザーもあります。

 

 

 

 

 

 

外側も内側も同じ革で作ることもできますが、

今回内側には

当店オリジナル革をお選びいただきました。

2色使いのカバーです。

 

閉じた時と開いた時の印象が

鮮やかに変わります。

 

同じお色のシンプルなお品も良いですが、

組み合わせることで

見るたび、楽しい気持ちになります。

 

 

 

 

 

 

ハイブランドの革は当店牛革に比べ、

加工が大変です。そのひとつの理由に

「端処理」があります。

 

革+表面加工のこの革の断面は、

(実際には接着面もありますから)

この1ミリを割る細い面に

三つの異なる素材を持っています。

それを当店オリジナル革と合わせますと、

合計四種類の素材断面になり、

本来、特徴の違う層に対して

端処理の仕方を変えなくては

きれいに収めることができません。

そこを何とかするのが技術です。

 

でもメリットとして、

うまくはまる処理カラーがあれば、

上のお写真のような

ハッとするようなきれいな色にできます。

ご注文者にもとても気に入っていただけました。

 

この端の色は

もっとお地味にすることもできます。

ただこの処理には微妙な問題があって、

事前にご指示いただけないのですが、

その方のお気持ちを汲み取って

デザイナーが決めていきます。

喜んでいただけて良かったです。

拝見した笑顔がこれからも続くよう、

祈っております。

 

 

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