革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.12.1

2014年6月にお作りした長財布の修理前後

「そろそろ長財布の端が傷んできたので、

お任せしますから

丈夫になるよう修理してもらえますか?」と

久しぶりにおいでくださったクライアント。

 

拝見しますと、もっとも傷む箇所が

当然傷んでいます。

 

 

 

 

 

 

上下のお写真やみなさまの経験から

きっとお分かりになると思いますが、

お財布で一番消耗するのは

折り畳まれる真ん中の上下の部分。

 

ここがもっとも使われる場所ですが、

革が厚すぎると

うまく折れまがりませんから

ある程度の厚みで抑えられています。

 

 

 

 

 

 

こんな風に傷んだ長財布をどう直すか…

お任せで大胆にお直ししても良ければ、

今回のようなお直しの仕方が

もっとも丈夫に再使用していただけます。

また今までと同じ年数使えることでしょう。

 

 

 

 

 

 

本体外側の傷んだ部分を取り去って

その部分を新しい革で繋ぎます。

いろいろな繋ぎ目のデザインがありますが、

今回は優美なオーソドキシーラインで

お直ししています。

 

「なんだか新しいお財布みたいですね。」

お受け取り時のクライアントのご感想です。

 

 

 

 

 

 

内側にも同じ形で裏地を当てていますから、

ヘリ部分はきっちり丈夫になります。

 

 

 

 

 

 

また、上のお写真のとおり

裏面の仕上げも美しいので、

違和感を感じることなく

気持ち良く使うことができます。

 

自社で製作した製品ならば、

革の替えもありますし、

直し方も最上の方法でお直しできます。

みなさま、どうぞ長くお使いください。

良い製品であれば

愛着がどんどん増していきます。

みなさまの長のご愛顧に感謝申し上げます。

 

 

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