革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.04.25

際立つ存在感、斑柄のないゾウ革の一本ペンケース 40210

デザイナーがオーダーで染めてもらった

ダークネイビーのゾウ革は

滅多にないすばらしい革でした。

 

「すばらしい革」という言葉には

みっつの意味があります。

 

1.斑柄があり得ないほどきれい

2.色が思ったように染まった

3.大きい革で、瑕疵も少ない

 

ということは、

「製品にする時、使えない部分が少ない」。

何と嬉しいことでしょう!

たくさんの人に使っていただけます。

 

このみっつの条件がそろったゾウ革は

今までにほとんど見たことないのですが、

今回は、まさにそれ!

驚くべきことで、千載一遇の機会です。

革やさんに感謝です。

 

 

 

 

 

 

さて、そんな中、

今回のゾウ革を通して、デザイナーは

自分の考えが古いことに気づきました。

 

古い考えとは、

昔の革の扱いからきています。

経験が邪魔するケースですね。

 

そのむかし、ゾウ革でもオーストリッチでも

斑柄の多さと瑕疵によって革に格がつけられ、

いくつかの等級に分けられていました。

当然、価格もそれによって違っていました。

 

長いこと同じ仕事をやっていますと、

しばらく扱わない革については

価格の付け方が変わったことに気づきません。

 

買う方は受け身なので、

ああ、それが今の当たり前なのね、と

単純に受け入れてしまうからです。

 

今では等級によっての価格差はなく、

使えるところが多い革はラッキー、

使えるところの少ない革はアンラッキー、

という感じになっています。

選ぶ人によって

良いとする斑柄も違っています。

 

今と昔、どちらが価格として妥当かというと、

昔の方が

価格に見合った革を入れられた気もしますが、

それ自体が古い基準なのかもしれません。

 

エキゾチックレザーが

さらに稀少になってしまった現在では、

使う方の都合でどうこうは言えません。

 

また、昔のように、

無駄な革部分がはっきりしていると

捨てざるを得なくなる部分が出ることも

問題です。これがまさにSDGsですね。

*そういう意味で

クィールのないオーストリッチ製品

お出ししました。

 

 

 

 

 

 

それが、今回のダークネイビーには

斑柄のないところもけっこうあって、

その部分がとてもきれいなのです。

 

以前ご紹介した

二つ折りの財布のオーダー例

ご覧になった方から、

斑柄のないところでお作りするバッグの

ご注文もいただいています。

 

デザイナーはそのようなご注文を

「斑柄のないところで作る製品は

どのようになるかしら?

オーダー例のお財布は、小さいから

オール斑柄なしの部分でパーツが取れたし

きれいにできたけど、

大きな斑柄なしの部分が

1枚の革にそうそうあるわけでなし…

あの財布よりもっと小さなものや

もっと大きなものはどうなるの?」

と疑問を持っていたようです。

 

実際に個々のクライアントにも

そのことをお話ししていますが、

ご注文者はそれを承知で

ご自分のお好みでご注文くださっています。

 

 

 

 

 

 

その結果…

 

斑柄なしの大小いくつかの製品を見ながら

デザイナーは

「私、古い考え方だったのね!」と

出来上がり品を見て、大いに笑っています。

「どれもすばらしい!」

 

本日お写真でご紹介している

一本ペンケースは細長いパーツですが、

とても存在感があります。

 

また全体に細かい柄ですが、

ひとつひとつの粒々が立体的なうえ

その粒が立っていることで、

不思議な美しさがあります。

他にこういう革は見当たりません。

 

 

 

 

 

 

お受け取りいただいたクライアントからの

ご感想を紹介します。

 

************

無事に品は届きまして、

素晴らしいペンケース、

そして象革の模様に感嘆いたしました。

匂いも貴店の革とはまた違いますね!

早速胸ポケットにいれて持ち歩いています。

ユニフォームの都合上、

屈むと胸ポケットの物が落ちやすいので、

安心して持ち歩くことができます。

************

 

ご感想をありがとうございます。

においのことまで表現していただけるとは

思ってもおりませんでした。

 

あのペンでしたら

ペンケースに入っていないと、心配ですね。

ゾウ革は最初は滑りの悪い革なので、

胸ポケットの中から落ちるにしても

落ちにくいかもしれません。

うまくお役に立てることを願っております。

 

お使いいただきますと、ゾウ革は

どんどん撫でていただくことで

つやつや、つるつるの表面に

変わっていきます。

当店オリジナル革と同じイメージです。

 

その変化もお楽しみいただけると

嬉しいです。

このたびもありがとうございました。

 

 

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