革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2025.02.4

「目から鱗」のボディバッグ 41112

先日のお財布に引き続いて

アッというオーダー品をご紹介します。

 

当店では、オーダー品が出来上がると、

さあ!とアトリエのみんなで見て

講評し合う時間を持っています。

 

オーダー品が

どんどんブラッシュアップするのには

そんな時間が必須。

 

そのおかげで、講評時にカッコいい~と

絶賛の嵐になるご注文品が

ここのところ増えている気がします。

 

こちらもそのひとつで、

惚れ惚れするくらいステキでした。

 

そのうえ

「このボディバッグは

使い勝手のうえでもまさかの仕様で、

たくさんの方にお薦めしたいわ。」

と、デザイナーは絶賛しています。

 

 

 

 

 

 

この方は現在使用中のボディバッグを

お持ちになって、

「サイズが良さそうだったので

買って持ってみましたが、

もう少し高さがあると良いんですよ。

でも、横幅や厚みはぴったり。」

 

ご注文をお受けした時には、

デザインはステキですが

ちょっと長すぎるんではないかしら、

というイメージを受けたリクエストでした。

 

それはこの方が

とても背が高い方だからでした。

いつもデザイナーが言うように

「身長や体格によって

その人が使いたい道具のサイズは

まったく変わります。」

ということです。

 

 

 

 

 

 

長いと思ったタテ寸法は、

この方にはぴったりで、お似合いです。

 

しかも使い勝手が秀逸なことは、

実際に扱っていただいたことで、

製作者たちも納得しました。

 

このボディバッグは下のお写真のように、

ファスナーでマチを開くことができます。

これがご依頼者のリクエストで

もっとも重要なポイントでした。

 

 

 

 

 

 

ファスナーを開くことで

手入れが良くなることはわかりましたが、

ボディバッグにそれをすることが

果たして良い事かどうかは

ご注文時にはわかりませんでした。

 

でもこれがとても重要だということは

伝わりましたので、

ここはクライアントの指示に

しっかり従ってお作りしています。

 

そのため、

ファスナー開きの長さも

決めていただいています。

 

 

 

 

 

 

上のお写真は、

ご依頼者が新しいボディバッグを

扱っているところ。

 

こちらを見ていただくことで、

マチ部分を開けることが

どれほど使いやすさに直結しているか、

お分かりいただけると思います。

 

これなら、底に落ちた小物まで

さしたる苦も無く拾うことができます。

 

 

 

  

 

 

 

そして、使いやすさ

持ちやすさのために、いろいろな工夫を

しています。

肩紐にはクッションをお入れしましたし、

リクエストに従って

身体に当たる面にはメッシュ素材を

使っています。

暑さを感じないようにするためです。

 

メッシュ素材がどれくらい功を奏するかは

使っていただいてから

新たにお尋ねしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

おもしろいのは、携帯ケース。

外側にお付けしたふたつのポケットの

下の方のポケットですが、

左右どちらからも出せるように

フタ式の開閉にしています。

 

こちらもご依頼者のリクエストですが、

この方は、見本を使って

どうしたらもっと使いやすくなるかを

とことん研究してらっしゃいました。

すばらしいことです。

 

 

 

 

 

 

正直、ご希望内容はどれも

現実にすることは大変でした。

想像以上であまりに大変なため、

納期が遅れたくらいです。

 

それでも、この笑顔!

嬉しそうに、すぐお持ちくださった

クライアントを目にしますと、

すべての苦労が吹っ飛びます。

 

このボディバッグはお薦め!

ほんとに使いやすいと思います。

すばらしい数々のリクエストを

ありがとうございました。

 

 

 

  

 

*細部まできっちりお作りしています。
ぜひ画面を大きくしてご覧ください。

 

 

関連記事

  • 梅雨時の白いバッグ

  • オーダーメイド小銭入れ

    クロス刻印のファスナー小銭入れ フルオーダーメイド

  • 8.7ミリ分のカードが入る、札ばさみ財布のダミー

    8.7ミリ分のカードが入る、札ばさみ財布のダミー

同様のアイテムを見る: