革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2025.04.7

お気に入りのトートバッグ 50203

「このバッグが気に入ってますが、

合皮なので、もっと丈夫で

品質の良いものにしたいと思います。」

はっきりしたご要望です。

 

見本はちょっと変わったデザインで、

くたくたになったところが気に入ってる

ということなので、

当店オリジナルレザーのルバルを

お薦めしました。

 

 

 

 

 

 

ルバルの革は、ある程度厚みがありますが、

芯のある、柔らかいふっくらした素材です。

使っていくとどんどんくたくたとして行って、

とても良い手触りになっていきます。

 

その、くたくたになり方がちょうど良い、

というか、

カッコよくなっていくのでお薦めしたい

すばらしい素材です。

外縫いの場合、端(コバ)処理も

磨きでできますから、

牛革としては消耗も少ないことも良い。

 

 

 

 

 

 

このバッグはパッと見

普通のトートバッグですが、

ちょっと変わった作り方をしています。

 

本体のパーツとしては2枚だけで、

まったく同じパーツの2枚ですから、

製作方法としては「超合理的」です。

 

 

 

 

 

 

 

見本バッグは

縫い方が布や合皮に向いた作り方で、

量産前提の製作に特化していますから、

これを上質な革で作ることは

まずしない、あるいはできないタイプの

製作方法になっています。

 

安価な牛革であれば

合皮と同じ性質ですから、

無理な製作ではありませんが。

 

そういう加工もできる

高品質素材であることが、

この「ルバル」の真骨頂です。

 

 

 

 

 

 

 

内側の内装は

ほぼ見本と同じにしています。

プラスしたのは、携帯電話用のポケット。

バッグがくたくたになった時のことを考えて、

鞄の上部、真ん中にお付けしています。

 

いろいろな面で

「珍しい作りのバッグだったね。」と

製作方が勉強になったオーダー品です。

このたびはありがとうございました。

お使いいただいて何かありましたら、

いつでもご相談ください。

 

 

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