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ゴールドクロコダイルの小銭入れ 50803

ゴールドクロコダイルの小銭入れ 50803

2025/10/02

 

以前お持ち込み革で作った

ゴールドクロコダイルの残り革

小銭入れをお作りしました。

 

これでお揃いの革の3点セットです。

お使いになる時、楽しそうです。

 

 

 

 

 

キャッシュレス推進になってから

お財布の売り上げが減った

市販品ブランドもあるようですが、

 

当店フルオーダーメイドとなりますと

個々人の使い方次第のお品なので、

複雑なお財布のご注文は

減っている感じがしません。

 

ここへ来て気づくのは

アプローチするアイテムの変化で、

小銭入れというアイテムをどうやって

カードや札も入れられるようにするか

という考え方が

増えたかもしれません。

 

 

 

 

 

今回はすでに使ってらっしゃる

小銭入れと同じ仕様で作りました。

 

頭の中で考えたお品も良いですが、

いざ使ってどう出るか

ということを考えますと、

 

フルオーダーメイドでは、

すでに使ったものの

気に入らない点を改造すれば

間違いなく、使い勝手も合った

ベター製品になります。

 

 

 

 

 

作る側としては

こうした箱型小銭入れですと、

内側のフタの方に

内ポケットを

付けることができますから、

鍵などを入れることができます。

お守りを入れる方も

いらっしゃることでしょう。

 

 

 

 

 

このようにきれいな色革については、

コバの色をどうするか

毎回毎回が悩ましい問題です。

 

どのオーダー品に対しても

何種類も試してから決めます。

 

今回の小銭入れを例にとりますと、

3種類の革を使っていますから、

このコバには

3種類の革が重なっています。

 

しかも、単にその3種類の革が

重なるだけでなく、

そのパーツが場所によって

2枚、3枚…とさらに合わさって

縫われているわけですから、

問題は複雑になります。

 

どの革も1枚1枚は薄いのですが、

3種の革質の違い(特徴)は

断面にもきっちり出ます。

これが大きな問題になる所以で、

違ったコバ処理を必要とする革が

集まった断面、に対して

どんな方法を採るか、悩む訳です。

 

 

 

 

 

処理の方法はいくつもありますが、

どれが良いかは

試さないことにはわかりません。

いくつ試しても、そのオーダー品を

ステキにしようと思うと、

さらに新しい方法を考えます。

 

今回はイエロー基調で

3種の革色を揃えられましたし、

革の鞣し方も同じタイプでしたから、

まだ悩みは少ない方でした。

 

ご注文者は、お受け取り時

パッとひと目ご覧になって

気に入ってくださったので、

安心しました。

こちらもありがとうございました。

 

 

 

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