2020.09.23
トリコロールカラーのボディバッグ 204
この楽しいボディバッグは、
男性クライアントからのご注文です。
トリコロールカラーがお好きとのことで、
どこにアクセントを入れるか
迷っておいででしたので、
いろいろなパーツ箇所をご案内して、
そこからお決めいただきました。
でも本体は落ち着いた感じにしたくて、
ネイビーを選ばれたわけです。
もし全体がネイビー一色だったら…
と想像しますと、
どうしてこの方が他のお色を、
好きなお色を混ぜたかを、
ご理解いただけることと思います。
上のお写真には写っていませんが、
向こう側のストラップの取り付け革の色は
ネイビーです!
一色だけのものと違って、
傍から見ている人も楽しませてくれる
バッグになりました。
本日はめずらしく
ご注文者の性別を明かしましたが、
これには訳があります。
このオーダー品は
ご注文者ご本人がおいでくださって
ご注文くださったものですが、
もし女性→男性へのプレゼントだとしたら、
こういった多色使いのお品は
あまり無いご注文だからです。
今日は女性の方へ、あるひとつの、
プレゼントオーダーに対する考え方を
ご紹介しようと思います。
もしも男性の方に、
それも、ご自分で洋服など
身の回り品を選ぶタイプの方に
プレゼントをお考えでしたら、
その方に成り代わって
(気持ちをトレースして)
お選びいただくことを
お試しいただきたいからです。
当店のクライアントの男女比は5:5ですが、
男性のご注文者には
個性ある好みの方が多いと感じます。
色使いやネームの入れ方、入れ位置など、
攻めたファッションをお楽しみになる方が
多くいらっしゃいます。
そういう方は、服装を拝見しますと、
ご自分で選んだものか
そうでないものかが一瞬にしてわかるくらい、
攻めの姿勢が出ています。
プレゼントの選び方には2種類あって、
ひとつは選ぶ人が好きなものをお贈りする、
もうひとつは、
相手の好きそうなものをお選びする、
のふたつですが、
後者はちょっとハードルが高そうと
思う方が多いようです。
でも、考え抜いたものでしたら、
ご注文者もその時間を楽しめますし、
どんな風に考えたのかを
ネタに、お話しすることも容易です。
迷うことはたくさんあるかもしれませんが、
当店にはご相談デザイナーがいます。
もちろん、相手の方をお連れいただくのも
けっこうです。
鞄をパッと開けて
真っ赤な裏地が出てくる、というような
仕掛けも、
その方の個性に合わせてご提案します。