革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.02.14

口金カバンのリュック、その後

先日お渡ししましたクライアントが

口金カバン式のリュックを

お持ちくださいました。

 

「今日は荷物が少ないのですが、

このカバンで来ました。

何の問題もなく使えます。」

嬉しいご感想を頂戴しました。

 

 

 

 

 

 

何の問題もなく使える、

という表現は、鞄として

最低限の内容に聞こえるかもしれませんが、

 

その方の目的を達していて、

どこにも存在しない

フルオーダーメイドの製品に対しては

最高のご感想です。

このひと言を伺うと、安心できます。

 

 

 

 

 

 

自然にまとまっている形状に

見えると思いますが、

シンプルな見た目とは逆に、内側には

リュックとして成立させるための

さまざまな仕掛けがしてあります。

 

そういう努力をした上での

「問題なく使えます。」は、

こちらのクライアントが

いかに自然に使えるか、ということに

他なりません。

お忙しい中お寄りくださり、

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

この方の身長からご想像いただきますと、

この口金鞄の大きさを

ご理解いただけると思いますが、

これをリュックとして成立させるには

かなりの検討が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

この方の欲しいバッグがなぜ口金鞄なのか、

とお尋ねすることから始まり、

リュックの形としてのご説明など、

根本から検討していただいています。

 

そういうお話をすると、

ご相談者によっては

「ああ、そういう考え方もありますね!」

と別のデザイン製品に変わることもあります。

 

この部分も含めることで

お作りする鞄の特徴も踏まえた

強み・弱みを知っていただくことができます。

 

そうした理解が、みなさまに

気持ちよく

長く使っていただけることに繋がると、

当店では考えています。

 

 

 

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