革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.10.7

クリアなお色、グリーンの太目ベルト 30805 

ベルトの大好きなクライアントは

今までもたくさんのベルトをお持ちで、

革がダメになったとしても

気に入ったバックルは取っておいでです。

 

「まさかこれを

もう一度使える時が来るとは…」

とお持ちくださったのが、このバックル。

 

 

 

 

 

 

ゴールド&シルバー、2色で作られた

個性的なバックルです。

この方は

太いベルトを装いのアクセントになさるので、

お手持ちのベルトには太い幅が多いです。

最低でも6センチの幅が欲しいそうです。

 

「どんな色の革にしようかしら?」

今回はデザイナーと相談しているうちに

二人して「このグリーン!」と

同時に叫んだ、

クリアなグリーンの革でお作りしました。

 

 

 

 

 

 

 

ヒップハングでお付けになるのですが、

ウエストの少し下から

腰骨あたりまでの調節が必要ですと、

ご希望通りにすると15センチほどの

長さ移動をするようにしなくてはなりません。

 

ベルトには通常、5個の穴を開けています。

2.5センチピッチx5つなので

10センチの長さ変更ができます。

ところが15センチとなりますと、

穴はいくらでも開けられますが、

一番細くする時に

余り部分の長さが長すぎてしまいます。

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、

調整を10センチ以内にしていただくよう

ベルトの長さに

折り合いをつけていただきます。

 

もちろん余った部分のベルトの長さが

気にならない、というのであれば

そのままの移動距離でお作りします。

 

 

 

 

 

 

最近のベルトは

バックルの根元をカットすることで

サイズ調整ができるようにしてあります。

 

単なる「パンツのベルト」であれば

それで充分なのかもしれませんが、

最近では

かつてブティックなどの店頭に置いてあった

個性的なデザインものや

きれいなお色のベルトなどは

とんと見なくなりました。

少し寂しい気がします。

 

 

 

 

 

 

作る側からして

効率良い作り方という意味では、

バックルを一般的な幅のサイズ展開にして

なるべく多くの本数を革から切り出し

使い手が自分のサイズに合わせてカットする、

という現在の方法になります。

 

でも、もっと見ていて楽しいベルトや

ステキなベルトを欲しいと思う方には、

この方のように

オーダーしていただくことをお勧めします。

このたびもありがとうございました。

 

 

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