革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.12.24

びしょびしょに濡れたミュージアムラインの二つ折り財布 311 

強烈な表題ですが、

このお財布をお持ちのクライアントが

「じつはお財布を

びしょびしょに濡らしてしまったんです!」

と、告白モードに入られました。

 

「ええええっ!」と驚くデザイナー。

バッグから取り出されるお財布に

その場の全員の目が釘付けになっています。

 

 

 

 

 

 

「でも、ここの革ってすごいですね。

陰干しで乾かそうとほおっておいて、

そのあと手で撫でて使っていたら

何となく戻っちゃいました。

もう全然わからないでしょう?」

 

たしかに傍目にはまったくわかりません。

びしょびしょとは?

一体どういった状況だったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

「あの台風の日がありましたよね。

あの日お財布をリュックに入れていて。

傘はさしていましたが、

とにかく全身びしょびしょ、

もちろんリュックの中まで

びしょびしょになって、中のものも

濡れてないものがないくらいでした。」

ああ、あの時ですね…

 

大変な時に帰途についたものです。

びしょびしょに濡れて帰って、

さぞ大変だったことでしょう。

 

「家に帰って一番落ち込んだのは、

このお財布が

びしょびしょだったことです。」

ところがこの方には、

(2代続けてのお客様なので)

力強いアドバイザーがいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

当店の革の特長を良くご存じの方なので、

「乾かして手で撫でていれば大丈夫!」

と、革の力を信じて

そのようにしてくださいました。

これはその結果です。

 

「アート文字が消えちゃうかな、

と悲しく思ったんですが、

それもなく、

ひと月ほど経った今では

あれはほんとにあったこと?

という感じです。」

 

「革のキズも

知らないうちに消えてしまうし、

ほんとにここの革ってすごいですよね。

わかっていても驚いちゃいます。」

 

なんと嬉しいご感想でしょう。

いつもみなさまでご愛用頂いて、

ありがとうございます。

どうぞみなさまで良いお年をお迎えください。

 

 

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