革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2024.02.4

10年経過のベルトは… 31204 

久しぶりの隣人クライアントが

ご来店くださいました。

ベルトをお作りした方です。

 

「貴店で作っていただいたベルトが

ほんとに気持ち良くって

いつも使っていたんだけども、

最近犬を飼い始めたら

その犬にかまれてしまって…」

 

と、ベルトをお持ちになり、

新しいベルトをご注文くださいました。

 

 

 

 

 

 

そのワンちゃんは

あろうことか一番目立つ先っぽを

ガジガジと咬んでいました。

笑ってはいけませんが、

その一生懸命な光景を思い浮かべますと、

笑みがこぼれます。

 

「前とまったく同じサイズ、

作り方でいいですよ。

とても良かったんだ。

馴染んでいて、気持良くできた。」

 

 

 

 

 

 

ベルトのバックルは

大昔のハイブランドのもので、

ブランド刻印が小さく入ったものです。

こういうステキなブランド品は

今ではなかなか入手できません。

 

 

 

 

 

 

ベルト本体のことになりますと、

さすがハイブランドの昔のお品は

とても作りがよく、

今のモノには見られないテクニックが

使われています。

 

10年ほど前にお作りしているのですが、

いったいどうやって作ったのやら…

というほどテクニカルなことをしています。

 

 

 

 

 

 

このテクニックを使う理由はたったひとつ。

美しく仕上がるからです。

 

あらためてお作りして、

当店の目指すところと同じ気持ちから

この作り方をしたのだと思うと、

昔のブランドの気概を感じます。

 

当店はコンパクト規模にまとめて、

そういう昔気質のブランドの気持ちを

製作物で表現していきたいと思います。

 

 

関連記事

  • 定番「ディクソン」トートバッグとお揃いのお色のブックカバー

  • 革になる前の牛と原皮の話:㈱栃木レザーにて

    革になる前の牛と原皮の話:㈱栃木レザーにて

  • ふたつのバッグが重なるショルダーバッグ

同様のアイテムを見る: