実際のオーダー例
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車のキーケース 202N
2022/04/12
「車のキーを入れられる
キーケースが欲しいのですが。」
遠方の方から、メールでのご依頼です。
車のキーは、四角い形もさまざまですが、
大きさが違うだけでなく、
ホルダーに吊るせるリングを付ける場所も
それぞれ違います。
ということは、
「気持ちよく入るケースを」という
ご依頼をいただきますと、
一つひとつ、すべて
サイズを変えてお作りすることになります。
簡単そうな出来上がりに見えますが、
このアイテムの寸法出しは、
現物がないとかなり困難です。
今回は、いくつかの方法で
いろいろな寸法をお知らせ頂き、
それに沿ってキーのダミーを作って
最終的なサイズを決めました。
宅配便での納品なので
サイズが心配でしたが、
見事に気持ちよく収まったようで
ご感想をいただきました。
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昨日商品の方無事に到着致しました。
実際キーケースに
自動車のキー等入れてみましたが
丁度良いサイズで
難なく使う事が出来そうです。
この度は商品を手配して頂き
ありがとうございました。
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ていねいにお知らせ頂き、ありがとうございます。
後ろ面のキーリングは、
現在お使いの
キーケースについているこのリングが
使いやすい、ということで踏襲しました。
これについては
お写真を送っていただき、対応しています。
ご相談では、
思ったことは何でもお話しください。
遠く離れていても
きちんとしたやり取りができれば、
気持ち良く使える革製品を
お届けすることができます。
お試しください。
30年来お付き合いいただいているクライアントのバッグと財布
2022/04/10
つい先日、あるクライアントが
「私の書いた本が出ました。
一生を通じての
ライフスタイルの内容で、
オーソドキシーさんをご紹介しています。」
と、本をくださいました。
ありがとうございます!
しばしば当オーダー例にも
ご出場いただいている方ですが、
もう30年ほど前
IBM社のThink Pad230をご縁に、
長いこと
お付き合いいただいております。
ビジネスバッグは
30年の間に、6個を
目的別、荷物量別にご注文くださり、
鞄の自重の関係から、いま現在は
お写真にある3個を使ってくださっています。
思えば、この方の変化する年代と
社会的なお立場に合わせて、
ビジネスバッグの在り方を考えていった
気がします。
いつもお題をいただき、
「あとはお任せします。」
というご注文でしたから、
それはそれは責任重大です。
もちろんその間、何しろ30年ですから
自分たちの加齢も経験しながらです。
この方を通して、リアルに「人の生活の変化」を
長いスパンで捉えることができました。
こう考えますと、
すばらしい経験をいただいたものです。
もちろん、バッグにお入れになる小物も、
すべて当店製品で揃えてくださっています。
長財布、小銭入れ&キーホルダー、
名刺入れ、スマホケース、などなどです。
一度、これ、と決めれば
長い期間それについて考えなくても良くなる、
ということも
生活をシンプルにしてくれる要素と思います。
鞄については、一番最初と二番目は、
当時Think Pad販売の
総指揮をお取りの方でしたから、
そのプレスリリースでお持ちいただくものを
ご注文いただいています。
どちらも思い出深い鞄です。
お見せするお写真がないのが残念です。
最初のその二つは、
なるべく軽く作ろうとしていた
当店の最初の方針に従っていましたが、
当時はまだ今ほど軽量化する製作方法が
確立されていなかったので、
多少重めのアプローチとなりました。
それには当時の
ビジネスバッグというカテゴリーの持つ
デザイン性が関わっていました。
思えば、ビジネスバッグに対する感覚は
この30年で驚くほど変わっています。
ですからクライアントの年齢が増し、
「もう少し軽いと良いですねえ。」
というリクエストをいただき、
それが元となり、
もっと軽く、軽く、と、さらに
深く考えていくようになりました。
その早い段階で
デザイナーも腰痛を患い、自分がもう既に
重いバッグは
持ちたくなくなっていましたから、
より真剣に取り組んだ次第です。
「自分が持ちたくないものは
人に薦められないでしょう?」
というのがデザイナーの口癖です。
お写真に写っている3個のバッグは
相当軽いですが、
容量はかなり多く取れます。
これらがこの方のご希望にお応えした
30年の集大成となりました。
最近では、同じクライアントから
これからの年代を活動的に生きるために
黒のバッグをリュックにできるよう、
加工するリクエスト頂きました。
*こちらは作業が終わりましたら、
後ほどご紹介させていただきます。
この方は最初の注文を出してくださった時から
ずっと、サステナブル指向をお持ちですが、
ビジネスのからみで
荷物量の多いバッグ、少ないバッグを
つねに使い分けていらっしゃいました。
いまは
それを統合する時になったのかもしれません。
荷物量に合わせて
長い期間、ふたつの鞄を使い回しているお姿は、
身体を楽にして自分が活動的であるための
重要なライフスタイルの一部と映ります。
そしてそれは
当店が目指してきた目的と同じ方向性です。
不思議なことに今まで、この方と
そのようなお話をしたことはありませんから、
誠にありがたいご理解の体現です。
ビジネスだけを考えますと、
この方のように
2つのバッグをお持ちいただけば、
ほとんどのTPOと荷物量を
カバーしてくれます。
まさにそれを地で行っていらっしゃいます。
お書きになった本の中で、当店が
掲載されたページのお写真をアップしました。
この本は、ライフスタイルの本だと
おっしゃいましたが、
何より興味深く拝読できる部分は、
IBM社のThink Pad総指揮者として
当時を振り返ったリアルな仕事の仕方です。
この方独自のアイデアで
道を切り開いてきたことがわかります。
IBM社のパームパッド隆盛の時代まで
ケースやら何やらでお世話になり、
ずっと並走しているつもりでしたが、
さすがに初めて伺うビジネスの内情です。
もしかすると、むしろビジネス本として
価値ある読み物とお見受けしました。
ある程度の年齢になって(リタイアしてから)
確固たる自分の生活スタイルや
ライフワークが出来上がっていくことは、
やはり人それぞれのそれまでの生き方の
積み重ねの結果なのだと思います。
大事なのは、「今、この一瞬」を
大切に感じて、生きることでしょうか。
ご興味ありましたら、お読みください。
とくに意味のあるわけではない
「してはいけないこと」に縛られるのでなく、
新しい発想にどんどんチャレンジしてみたくなる
のではないかと思います。
喜寿のお祝い、マスタードイエローのセカンドバッグ 202
2022/04/09
「父の喜寿のお祝いに、
今使っていることに不満があるという
セカンドバッグを作ってあげたいですが。」
ご夫妻で揃って
ご相談においでくださったクライアント。
「セカンドバッグ」という言葉が
懐かしいイメージを想起させます。
このアイテムは、
年代によって呼び名が変わります。
この方のお父様の使っていた時代は
「セカンドバッグ」が優勢でしたが、
最近では「クラッチバッグ」の呼び名が
優勢になってきました。
そしてこのデザインは、
いまでは珍しいと思います。
ある程度の年齢以上の方で
このタイプをご愛用の方には
なぜいま、これが売られてないのか?
という疑問が生まれますが、
お若い方の中には
これを見たことのない方が多いと思います。
デザイナーはその状況を存じておりますから、
ご相談はとんとん拍子に進んでいきます。
持ち手がたためて、
その付け根が金具になっていて…
お色に関しては
その場でスマホでお送りいただいて、
電話でやりとりしていただきました。
便利な世の中になったものです。
それにしても
ご夫妻ともにお父様とは仲良く、
お互いをよく知っている感じです。
すばらしい関係です。
お父様がお選びになったお色は
マスタードイエロー。
お二人はこれには驚かれていました。
互いをよく知る仲であっても
ここまで話すことはなかなかないでしょう。
お父様が昔持っていたものがそういうお色で、
それがとても良かったから
もう一度持ちたい、と
思っていらしたことがわかりました。
身内のこういう発見は
こういう場面でないと
なかなかありません。
お写真ではこのマスタードイエローが
どうしてもレモンイエローのような
明るい色に写ってしまうのですが、
実際にはもっと落ち着いた黄色です。
こちらもエルメス社で使われている革で、
黄色と黄土色がうまく混じっている
落ち着いたマスタードの色です。
納期ぎりぎりのご注文でしたから、
郷里のお父様まで
お誕生日のご指定でお届けしました。
今頃はきっと
懐かしい感じとともに
新しく、うつくしい鞄を見てくださっているでしょう。
人生の節目に、大切なプレゼント品として
当店オーダーメイドにご注目くださったことに、
心からの感謝を申し上げます。
超大作!ライカM10Rノクティルクスのカメラバッグ 111
2022/04/07
カメラバッグのお引き合いは
たまにいただきますが、
市場にはナイロンや生地製などの
よくできたカメラバッグがあるので、
革製で、一点だけお作りするご注文は
めったに入りません。
本日ご紹介するのは、珍しい例です。
とてもうつくしく、機能も充実して
お作りできましたので、ご覧ください。
今回使用した革は
エルメス社で使っている革です。
アウトドアで多少の雨がかかっても
パッパッと払っていただけば
あまりダメージがないことからお薦めしました。
ライカの赤を一部に使いたいという
ご要望をいただきましたが、
最終的には裏地を全部
表に使うタイプの赤にすることになりました。
革の種類は同じなので、
完璧に合っている質感です。
私どもは、カメラバッグの仕様と、
それに要求される機能性に関しては
経験が浅いので、
ご依頼者に細かい点まで聞き取りをしました。
カメラバッグにはどんな要素が必要か、
それを理解してからお作りしていますが、
今回のクライアントは、
「オーダーする前に
自分にどんなカメラバッグが合うのかを
確かめたかったので、
これ!と思うものを購入して
まず使ってみました。
これならいいと感じたので、
マイナーチェンジしてオーダーしようと
思います。」
手の込んだ高価なものほど
こうした、事前の合う/合わないを
実際にお試しいただくことは、
無駄なく、気持良く
オーダーをかけられるコツのひとつです。
また、カメラバッグのように
特殊な用途の鞄であれば、
実際的な使用感を確かめてくださっていれば
完璧な対応ができます。
クッション性はオリジナルと同じで良いか?
他に足りない部分はないか?
それをすべて反映させてお作りしています。
下のお写真のバッグの内側、
左右に出っ張っているポケットは
拭き布を入れるためのものです。
丸い穴が開いているのは
ご依頼者からのご希望で
湿気を溜めないためのもの。
全部革で作った場合
中の湿気がどうなるか、という話もありましたが、
革でお作りすることが
今回のご希望の一番でしたから、
まずは考えられるだけのことを
やってみよう、となりました。
クッションも見本と同じようにして
内側もきれいにできました。
これをずっと製作していた技術者が、
「この革はほんとに扱いが大変です。
だからこれを裏地として使うなんて、
ちょっと考えられないくらい。」
こういう製品が市場にないのには、
このような理由があるのですね。
今回もうひとつ念頭に置いたのは、
「修理を前提とした作り方」です。
どこにトラブルが来やすいかあぶり出し、
そこを直す時に
どのように作っておけば修理がしやすいか、
を考えています。
たいていいつも、そのことを考えながら
一つひとつお作りしていますから、
それについては容易に方針が決まりました。
このたびはすばらしい鞄を作ることができ、
途中ため息が出る場面もありましたが、
山は高ければ高いほど楽しい、
と実感できました。
このたびは、ありがとうございました。
定番マイティトートの変形バッグ 112
2022/04/05
「ネットでこの形を見て気に入りました。
私の使い勝手に合うとも思います。」
とご来店くださったクライアント。
現在は合皮のバッグをお使いですが、
やはり革製が、ということで
ご相談くださいました。
お荷物を拝見しましたら、
とにかく重く、驚きました。
これではなかなかバッグ選びも大変と思います。
ご相談当日は
すべてのお荷物をお持ちいただき、
店頭にある見本にお入れいただいて
サイズ感を確認していただきます。
それによって、大きさも多少変えました。
当店のバッグはかなり軽量ですから、
これほど重い
(今までで一番くらい)お荷物になると、
後々ひどい型崩れになる可能性もあります。
そこで
ご依頼者のご希望とも合致したこともあり、
バッグの重さをなるべく変えずに
型崩れがしないような工夫を、
目に見えない形ですることにしました。
外からの見た目に何も変わりませんが、
この工夫は、
長くお使いいただければわかる
ボディブローのような加工の仕方です。
当店では、
なるべく軽量にするために
荷物の重さに合わせた調整もしています。
そのうえで、このクライアントは
このデザインを気に入ってくださったので、
なるべく良さを生かせるような
バッグに仕上げたいと思いました。
これくらいの大きさのバッグであれば、
底面に鋲を付けるのは
スタンダードな考え方です。
定番では、底面の大きさや
バッグ全体の大きさによって
底鋲を付けるかどうかを決めていますが、
たとえパターンオーダーであっても、
当店では
ご注文者の好みに合わせて
細かく変えることができます。
お受け取りの際、
とても喜んでいただけました。
きっと今頃はお役に立っていると思います。
ご注文ありがとうございました。
当店のフルオーダーメイドであれば、
お持ちになる方の身体の一部になるような
革製品が生まれます。
こんな風にみなさまにお役に立てることが、
このお店のオーダーメイドの目的です。






























