実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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トスカーナレザーの繊細なシステム手帳
2022/03/24
イタリア、トスカーナ地方で作られた
フランスブルーカラーの
革のシステム手帳をご紹介します。
表も裏も、すべてがブルーの
目を見張るほどきれいなシステム手帳です。
今回は
現在使っているシステム手帳を元に、
改良を加えてのご注文。
たいていの場合、留めベルトに
特別な好みをリクエストされることは
少ないですが、今回は
現品ベルトの細さとしっかりさが
気に入っているとのことで、
その部分は現品に準じてお作りしています。
ペン用のベルトもやはり
現品と同じように、
ペンの太さに合わせて変えられるよう
変則的な作りをしています。
このあたりは
実際に使ってみての感覚を
おっしゃってくれていますから、
まさに「気持ち良い使い勝手」に
直結している内容。
内装も少し変えていますが、
大きい変更部分は、上のお写真にある
キャメル色のオプション、
インデックスシートです。
システム手帳を使っていると、
自分にはこの手のオプションが必要と
お判りになったとのこと。
このシートは、片面がフランスブルー、
片面がキャメルになっています。
フランスブルーは型押しなので、
下敷きとして気持ちよく使えるように、
片面はパリッとした質感の
表面がつるつるの革をお勧めしました。
当店特製牛革のスムーズ革であれば、
字を書く時の感触が、最高になるからです。
このシステム手帳、うつくしいだけでなく、
かなり軽量です。
「この軽さならずっと持てますね。」
当初から長く使ってくださるお気持ちで
ご注文くださったクライアント。
ありがとうございます。
薄くてシンプルな定番、長財布 112
2022/03/22
当店の、古くからの大学教授のクライアントから
ご紹介いただいた教え子のクライアントには
当時卒業したばかりの頃から
長くお付き合いしていただいております。
もちろん革が好きなことでご縁ができたのですが、
卒業したばかりでお持ちくださったお財布を気に入り
さらに鞄もご注文いただき、と今日に至っております。
ありがたいことです。
10年以上のお時間が経っている今回
ご注文いただいたのは、定番長財布の変形。
昔は二つ折り財布をお持ちいただきましたが、
そろそろ長財布に移行なさることになりました。
長くお付き合いをさせていただいておりますと、
どうかするとまだ顔に幼さの残る青年だったのが、
頼りがいがあり、良い仕事をなさっていることが伺える
立派な青年になったお顔に折々再会することが出来て、
感慨深いものがあります。
若い方でも、ある程度の熟年の方であっても
その成長を目の当たりにすることは
滅多に出来ない素晴らしい経験です。
そのような方々にお会いできる仕事をしておりますと、
他の仕事に就くことなど想像できないくらいです。
ありがとうございます。
このように
店頭でずっとみなさまとお会いしてますと、
人の生活が
年を経ることでどのように変化していくかも、
客観的に知ることが出来ます。
デザイナーは年を重ねるごとに
「ああ、ここまでの年齢の道のりは
何となくわかりました。」と言っています。
たとえば、
何歳くらいで徹夜ができなくなるか、から始まって
対社会でのそれぞれの年齢での役割(マナー)、
身体の大きな変化は、
どのあたりの年齢でどんなことで起こるか、
それによって何がどうストレスに変わるか、など。
デザイナーは自分自身を観察しながら、
自省もあり、おもに健康を踏まえて
オーソドキシーのすべての製品を発信しています。
「私はずっと、すばらしいお客様方以外に
ビジネス的には
タテのつながりもヨコのつながりもなく、
後ろ盾もなく、自己流でお店を続けてましたから、
技術を追求することでいっぱいいっぱいで、
社会的な常識もなくここまで来てしまいました。
そういうところはやはり本来は技術者ですね。
ですから、オーダー品を作ること以外、
あとからこのお客様の節目には
このようにお祝いをすべきだった、などと
反省することばかり思い出します。
きっと今でもそういう意味では
みなさまに驚かれることがあると思います。
でも、ひとつだけ、最初から
絶対に護り続けていることがあります。
それは
”どの案件にも全力で、最上を追求すること”です。
命かけて作る、と言っているのはそういうことです。」
たしかに製作現場では
細かいやり直しや足踏みが少なくありません。
あるパーツでのたった1ミリ、1gのことが、
結果を大きく左右するからです。
革製品の軽さについては、すでに
25年以上前から追求しています。
この店の製作方法は常にブラッシュアップしつづけ、
さまざまな成功や失敗をもとにして
現在の制作方法に、だいたい落ち着きました。
「だいたい」と書いたのは、
たとえ製作物が前と同じものであっても、
みなさまがお選びになる革が変わることで
素材の特徴が大きく変わり、
場合によっては同じ革であっても
ロットによって性質ががらりと変わりますから、
それぞれに合わせて
製作方法も変えなくてはならなくなるからです。
定まらない要素の多い素材を使った
一点ものの製作に、
どれほど頭脳と技術を駆使する必要があるか、
他に比較できる
ものづくりの仕事を思いつかないくらいです。
革製品であっても、量産で、ひとつの安定した素材、
ひとつの製作方法で作ることがいかに簡単で、
私どもにはうらやましく感じることか。
折々にお目にかかるクライアントのみなさまの
成長した姿に遭遇するたび、
つねに全力を尽くして生きている同胞に
お会いしているような気がします。
そのようなみなさまから
日常のストレスを取り除くだけでなく、
当店のお品をお持ちいただく時、
襟を正し、誇っていただける製作物を作るには
それ相当の技術と、
チームで考える思考準備、
何よりも、これを一流品にする、という気持ちが
必要です。
当店のフルオーダーメイドは、
まごうかたなきブランド品。
オーソドキシーブランドは、
オーダーする人ひとりひとりとのオリジナルです。
このブランド名は
みなさまとのコラボレーションブランド
とも言うべきもので、
お互いの協力で成り立っています。
皆様から当店へのご依頼には、
大きな化学変化を起こすことができます。
身の回り品を入れるためのショルダーバッグ 112N
2022/03/18
最近いただくご注文品で、
「だいたいこんな感じで作ってください。」
という、割とアバウトな内容のものが
しばしばありますが、
今回ははっきりしたビジョンのあるご注文で
明確なご指定があるうえで、
同じようなお言葉をいただきました。
ご説明に使われたのは、
現在クライアントが使っている布バッグ。
ご不満な点を列挙してご説明くださったので、
かなりはっきりした指示内容です。
こうした注文の出し方は、
出す方、受ける方、どちらにとっても
もっとも短時間で済む注文方法です。
せっかくフルオーダーで作ったお品でも、
使ったことのない新しい形であれば、
それがご注文者の使い勝手に
合っているかどうかまでは
使い始めるまでわかりませんから、
合理的でもあります。
見本と違うのは
外に付け足すポケットがあることで、
それによって全体の大きさを
変更しなくてはならなくなったことです。
予定しているものが入っても、
無用に大きくしたくはありませんから、
それ念頭に置いて
現場では
作りながらサイズを決めていきます。
外側にも内側にも
ポケットが沢山ついていますから、
内・外に入るモノの大きさが
このバッグの大きさを自然に決めていきます。
入れるもののレイアウトも考えながら
その作業を行いますから、
なかなか複雑な経過を辿ります。
本体はひとつの部屋に見えると思いますが、
外にファスナー2本をお付けして
中はふた部屋にしています。
作りも凝っていますから、
これを使える鞄として成立させ、
フルオーダーメイドでお作りできる人は
そうそういません。
変わったアプローチの鞄ばかり
ご注文いただくような気もしますが、
日ごろ、みなさまのストレスを失くすことを
お手伝いしておりますと、
なるほどこういう使い方や
持ち物の人がいるのかと、
どんなに変わった内容をご指定いただいても、
何でもあり、の感覚になってきます。
こちらは外国の方からのご注文品です。
日本と海外を行き来しながら
このバッグをお使いになるそうですが、
今頃はきっと
うまくお役に立っていることと思います。
このたびのご注文、ありがとうございました。
きれいなイエローのXperiaケース 201N
2022/03/15
「新しいスマホに買い替えるので、
前回と同じスマホケースを
作っていただけませんか?」
ありがたいご依頼です。
「このケース無しで持っていると
落してしまいそうで…」
前回お作りしたのは
持っているだけで気分がウキウキする
きれいなお色でした。
そこで今回は、色落ちしない、
きれいなイエローもお見せしたところ
気に入ってくださいまして、
このように弾む気持ちを掻き立ててくれる
スマホケースとなりました。
糸の色やファスナーの色は
お任せいただきましたので、
クライアントのお顔や好みを思い浮かべながら
選んでいきます。
親しいクライアントであればあるほど、
これがなんとも楽しい作業です。
お気持ちに沿っても良いですし、
いい意味で
ちょっと裏切るのも楽しみのひとつ…
お任せいただいた特別なアプローチは、
今回は裏地にも及んでいます。
これは、その時
そのアイテムに合った革質のお色があれば、
という場合だけなので、かなり特別です。
それがうまくハマって
クライアントに喜んでいただけると、
お作りした私どもの方でも
それはもう史上の喜びとなります。
前回ストラップをお作りしていますから
今回はストラップ無しですが、
ストラップを取り付けられる穴を
付けていますから
同じように使うことができます。
使いまわせるものを
寿命が来るまで使っていただけるのは、
すばらしいことです。
お送りしましたら、嬉しいご感想を頂戴しました。
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とっても可愛く作っていただき
ありがとうございます^_^!
表の色はもちろん、
裏地は藤色?ですか?
この色もとてもかわいいですね‥!
娘にも可愛いと大好評、
赤ちゃんは早速ケースを奪って逃げ回ってます(笑)
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明るいお色が
温かなご家庭を映しているさまは、
思い描くだけで、笑みが浮かびます。
こちらの赤ちゃんは革が大好きで
ずんずん近寄って行く、と伺いました。
いつもありがとうございます。
とにかく毎日使う、ハードユースのボディバッグの歴史
2022/03/13クライアントから2代目のウエストポーチを
ご注文いただいたのは、2017年。
以下のようなバッグでした。
この方に初代をお作りしたのは2009年です。
初代は下のお写真のように
本体を縫い合わせて、厚みを取ることもなく、
本体自身は二枚の革を縫い合わせただけの
シンプルな作りです。
この時にはベルトも一緒にお作りしています。
この時使った使用感から
2代目の仕様を変えることになりました。
そのため
ベルトはクライアントにご用意いただき、
縦横のサイズを変えずに
容量をもっと増やすことにしています。
この初代は2014年に大きな修理をし
それから3年ほど保って、
2代目オーダー品は2017年に出来上がりました。
そして今年、2022年の年初に
以下の修理を承っております。
このように中身を抜いたお写真ですと、
どれだけ革が伸びてくれたかが
わかるかと存じます。
このバッグに
容量以上にモノを入れられるのは、
ウエストに吊るして使うバッグですから
なるべくコンパクトにまとめたい、
というご希望にお応えして、
革が伸びることを見越して
サイズを決めているからです。
ですから、裏地も一緒に伸びてくれるよう
裏地も革にしています。
なるべく小さい入れ物を、という場合に
革製品をお選びいただくのは、
伸びてくれる、という
素材の性質がありますから、
もっとも適しているかもしれません。
いろいろな手を使って容量を決めていきますが、
こちらのクライアントには、
最初に毎日お使いになる見本バッグが
ありましたので、それを元にしました。
これは非常にありがたいアプローチです。
フルオーダーメイドでバッグを作る場合、
きちんと使えるバッグに仕上げようと思うと、
形状と容量は、
もっとも難しい問題かもしれません。
余分に大きくしてもいい、
というクライアントはほとんどいませんから。
そんな道のりを経て
今回は修理を施したのですが、
「このバッグがないと生活できませんから、
まだこれが大丈夫なうちに
3代目を注文します。」とおっしゃって
今は3代目を製作しています。
このように役立てるとは、ありがたいことです。
今回は、以前よりたくさんのモノが
入っておりましたように感じました。
ですから、大きさをなるべく大きくせず
形状も変えないように、
容量拡大のご相談をしています。
ふたつの選択肢からお選びいただいた
形は、さて、どうなったでしょう?
出来上がりましたらこちらで
ご紹介させていただきます。
どうぞお楽しみに!






























