実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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懐かしのショルダーバッグ 203
2020/12/02クライアントが
ご説明くださった形をスケッチで描くと、
「そうです、そうです、
こんな形が良いのですが、
探してもなかなかないんですよ。」
だいぶお探しになったご様子です。
「昔はよくあったシンプルな形のバッグ」は
ほとんど見かけることがなくなりました。
ここしばらくの間
トートバッグの類型ばかりが
デザイン的に進化を遂げた結果、
ファスナーできちんと閉められる鞄は
減ってきたように思われます。
そして、「デザインすること」が主流になり、
製作者側は
どうやって目新しくおしゃれに見せるか、
にもっとも気を使っている気がします。
ずっと製作方をしていると、
時代に合った
新しいタイプを作りたくなる気持ちは
とても良くわかりますが。
そういうことになると、
昔ながらのシンプルで使いやすい形に
陽が当たらなくなって、
市場にはどんどん同じような傾向のバッグが
並ぶようになります。
それはある面で良いことですが、
古いタイプを
完全に忘れ去ってしまうことは、
道具としての鞄にとって
良いことではありません。
「温故知新」この言葉は、
40年という長い歳月
ずっとバッグを作り続けていますと、
時に頭に浮かびます。
「そういえば昔はこういう鞄があった」
ということを思い出させてくださる
ご注文を、度々いただきます。
本日のバッグもそのひとつで
懐かしいタイプです。
でも、懐かしいタイプではあっても
昔のものと製作仕様を変えて
使いやすくしていますし、
何よりも、「軽く」仕上げています。
お渡しの時、クライアントが
「あっ、すごく軽いですね。」と
喜んでくださいました。
もちろん太めをリクエストいただいた
肩紐もすぐに馴染んでいます。
「鞄のスタンダード」をまたひとつ
思い出させていただきました。
ありがとうございました。
ひどく傷ついた5年もの二つ折り財布 210
2020/11/295年ぶりにご来店くださった
遠方からのクライアント。
「鞄はよく使っていて、
ほんとに役立っています。
とても気に入ってます。」
と嬉しいお言葉。
その日新たにご注文くださったのは、
新しい二つ折り財布でした。
「じつは少し前に交通事故に遭って…
幸い身体は大丈夫でしたが、
車が廃車になるほどの事故でした。
その中で御社の財布に
ひどい傷が付いてしまったんです。」
「財布はたまたま
ダッシュボードに入れてましたが、
そこもぐちゃぐちゃになっていました。
でも財布を入れてあることをい思い出したので、
なんとか持ち出したんです。
そしたらひどい傷が付いていて、
もう使えないかなと思っていたんですが。
「しばらくはこちらに来られなかったので
そのまま使っていました。そしたら
すごいですねえ、傷が治ってきた。
作り直すのもどうしようかと思ったんですが、
そろそろいいかな、と来店しました。」
ありがとうございます。
もらい事故なんて避けられない事故に遭って
ともかく、ご無事で良かった!
財布の革の方はかなりのテリが出ていて、
とてもいい状態でした。
確かに大きなキズが付いたことは
わかりますが、
それももう、昔の話さ、という感じに
戻っています。
これが当店特製牛革の力。
傷ついた後も
毎日使ってくださったとのことで、
その愛情がしっかり伝わっています。
今回最初に拝見した時には
傷はそれほど酷くない印象でしたが、
傷ついた経緯を聞いて真っ青になりました。
車は、たまたまその日、その方は
高級車ブランドのジープに乗ってらしたので
ご自身はほとんど無傷でしたが、
車は廃車になったとのことです。
他の車だったら
無事では済まなかったくらいの事故だった
とのことです。
その方がその日選んだ車がたまたま
一番丈夫な車だった、というのは
確かに幸運ですが、
そういう車を選んでいたことで
助かる命があるのだと、知りました。
車に乗らない人にはわからない視点です。
値段には意味があります。
それがどんな意味か、モノによって
選ぶ基準をしっかりと持ちたいものだと
思います。
リザードレッドのシステム手帳 912
2020/11/24遠方のクライアントからご依頼をいただきました。
「赤いリザードでシステム手帳を作りたいです。」
少し前のオーダー品なので、
今頃はきっとお役に立っているのではないかと
想像しております。
まだこの頃はきれいなリザードが
うまく入手できる時でしたので、
とても美しい出来栄えです。
バイブルサイズになりますと
リザードの一枚革でお作りするのは
難しいサイズなので、3枚接ぎにしています。
また、軽さを重視、ということで
重量にはかなり気を使っています。
外側とのコントラストから、
内側の革にはタシの
ベージュをリクエストいただきました。
リザードの赤とベージュの組み合わせは
ほんとにきれいです。
ご注文者のセンスが伺われます。
この方とは何通ものメールをやり取りし、
現在何をどのように使っていて
それに対して何をどう感じているかを
詳細にお書きいただきました。
その結果たどり着いた内装が
この、超シンプルな内装です。
しかしこのシンプルな内装だからこそ、
選んだ素材のベージュも引き立ちます。
上質な素材であればこそ、
小さいパーツをコマコマと使わず
大きめのパーツにすることで、
その上質さがより強調されていることを
ぜひご覧ください。
そしてそれは、外側素材のリザードの赤を
さらに映えさせてくれて、
見ている人の気持をアップしてくれます。
出来上がって見ると、
なぜこのクライアントが
この素材をご指定くださったのか、
とても良く理解できました。
この度は、ありがとうございました。
iPhone11 用ケース「カード&スマホケース」 206
2020/11/22凝った iPhone11ケースを
ご紹介します。
最近では
携帯電話と身の回り品を持って
身軽にお出かけする人が
だんだんと増えているようです。
こんな風に手を通すベルトがあれば、
忘れることもありませんし、
電話の時でも安定して持つことが出来ます。
クライアントのご要望から
新しい形が生まれます。
裏面には交通カード系も入りますから、
まさに「これひとつでお出かけ」という
究極の「手ぶらお出かけ」にふさわしい
スマホケース。
そしてこちらのファスナー部分には、
さて何をお入れになるのでしょう?
スマホケースの側が
ベルトループタイプになっているのは、
ホールド力を高めるためです。
片側がファスナーケースになっているため、
小さいマグネットでは心配
ということで留めを変えています。
ファスナーの中に入っているものは
下のお写真にある通り、
カード入れです。
枚数が入るよう
少しゆったり目に取っていますから、
使い勝手も良いと思います。
こうして一つにまとめることで、
お財布としての機能と
スマホケースの機能とを
パッと持つことが出来ます。
オーガナイザーとも呼べるタイプの
すばらしい案です。
ちょっとだけ考え方を変えることで
こんなアプローチもあります。
発想の転換をお教えいただき、
ありがとうございました。
自分仕様のトートバッグ 203
2020/11/19当店特製牛革の育ち方がお好きで、
たくさんの小物や
複数の、毎日使うバッグを
ご注文くださってきたクライアント。
毎日使うものはほとんど
当店製品、という方です。
ほんとにありがとうございます、
当店製品の品質と
育てる愉しさとを
深く知ってくださって嬉しいです。
その方が今回ご注文くださったのは、
柔らかくて軽い、ルバル革を使った
触り心地の良いトートバッグです。
横幅30センチ、底芯も鋲もあり、
底の厚みも12センチありますが、512g。
タシのトートバッグは
以前にもお作りしています。
「毎日使うとなると
やっぱりトートバッグになります。
それにここの革は
育ってくれて気持ちいいので、
持つのが嬉しくて。
いつも撫でています。
今度は柔らかい革を
育ててみたいと思います。」
と、今回のご注文となりました。
「最近では荷物量が変わってきたので、
それに合わせた大きさにしたくて。
それと、使っている時、
中身の収まりが良いように、
決まったモノは
定位置に収められるようにしたい。」
このクライアントとも
だんだんと長いお付き合いになって、
生活が変わる年代に入ってきたことに
気づかされます。
よく「革は一生もの」と言われますが、
実際に長い年月生きてきますと、
使い方によってはたしかに
モノは持つかもしれませんが、
人は緩やかに変わっていきますから、
人生のステージに見合っていて、
身体が楽をでき
快適な生活を送りたいと思ったら、
だいたい10年単位で
服装や持ち物など、
生活自体の見直しを図ることが
必要となります。
そういう意味では、
鞄も変える時期がやってきます。
この方は
ご自分の飲み物をお持ちになるため、
それがホールドできる場所を
リクエストくださいました。
このバッグの両端につけたポケットが
それです。
左右どっちに入れても良いよう、
また、同じくらいの太さの
傘も入れられるようにしています。
このふたつのポケットには
しっかりと底が付けてあります。
「ここの一方には
鍵を入れようと思っています。
じゃらじゃらと嵩張っているので
こういうポケットなら
ザクっと取り出せるので。」
いつも新しいアイデアを
ありがとうございます。


























