ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

コンパクト財布のジーヴズ&4連キーケースのセット

コンパクト財布のジーヴズ&4連キーケースのセット

2020/04/22

さて今日はまた、一点ものをご紹介します。

「ジーヴズ」とは

当店定番でベストセラーのコンパクトな財布。

今回は、「4連キーケース」

お揃いの革で作ってみました。

 

お揃いの革で小物を作って持つことも、

日常をウフフと楽しめる

すてきな技。

この楽しみには、男女の区別はありません。

 

 

当店一点ものはたいてい

珍しい革なので、革質に合った作りの

バッグや小物に仕立てています。

 

というのは、

革にはいろいろな種類があって、

靴用、帽子用、洋服用、

小物用、鞄やバッグ用、とすべて、

柔らかさや厚みなど、

最終加工の仕方が違っているからです。

 

ですから、荷物をたくさん入れるバッグで

靴とお揃いのものなどは、

ほとんど見つけることができません。

 

 

今回このセットを作った革は

姫路の革。

 

姫路の革は近年とても良質になり、

こんな微妙なピンクベージュのお色も

出せるようになりました。

もちろん革質もグッドです。

 

このリザード(トカゲ)の型押しも

上品で、きれいな型押しパターン。

こういった革なら、

歴史あるイタリアの革に遜色ありません、

自信をもってお薦めすることができます。

 

 

淡くて柔らかい、柔しいお色なので、

今回は敢えてそのイメージを、

個性的な財布&キーケースに

振らせました。

 

そんな良い例の色合わせになったと思います。

こういったお色の個性を逆手にとって

優しいけれども強い印象を持った小物は、

持っていて楽しくなります。

 

 

4連のキーケースは小ぶりですが、

しっかり中身用の厚みを取っていますので、

案外イレギュラーな鍵も入れられます。

 

裏地のお色、糸の色、金具の色と

バランスを整えていますから、

眺めているだけでも嬉しいひと品!

 

 

年に何度かの展示会に合わせて

革の仕入れに出かけますが、

「これは欲しい!」と即決できる革は

なかなかありません。

 

たくさんの展示品の中で

ほんとに欲しいと思うステキな革は、

毎回 数枚にすぎません。

 

妥協しない仕入れをしている革は、

上品で個性的なものばかり。

 

世界で一点だけの

あなただけのオーダー品を

持ってみませんか?

 

薄くてコンパクトな二つ折り財布 203

薄くてコンパクトな二つ折り財布 203

2020/04/21

今日は財布のオーダー例をご紹介します。

軽くてコンパクトな二つ折りです。

 

現在使っているお財布が気に入っていますが、

どうにも傷んでしまって…ということで

同じものをご注文いただきました。

 

元々お持ちのお財布には、

内側の左右にカード入れが4枚+1枚、

また札入れ部には

仕切り2枚が付いていました。

 

それと同じに、というリクエストでしたが、

当店ではすべてのパーツを革でお作りして

みがき仕上げで仕上げるものですから、

 

全体の厚みが気になったので、

最終的にパーツを切って 重ねてみてから、

+1枚の部分についてのみ

メールでお尋ねしました。

 

*丈夫さと厚みを鑑みて
当店定番の二つ折り札入れ
カード入れを3枚+1枚、
札入れ部にも仕切りを付けておりません。
全体にもう少し厚みがあります。

 

 

「このパーツ1枚を入れることで

全体の厚みはかなり変わりますが、

やはり必要でしょうか?」

 

じつは最初にご相談をお受けしている時、

もしかしたら

カード入れは減らすことができるかも?

という印象をお受けしましたので、

厚みが出ることと

枚数が減ること=全体が少し小さくなる

ことについて

どちらを優先せさせるか、お尋ねしました。

 

こちらのクライアントは最終的に

薄く、小さくすることをご希望くださいました。

ご面倒なご決断をありがとうございました。

 

 

お財布の場合、1g、1g、と

軽く、薄くする努力をしていきますから、

もしかすると

厳密過ぎるお尋ねだったかもしれません。

 

それでも突き詰めていきますと、

こうして改めてお考えくださり

より良い答えに結び付くことがあります。

 

この答えをいただいたおかげで、

おそろしく軽く、コンパクトな仕上がりに

なりました。

 

お受け取りはお届けでしたが、

すぐにご感想をいただけましたので

ご紹介させていただきます。

 

 

************

早速,開封して現物を確認させていただきました。

 

第一印象は,想像していた以上のでき,

コンパクトに仕上がっていると感じました。

大きさも長さが少し短くなり,

厚さは現用のものの半分でした。

カードを入れても2/3くらいの厚さ,感動しました。

 

先代の財布も3室タイプで

カード入れがなかったのでかなり薄いものでしたが,

それに引けを取らない厚さでした。

 

先代の財布を使っていた時のお気に入り,

かなり小ぶりな革製のバッグに対して

現用の財布は少々大きくて使いづらく,

クローゼットの肥やしになっていましたが,

(今回のオーダー品の薄さと小ささであれば)

久しぶりに再び日の目をみそうです。

一生もの(先は短いのですが。笑)として

大切に使わさせていただきます。

 

これから毎晩,お酒を呑みながら,

ヴァセリンを塗り込んでいきます。

************

 

 

ごていねいなご感想をありがとうございます。

気に入っていただけて良かったです。

 

最近、ヴァセリンでのお手入れを

みなさまにお教えしていますが、

基本的に「お手入れ」というのは

=手を入れて使うこと、です。

 

脂分が足りないな、と思った時に

ヴァセリンでお手入れした

ご自分の手指を使って、

革製品を撫でてください。

 

あくまでもご自分の手にとって余分な分を

分けてあげる、程度の量です。

 

可愛がってもらっている革製品ほど

美しく育つものはありません。

愛情深い持ち手にお持ちいただけることが、

革製品にとっても幸せです。

 

フリーランス、プロフェッショナルのオレンジ色の仕事バッグ 97

フリーランス、プロフェッショナルのオレンジ色の仕事バッグ 97

2020/04/18

本日ご紹介する定番は、「アイブライト」

という 女性用のお仕事バッグ

男性用ではエルムという名前で

外ポケットのデザインを変えています)。

 

それを、ブレターニャ製(イタリア)の

きれいなオレンジ色の革と

当店定番革のベージュの色とを

掛け合わせて、お作りしたバッグ。

 

お写真を見ても

それとはわからないような

変形をさせています。

 

これはフリーランスの

著名なプロの絵本作家の方から

ご依頼いただいたバッグです。

 

 

当店クライアントには他にも

有名な著作家の方や、音楽家、俳優、

画家、漫画家、通訳者など、たくさんの

フリーランスのプロフェッショナルが

いらっしゃいます。

 

フリーランス、という言葉

最近よく聞くようになりましたが、

何かの特殊分野で

会社ではなく、個人で仕事をしている

プロフェッショナルのこと、です。

 

このクライアントは

以前 黒いお色で

アイブライトをご注文くださって

すでに何年かお持ちいただいたことから、

「そろそろ夏にも持てる色で

同じものを作りたい。」と

リクエストくださいました。

 

 

一定期間お使いになってからの

「もうひとつ」は

ほんとに嬉しいリピートです。

ありがとうございます。

 

「とても使いやすくて、

ほとんど文句ない鞄です。」という

ご感想もくださいました。

 

フリーランスの人は

会社に所属している人と違って、

髪型や服装など

頭のてっぺんからつま先まで、

 

職業上お会いする人に対して

一瞬にして、

フリーランスのその人自身の

仕事や人柄を理解していただけるような

格好を心がけます。

 

「前に作っていただいたバッグ、

時間が経つほど人に褒められて…

いまでは会う人ごとに

みなさん褒めてくれます。」

 

ですから、鞄ひとつとっても

こんな援護ができます。

 

 

みなさま、お写真ご覧になると

「コレのどこがアイブライト?」と

疑問が出ることでしょう。

 

当店のように、完璧に自由な

オーダーメイド品を作れるお店ですと、

ひとつの型紙を使って

ここまでの変形をすることができます。

 

結論から申し上げますと、

これは「アイブライト」と全く同じ

製作方法でお作りした鞄、ということ。

 

革の色と

見てくれが違うだけです。

 

 

こういう変形には意味があります。

定番デザインを使って変形させることで、

お値段をリーズナブルに抑えることが

可能になるからです。

 

まったくく新しい作り方で

一から創り上げていくフルオーダーメイドは

もちろんお受けしていますが、

 

このように、

定番を使って新しいデザインにすることも

可能です。

ぜひ、いろいろとご相談ください。

 

上のお写真では、

鞄本体についているマチ部分に、

クライアントが持っている

キーホルダーが収まるようにしています。

 

当店の鞄をひとつお使いくださったことで、

リクエストすることの幅を広げてくださった

すばらしい例です。

 

 

このアイブライトは、

女性だけでなく、男性にも人気の鞄。

 

その理由はこんなところにあります。

・自立する

・軽い

・見た目よりモノが入る

 

・デザインが新鮮で、

自分の職業に合わせて、色を変えられる

・内ポケットが使いやすい

・外ポケットが使いやすい

 

 

ダレスバッグの記事で、

柔らかくて自立する鞄を作るのは

とても難しいことです、

とお書きしましたが、

 

このバッグはそれ以外にも、

みなさまからご希望いただく内容について

ほとんどのハードルをクリアしているので、

人気があります。

 

流行だから、とかブランドものだから、

という理由から離れ、

 

内側から光り輝く革で

ご自身の使い勝手に合っていて

ご自分を援護してくれる

心地よい鞄を、

お持ちになりませんか?

 

イタリア製刺繍革で作った324gのトートバッグ

イタリア製刺繍革で作った324gのトートバッグ

2020/04/16

一点もので

二回目にご紹介するのは、

イタリア製最新モードの刺繍革で作った

トートバッグ。

 

鮮やかなパラダイスグリーンのお色は

案外いろいろな服装にマッチして、

装いに華やかさを添えてくれます。

 

何より、持っていて楽しくなるので

気分がアップします。

 

この革は ゴート(ヤギ)なので

独特の天然シュリンク模様が入っていて、

意匠の凝った刺繍が施されています。

パッと見、布と思う方も多いようです。

 

 

華やかなのはもちろんですが

このトートバッグの良いところは、

こんなに入るのに

自重が324gしかないところ。

 

こんなに入るのに、ということでは

ぜひ本編ご紹介ページの4枚目のお写真を

ご覧ください。

 

このブログの一番下にもお出ししましたが、

ここまで入れても、

薄手の羽織物やストールなど

まだまだ入れることができます。

 

おまけに、

中身が見えないように内ブタを

お付けしています。

 

そのおかげで可能になる

美しい佇まいやしぐさは、

持つ人に上品さを添えてくれる

かけがえのない財産です。

 

 

実用的には、

携帯電話やキーホルダーなど、

すぐに出したいものを

パッと取り出せる内ポケットもあり、

 

通帳やお金など

貴重品を入れるための内ポケットも

ちゃんとあります。

それでも重さは、324g!

 

おまけに。

もしショルダーひもを付けて

片方掛けや斜め掛けで

お持ちになりたければ、それもできるように

Dカンも付けてあります。

 

こんなにたくさん入る

コンパクトなトートバッグが、

身体が楽をしながら お持ちいただけます。

 

さて最後になりましたが、

なぜこの革がイタリアの最新革か?

という理由をご説明しましょう。

 

イタリアの国を挙げた

革素材製作のワークショップでは、

毎年 新しい技術を取り入れて、

新しい意匠の革を、ほぼ

一回限りで作っています。

 

 

彼らの

その時々で 作ってみたい革を

一回こっきりで作る、って

すごいパワー。

 

今回のこの革、何がすごいかと言うと、

・・・考えてみてください。

 

刺繍する時って、穴をたくさん開けますよね!

そしてその穴に

刺繍糸を切れ目なく渡します。

 

もし「革」という素材に

刺繍するくらいの穴を たくさん開けたら、

何が起こるでしょう?

 

はい、そうです。

穴を開けた形に沿って

革はスポンと抜けて、

大きい穴が出来上がるだけ!

 

さて、いったい

どうやってこの刺繍を施したでしょう?

毎シーズン 想像をたくましくさせられる革が

たくさん出ます。

 

この革、裏を見てみると、

普通の刺繍布と同じように

刺繍糸が全面に渡っています。

 

それだから、製作時に

革を薄くすることもできません

(漉くことで糸が切れてしまう)。

 

そんなわけで、全面この刺繍革で作るのは、

じつはすごく難しいことなのです。

だから、ブランドのバッグの中にも

こんなバッグはほとんど作られていません。

 

世界でただ一点だけのこのバッグ、

愉しんでお持ちいただければ嬉しいです。

 

気仙沼シャークのとても丈夫なキーケース

気仙沼シャークのとても丈夫なキーケース

2020/04/14

今までこのブログでは、過去の

オーダー例ばかりをご紹介してきましたが、

 

今日から少しの間

当店の一点もの製品がどのような考えのもとに

素材と形を選んでお作りしているか、

ご紹介していきたいと思います。

 

一回目はシャーク(サメ)革で

作った6連キーホルダー

 

水生生物の革は

おしなべて牛革より丈夫なので、

もっともヘビーローテーションされる

キーホルダーや小さなお財布などに、

すごく向いています。

 

そしてこのキーホルダーには、

車用のキーでも入るものがあります。

そのために ゆとりある6連にしています。

 

 

まずは、どうして一点ものにするか

という理由からご説明しますが、

直球でお答えすると、

クライアントからご注文いただいた

特別な革は、

全部使いきることがないからです。

 

そのうえ、

小さなものでも2点作れるほどは

残りません。

それで自然と一点ものになってしまいます。

 

大きくてきれいな場所は

ご注文者のためにすべて使いますが、

その他の場所がまだまだ使えますので、

そういった部分でお作りしているのが、

当店の一点もの小物。

だからお得なお値段でお出ししています。

 

そういうことから小さいお品が多いのですが、

却っておもしろい斑柄で、

世界でただ一点だけのものになったりします。

 

革は小さくても稀少で高価ですから、

使えるところはすべて使って、

生きた使い方をするよう心がけています。

 

それでも

使えない場所(伸びてしまうところとか、

穴が開いている場所、

皺だったり、キズがある個所、などなど)が

けっこうあり、

革には、捨てる部分が多いと思います。

 

ナイロンやビニール、布、

顔料仕上げの革、といったような

工業製品の素材には

そういった箇所がほとんどありませんから、

羨ましいことです。

 

そういう捨てなくてはならない場所が、

いままでにもご説明してきた

「見えない材料費」になります。

 

 

さて、話をキーホルダーに戻しますと、

まずこのグリーンの革は、

気仙沼シャーク(サメ)の革。

 

シャークの産地は、

一昨年くらいまでは

気仙沼のものがあったのですが、

 

今は南米産の

ヨシキリザメがほとんど。

 

このお品は、貴重な気仙沼シャークです。

環境や経済状況によって、

革の産地もどんどん変わっています。

 

おもしろい話ですが、

今まで見てきましたら、

気仙沼シャークの柄の方が

ヨシキリザメに比べて

ノーブルな感じの模様です。

 

これは皆で推測している余談ですが、

南米の海流の方がずっときついことから

気仙沼シャークの柄の方が柔らかいのではないか、

という話があるくらい違っています。

 

もちろんこの黒い線は、

自然のサメの身体の模様(斑柄)。

自然とはなんとすばらしいものを

創り上げるのでしょう!

 

 

またこのグリーンのお色を付けた革は、

ほとんど入手することができません。

かなり珍しいお色のサメ革です。

 

これが使って行くとどうなるかというと、

下のお写真をご覧ください。

 

こちらは当店の技術者が気に入って作った

一枚入れの定期入れで、

もう3年ほど使った同じ色の革。

 

最初の、マットな感じで

起毛したような革の表面は

既にすっかり変化して

ツルツルの表面になり、

お色はほとんど黒のように見えます。

 

 

革のおもしろさは、経年変化にあります。

色がどんどん変わっていきます。

 

そして革の良さは

長持ちして、手触りが良くなること。

 

最初の起毛感も気持ちよいですが、

使って行ってここまでツルツルになると

まるでこれはもう、別の革!

 

究極の革の楽しさは、

革は育てるのに時間がかかり、

自分の手で育てていくしかない、ということ。

 

店頭にある使用見本を見て

「これを売ってくれませんか?」という

人もお出でになるほど、

使い込んだお品は、それぞれ素敵です。

 

当店では、

そんな魅力ある革ばかりを扱っています。

ぜひ10年単位でお試しください。

 

<<最初のページ<前のページ次のページ>最後のページ>>