実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ベルトの革の取り換え 93
2019/12/21当店では
たまに外から仕入れして
お売りしている
ファッショングッズがあります。
今回はそんな中の1点であった、
ベルトの革の取り換えをしました。
大き目バックルで華やかなのですが、
お色がいぶしたシルバーで
シックなベルトバックルのお品です。
地味派手というか、
バランスの良いおしゃれなベルトで
代官山店の時に
お買い求めいただいたものです。
オリジナルは
一番下のお写真のもので、
革を二枚張り合わせただけのものでしたが、
今回は張り合わせて
さらに縫って、
丈夫な仕上げにしました。
ベルトバックルなどは
市販の金具の中には
あまり良いものが無いので、
このように
気に入ったものが見つかった時には、
ベルト部分だけ
新しく作ると良いと思います。
以前使っていた時と同じような
作り方をしましたので、
初めてお使いになる時にも
特に違和感を感じることなく、
使っていただくことが出来ます。
ベルトはもっとも消耗が激しい
アイテムのひとつなので、
厚い革で作ります。
「バックルがステキなので
よく使わせていただきましたが、
こうして新しくなると
またどんどん使えますね。」
ありがとうございます!
元々ついていたベルトは、
縫ってないことでやはり
持ちは7~8年だったようです。
今度は
10年はお使いいただけると思います。
このベルトとともに、
ますますのご活躍をお祈りしております。
Kindleの入るお財布機能付きオーガナイザー 95
2019/12/19ネットで検索して、出てきた
当店の定番クラッチバッグをご覧になった
クライアント。
「これがいいなあ、と思いました。
ただ、Kindleが
入るサイズであって欲しいです。」
そこでKindleが入る高さにしました。
また、ふたつの部屋があるので、
ファスナーと引手の色を変えました。
そうするとパッと見ただけで、
どちらがどちらか、すぐわかります。
それ以上にクライアントは、
このファスナーの色を変えることで、
楽しみを見出してくださいます。
当店では、
こうした持ち手のあるバッグの場合、
持ち手の長さも
ご注文者に合わせて、毎回変えています。
お店にある見本をお持ちいただき、
少し長くしたり
少し短くしたりしています。
このフィット感が、
デザインや仕様だけでなく、
スーツで例えると、
仕立て屋の作ったような身体に合った
オーダーメイド品になるわけです。
キレイに仕上がっていると、
そんなこんなの紆余曲折を経て
出来上がったものに見えないと思いますが、
実際には
ざっとしたダミーを作るだけでなく、
技術者もデザイナーも加わった
検討会が、何度何度も行われます。
そして、実際に入れる
中身を入れてみて、
やっと全体サイズを出すことから
始まります。
初めに中身ありきですと、
例えば
どれくらいのファスナーの厚みにするか、
縦横サイズはどれくらいが適当か、
など、たくさんの課題があります。
それを
ひとつずつクリアしていきます。
毎回、初めて作るものばかりですから、
アッと驚くような疑問も生まれます。
それでも
技術者たちとデザイナーで話し合えば、
かなり高度な内容の話し合いになり、
ほとんどの問題が解決されます。
作ることにも技術は必要ですが、
まずは考え、想像する、ということが
オーダーメイドの製作には
もっとも欠かせない要素です。
スポーツ選手などが
自分のプレイを
頭の中でリアルに想像するように、
製作前に出来上がりや製作過程を
充分に想像して、話し合います。
この部分がないと、
一点一点違うものを
ひとりひとりが担当して製作する、
という段階に進めません。
その話し合いをしても、
製作途中にはいろいろなハードルが
現れてきます。
「こんなはずじゃなかった」と
泣きながら何度かやり直すことも、
38年のキャリアをもってしても
まだまだあります。
そのようにして、
一点一点のオーダー品が出来上がります。
それはそれは、どれも
使い勝手の良いものにしています。
人が使うものは、五感に響きます。
だから、使い心地が良いものからは
離れられなくなる。
オーダーメイドはぜいたく品、と
おっしゃる方もいらっしゃいますが、
当店においでになる方は、
とにかく長く使ってくださいます。
毎日使うものを
ストレスのない品々にすることは
思った以上に重要なこと。
一度それを体験すると、
ほんとに見えてくる
自分に必要な品々。
使うものを通して
快適な生活をしたいと思う方は、
ぜひ一度お尋ねください。
シンプルな長財布バーティとカード&小銭入れ 95
2019/12/17ちょっと変わったデザインの長財布と
お揃いの小銭入れをご紹介します。
「以前同じものを
作っていただいたんですが、
無くしてしまって…
とても良かったので
またぜひ作ってください。」
お作りしたアイテムは、
外ポケットに名刺の入る
あまりないサイズの小銭入れと、
二枚目のお写真なら
何かお判りと思いますが、
一枚目のお写真では…?という感じでしょう。
それは、どちらのお品にも
クロコダイル、ポロサスの
アクセントを付けているからです。
ほんとにたったひとつの変化で
ここまで変わるというのは、
クロコダイルの持つパワーかもしれません。
同じ色目の牛革に合わせると
うまいことミスマッチします。
また、前回は黒でお作りしましたので、
かなり気分も変わります。
小銭入れの後ろ面には
名刺が一枚、きっちりと入ります。
こういうことが
キレイに何の齟齬もなくできることが、
プロの証。
先ほど看板を見て入ってきた
革製品を趣味で作って売る男性が、
お店にあるお品を見て、言いました。
「やっぱり全然きれいさが違いますね。
こんな風には出来ないなあ…
それとこの革は
どこで買ってらっしゃるんですか?」
と、気持ちよさそうに
当店特製の牛革をなでています。
「技術者には
あまり革に興味のある人はいませんが、
その革が普通のものとは違うと
わかるんですね?」とデザイナー。
栃木レザーの中でも
うちだけの特別な革だと説明すると、
「どうりで違うわけですね。」
とのお返事。
このお財布セットが特別に見えるのは、
クロコダイルの力ももちろんですが、
特別な牛革も、大きく一役買っています。
クロコダイルに合わせる素材は、
同じくらいの力強さでないと
アンバランスになり、
とんでもないことになります。
クロコダイルやリザードの端革は、
アクセント分くらいは
いつでもご用意ありますので、
ご興味ある方は、お尋ねください。
柔らかく軽く、雨ジミのできないリュックバッグ 95
2019/12/15「オーダー例で
紹介されているリュックが、
まさに私の欲しい形です。」
当店のマロンバッグや
お財布をお持ちくださっている
クライアントが、
次に的を絞ったのは「リュック」でした。
余談ですが、
マロンバッグは、バッグ好きな人から
よく褒められると言ってくださり、
ある時、小学生の女の子が
褒めてくれたそうです。
嬉しいことです!
革がお好きで
おしゃれがお好きなクライアントの
次の候補となったのは
リュックですが、
背中側からものを出し入れできる
ファスナーの付いたタイプが
なかなか見つからない、とのこと。
外側にファスナーが付いていると
防犯上ご心配、ということで、
長時間歩く時に
水筒も持ち歩ける大きさのものを
ご希望でした。
さっそく
オリジナルをご注文いただいた
クライアントにご連絡を取って、
「同じデザインで
お作りしても良いでしょうか?」と
お尋ねしました。
この方から快いお返事をいただけて、
製作へと進みます。
それぞれのクライアントとの
結びつきに、感謝申し上げます。
このたびのリュックは
アウトドアでお使いになるご様子なので、
ワックス掛けをお薦めしました。
今まで何人ものクライアントが
ワックス掛けの革を使ってくださいましたが、
効果を知っている私どもからしても、
どれも驚くほど
お手入れ無しできれいに育っています。
そういう例は、
後ほどご紹介しなくてはなりませんね…
こちらのクライアントは
遠方にお住まいなので、
メールでやり取りをしました。
中に何を入れるか、
特別に分けて入れたいものは何か…等
このクライアントの
「便利」と「らくちん」、
それから「美しさ」を目指して
聞き取りを続けていきます。
体格を伺い、サイズを確認し、
どんな服装が多いかを伺って、
お薦めするお色の候補を挙げます。
ここがどのクライアントにとっても
もっとも楽しいところ!
当店は、この世に存在しないお品を
お売りしているわけですが、
そんなことは
コミュニケーションがしっかりと補います。
「他人が理解できるように説明すること」
「お互い同じ理解でいることを目指すこと」
このふたつの要素は、
面と向かって話し合っていても
時に難しく、
しばしば行き違いが起こります。
オーダーメイドでは
この二点を完ぺきに近いほど行い、
さらに感覚的なイメージまでも
すり合わせていきます。
それと同じことを、
メールのやり取りだけで
文章で行うことは、
顔をつき合わせて話すより
難しいことかもしれません。
当店では、クライアントのみなさまは
それぞれ、
プロのデザイナーと技術者を
自分のためだけに持っていただけます。
自分の感覚を理解してもらい、
バッグや財布の
出来上がり雰囲気を
うまく出してもらうためには
この分業は、必要なことです。
技術やデザインを
客観的な目で見て、
必要な作業に落とし込んでいく…
ここまでの作業がないと、
モノ作りは
前に進むことが出来ません。
以下に、お届けした際にいただいた
クライアントからのメールをご紹介します。
************
リュック、届きました。
ちょうど水筒を
中身入りで持っていたので
入れてみました。
今、普通に使っているカバンだと
水筒のホルダーがないので
倒れたりしますが、
ホルダーに入れると安心ですね。
たてのファスナー部分には
ジーヴズとキーホルダーのジーヴズが
ぴったり入ります。
思ったより荷物も入りそうで
安心です。
背負ってみたら軽くて楽ですね。
すごく気に入りました。
旅行にも連れて行けそうです。
また、使ってみての
感想も送りたいと思います。
今回も注文してよかったです。
ありがとうございました。
************
今頃
お役に立っていることと思います。
ありがとうございました。
バーキンタイプのショルダーバッグ 93
2019/12/13「この間ね、
ユーズドだったんだけど、
個人店で
すごくすてきなH社のバッグを見たの。
そのイメージで
作って欲しいんですけど…」
イメージをお話しいただき、
それとは色を変えて
お作りしたのが、このバーキンタイプ。
個性的です!
今ではH社ではオーダーもままならぬ
ということらしいですが、
驚くほど高価にもなったとのこと。
リーズナブルに
たくさん出回っていた時期が
懐かしく思い出されます。
2000~2004年くらいに、
この形で作って欲しいというご依頼が
当店にもたくさんありました。
今回、大きさは
オリジナルに準じましたので、
かなり厚みのあるバッグとなりました。
当店の革でお作りしますと、
軽く、しなやかに出来上がります。
裏地も革ですから、
独特の雰囲気も出ます。
使っていくと、もっと素敵になります。
ワイルドエレガントなクライアントは、
カッコよくお持ちくださる雰囲気です!
金具は金具やさんで調達しますが、
この金具にも
いろいろな変化の波があります。
止めてしまう金具やさんも多く、
その他ですと
売れ筋金具は残りますが、
製作に手間のかかる金具は
どんどん減っているかもしれません。
例えばメンズのダレスバッグなんかは、
昔は尺1…尺4といったように
cm単位では作られていませんでした。
今は5㎝単位でぱっと作られています。
そのころの金具はしっかりしているうえ
うつくしい仕上がりで、
革を巻くのも楽しかった覚えがあります。
さて、今回の金具の変化は、
フタとオビ先に付ける一連のセットに
違いが出ました。
以前でしたら
金具を付けることに技術の必要な
釘式の留め具でしたが、
いま入手できるのは、
誰でも簡易に製作できる、ネジ留め式。
もちろんこの方が
金具自体の製作も容易です。
そんな中で、
70代後半の社長が高級で素敵な金具を
作っている会社があります。
そことのお取引が、
こうしたお品をさらに
グレードアップさせてくれます。
そこの金具であれば、
しっかりしたメッキで
高級に仕上がっています。
革の製造も危機に瀕していますが、
金具製造もしかり…
ものを買う人にも
きちんとした良いものを見分ける目が、
確実に育って欲しいと思います。
*このキャプションは、
このお品とは関係ございません。






































