実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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二つ折り財布 810
2019/11/29オーダーくださるだけあって、
見本のお財布は
凝った形でした。
何度も申しますが、
昔はひとつのアイテムにつき、
ほんとにたくさんの種類が
出回っていました。
財布の大きさというのは、
何をどう入れるかで
必然的に決まってきます。
でもレイアウトは無限。
たくさんあるからこそ
その中から何を選ぶか考えるのは、
楽しいことだった気がします。
今は同じような形のものしか
見ることが出来なくなった気がします。
このたっぷりと入るお財布には
どんなものをお入れになるでしょう?
大切な人の写真や定期なども入りますし、
小銭入れの裏面にも
ある程度の量が入るポケットがあります。
全体に高さのあるサイズなので、
ゆとりを持って
中身を入れることが出来ます。
こういう「ゆとり」の取り方の好みは
人によって違っています。
オーダーする方の中には
「とにかくなるべく小さくしてください。」
という方も少なくないかと思えば、
これくらいのゆとりがあるほうが良い、
という方もおいでです。
出来上がったばかりの
新品の革製品は
ふわっとして、大きめに見えますが、
使っていくことで
どんどんぺちゃんこに
小さくなっていきます。
使っていくと徐々に小さくなりますから
(場合によっては
キャパ以上にモノを入れることで
タテxヨコ寸法が小さくなることも…)、
そうなってきた時に初めて、
ああ、自分の一部になったんだなと
実感します。
頼もしい自分の分身、
とでも言いましょうか、
必要な機能を持っている、
というだけでなく、
一緒にいると安心するモノづくりを
当店は目指しています。
お父様へのプレゼント、黄色い二つ折り財布 93
2019/11/27「オーダー例に載っているのと同じ、
100万円入るお財布が欲しいです。」
若い女性からお電話をいただきました。
お話を伺いますと、
お父様のお誕生日記念に
プレゼントしたい、とのこと。
節目のお誕生日です。
お教えいただいたページを見ますと、
別々のクライアントから
何度かご注文をいただいたことのある
二つ折り財布。
ここで初めて、
「二つ折り財布に
100万円を入れる人は
世の中に少なくない」ことに
あらためて注目し、
すばらしいことだと思いました。
うらやましいことです。
しかも今回は、
風水的に(かどうかはお尋ねしてません)
縁起の良い黄色。
新札100枚を入れて、
折り癖を付ける時の
ああ~、という感覚に
初めて想像が至り、
ご注文品として製作する時の
クールな感じとは
まったく違う、リアル感を感じました。
デザイナーは普段、
「コンサルティングする時、
私のはイタコ式」と言っています。
それは、自分が注文者になって、
注文品を使う時を
リアルに思い描くのだそうです。
使い勝手だけではなく、
ご注文者のある程度の好みや性格を
反映させているとのこと。
どおりで、
一件のコンサルティングが終わった後、
顔が疲れているわけです(笑)。
この表情を見ると、
人からの注文に
ここまで真剣になってくれる人は
なかなかいないだろうな、
といつも思います。
何年後、あるいは十何年後
(20年後のこともあります)
においでになるお客様とも、
だからいつも旧知の友人のように
会うことが出来るのだと思います。
小型のファスナー財布 86
2019/11/24プレゼント品としての
ご注文をするために、
差しあげる相手の方も
お連れくださったクライアント。
こういったことは
たまにあります。
「オーダーだったら
直接話してもらうのが良いと思って。」
はい、それがベストです。
ありがとうございます!
ただ、相手の方が遠方においでとか、
なかなかご都合がつかない、
あるいは「ナイショ」という場合には
ご相談方法をお教えしますから、
そういう場合にも
お声かけしてみてください。
そういうわけでお作りしたのが、
この変わったサイズのファスナー財布。
真ん中の仕切りには小銭を入れますが、
特に留めが無くても大丈夫とのことで、
何もお付けしておりません。
こういう情報があるのは、
見本を拝見しながら
聞き取りをすることが出来たからです。
とても助かります。
上の2枚のお写真のように、
サイズがきれいに収まるかどうか、
当店では必ず確認してから
本製作に入ります。
だからちゃんと使うことが出来る。
紙に書くことが出来ても、
見本を見てサイズを確認していても、
同じ素材のお品でなければ
中身が入らない、等の
恐ろしい結末を
避けられない場合がままありますから、
これをやることで
納期も品質も守れます。
またぜんぜん別の観点で、
クライアントの方々には
プレゼントする相手の方を
安心してお連れいただくことが出来ます。
それは、
相手の方にお値段がわからないよう
お知らせすること。
事前にその旨お伝えくださらなくとも、
必要があればお尋ねしますから、
安心してご一緒ください。
でもご一報いただけるのは、
とても助かります。
そんなこんなで
出来上がるものは、
相手の方が欲しいと思っている
そのままのもの。
メールのやり取りでも
うるさいなあ、と思われるほど
細かな点までお尋ねします。
もし何かご相談があったら
いつでもどうぞ。
色にこだわりある、山吹色のシステム手帳 91
2019/11/22当店でご注文くださる方の中で
こだわりのある部分は、
大きく分けると
・仕様とデザイン
・革の色と糸の色
の2種となります。
圧倒的に先の
仕様とデザインにこだわる方が多いのですが、
色にこだわりのある方は
つねに一定数いらっしゃいます。
どうしても
こんな色の革で欲しい!
本日のシステム手帳は、まさにそれ!
「黄色でお願いしたいんです。」
ただ助かったのは、
「こういう黄色がいい」というように
絶対この色でなければ、という
そこまでの厳しいこだわりではなかったこと。
もしそういう狭い範囲での色選びであれば
なかなか見つけることができない、
というのが正確なお返事となります。
革に対してきれいなお色で染めるのには、
必ず顔料で染めることになります。
そして、きれいな色を出すために、
下地を
きれいな白色に整える必要があります。
そうして初めてクリアな
はっきりしたお色が出るわけです。
良いとか悪いということでなく、
そうしないと
クリアできれいなお色は染められない、
ということ。
したがって
下地を整える場面があるとどうしても、
革の毛穴はふさぐことになります。
それはどういうことかと言うと、
革に含ませた脂が表面には出ない
→革のツヤが変わらない、
ということです。
この一点が
経年変化のある革と
経年変化しない革との分かれ目です。
どんな色を望むかで
革の経年変化は変わっていきます。
そして、どうしても
褪色しやすい色、というのがあって、
それは
どんなにお金を出しても
どんなに探しても
変えられない場合が多いと
思っていただく方がよろしいかもしれません。
そんなことも考えたうえで
ご自分がどんな革を選ぶのか、
ご注文段階でお話いただければ
よろしいかと思います。
定番コンパクト財布への逆アプローチ、ロングジーヴズ 92
2019/11/1830年以上のロングセラーを誇る
お札を二つに折って収納し、
カードをたくさん入れても
コンパクトサイズになることが
一番の売りですが、
それだけに
たったひとつ、弱点があります。
それは「お札を二つ折りにすること」。
それがこの財布にとっては
すばらしいアプローチなのですが、
逆を言いますと、
「折りたくないお札でも
折り畳んで収納しなくてはならない」
ということが弱点となります(笑)。
そこでみなさまから出たアイデアが
ジーヴズを長くすること。
そんなわけで
長財布バージョンもお作りしていますが、
オーダーメイドのすごいところは、
「人の数だけ、解決策アリ」というところ。
本日ご紹介しているロングジーヴズは
定番と同じで、
カードはヨコ入れ2列x2段、
左右のパーツに付けられています。
これだけゆとりがありますと、
カードも一か所に2枚入れられますし、
ゆったりとお使いいただけます。
まったく逆のアプローチですが、
考え方次第で
同じ形でも
逆のものを作ることが出来るのが、
モノづくりのおもしろいところ。
ましてそれが
クライアントの理想にかなっている、
というのはすばらしいことです。




























