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コンパクト財布ジーヴズにつけた外ポケット 86&89

コンパクト財布ジーヴズにつけた外ポケット 86&89

2019/07/09

コンパクト財布の代表「ジーヴズ」に

施した外ポケットの加工を

ご紹介します。

 

 

この財布に、内側でも外側でも

ポケットを付ける場合、

ほとんどの人がカード入れをご希望になります。

 

カードをまとめて入れるタイプのため、

人によっては1,2枚の

Suicaやクレジットカードを

別枠で収納したい、と思われるようです。

 

 

最初にお見せするブラックは、

外側の方面と

内側二か所に

カード入れを追加しました。

 

店頭のジーヴズを触っていただき、

リアルなご注文にしていただきます。

 

 

このようにしますと、

札の種類を分けることもできますし、

カードの種類を分けることもできます。

 

 

こちらのブルーは

お色味がきれいで、

外側にSuicaを入れるための

ポケットを足しました。

 

 

こういった外側のお色ですと、

裏地を目立つ色にしていただくことで、

さらに個性と効果が出ます。

 

定番を使っても

こんなに個性を出すことが出来るのは、

フルオーダーのお店だからです。

 

ものすごく複雑な身分証明書入れ、社員証ケース 88

ものすごく複雑な身分証明書入れ、社員証ケース 88

2019/07/07

「自分のこだわりなんですけどね、

こういった身分証入れはできますか?」

 

お話しいただきましたが

一般的な考えのお品ではないため、

何度もすり合わせた案件です。

とりあえず、お写真をご覧ください。

 

 

入れたい身分証は2枚。

外側からは何も見えませんが、

開いて内側を外側にすることが出来、

そうした時、金具を取り出して

紐から吊るせるような仕組みにして欲しい、

というご要望でした。

 

 

 

特殊なご職業のようで、

二枚目の身分証と一緒に

バッジを見せなくてはならないとのこと。

 

バッジは

通常洋服につけるようなタイプですから、

挟んだ革の下部の方が厚みがあります。

 

 

こうして種明かしをすると

不細工ではありますが、

ともかく何か細工をしないと

バッジが動いてしまって

ちゃんと使うことが出来ません。

 

 

表面から見ていただくと

こんな程度の盛り上がりで済みましたから、

なんとか及第点というところです。

 

盛り上がり方が

ナチュラルになるように、

計算した細工をしたうえでの

見え方です。

 

 

この身分証入れ製作の

恐ろしいところは、

外から見たら何も見えず、

内側を外に向けた時

きちんと折りたためて、

内側を外側にして留まっていること、

という条件。

 

また、内側を外側にした時には

それを吊るす楕円カンは

吊るすために出せますが、

内側のままでいる時には、

そのカンが見えないこと、という

シビアな条件もありました…

 

 

ですから、外側から見ると

上下のお写真のように、

何もないつるんとした二つ折りの

「何か」に見えます。

 

 

人によっては財布に見えたり、

名刺入れに見えたり…と。

しかし絶対に身分証入れには見えません。

 

嵩張ったりもしてないので、

胸ポケットに入れても

あまり影響はありません。

 

 

 

こんなギミック満載のご相談内容でも

当店では

可能な形に焼き直して

お作りしています。

 

長い年月の中で、

もっとも高額な身分証入れとなりました。

でも、もっとお金を払おうが、

ワールドブランドに相談を持ち掛けようが、

ご依頼に対して

これ以上のものは実現できないでしょう。

 

がま口三つ折り財布のフルオーダーメイド

がま口三つ折り財布のフルオーダーメイド

2019/07/05

「こういうお財布はできますか?」

持ち込まれたのは、がま口財布。

しかも三つ折りで、コンパクトなタイプ。

 

 

何度もお書きしますが、

がま口財布の場合、金具があるかないかが

製作の可否を分けます。

 

今回は、お見せいただいた見本よりも

5ミリ小さい金具が見つかり、

全体サイズに支障なく製作できることが

わかりました。

 

 

金具に関するご希望もあって、

パチッと留めるヒネリ部分に

丸い球が付いた金具ではなく

平たいタイプが良いということで、

見つかるかどうかはとても心配でした。

 

もしなければ

丸い球の方でご検討いただくことになりますが、

人によって

そこがご注文の有無につながる

微妙なリクエストです。

 

 

こうしてお書きすると、

そんなのどちらでもいいじゃないですか

というご意見もあると思いますが、

 

オーダーメイドの難しいところは、

人によって、こだわりが

ぜんぜん違うところです。

 

 

それがどこまでのことなのか

ご相談から読み取り、

材料から何からすべてを揃えますから、

一件一件が大変な労作になります。

 

材料がないことで

製作まで至らないこともありますし、

フルオーダーメイドの難しいところは

まさにそういうところであります。

 

 

ご相談もひとりひとりなら、

材料をそろえるのも、ひとりひとり

全部違うイメージで進めますし、

これがまごうかたなき

一対一対応のフルオーダーメイド。

 

だからこそ

みなさまが欲しいと思ったものを

お作りできるのです。

 

バーキンタイプの小さめバッグ 91

バーキンタイプの小さめバッグ 91

2019/07/01

 

長いお付き合いをくださる

遠方のクライアント。

必ず店頭までおいでくださり、

ご自分がお使いになって

良いと思う大きさや作りのバッグを

お持ちくださいます。

 

バッグがお好きな方なので、毎回

新鮮なアプローチの見本バッグを

拝見することが出来ます。

 

 

 

 

 

今回お持ちくださったのは、

ベルトが一周ぐるりと回ったバッグ。

デザインは

お作りしたお写真のものとは

違うタイプでしたが、

「これがとても使いやすくて…」

ということで、

 

もっともお好きなデザインである

バーキンタイプのデザインを

プラスすることになりました。

 

 

 

 

 

ヨコマチには、上から下まで

バッグの厚みが取ってあり、

しっかり、がばとモノの入る作りです。

 

ただ、見本品はもっと

上部の厚みが少なく、入る量が

少なめになってしまうものでした。

 

 

 

 

 

元のバッグは

何を目的としたバッグかというと、

やはり見栄えよく

カッコよく作られたブランド品です。

とても凝った作りで、素敵でした。

 

でもブランド品の多くは

ファッション面を追求しますから、

どうしても荷物量や

使い勝手に難が出てしまいます。

 

 

 

 

 

若いころ、ブランド品を

たくさん使った方の中にも

「使いにくいブランド品はやめて、

使い勝手のいいバッグに

変えたいです。」という方は多く、

 

そういう方は

作りの良し悪しをよくご存じなので、

当店のオーダーメイドに

おいでくださいます。

 

 

 

 

 

このバッグ、

上のお写真が一番特徴的ですが、

ヨコにぐるりと回したベルトに

使う上での大きな意味があります。

 

このベルトのせいでデザインが

デコラティブに見えると思いますが、

すべての細部は

必要から生まれたデザインなのです。

 

ひとつのバッグを拝見することで、

デザイナー主導のデザインかどうか、

あるいは、どの程度の作り手が

どこまで関わって作られたバッグなのか

がわかります。

これはとても興味深いことです。

 

 

 

 

 

容量が欲しいということで、

今回は底の厚みもたっぷり取って、

入れたいと思うものが

すべて入る大容量にしました。

 

バッグばかりは

どんなにデザインが良くても、

入れたいものが入らなければ

持つ気になれません。

 

でもこのバッグは

フタ部分の使い勝手がとても良い、

とひと目見てわかります。

よく考えられたバッグでした。

 

 

 

 

 

こういう複雑なデザインバッグの場合

どこかを変えようとしても

なかなかそれが難しいことが多いです。

 

それは、使い勝手=この複雑な作り

に直結しているからです。

 

どこかを省いてしまうことで

(あるいはプラスすることで)、

使い勝手はかなり変わります。

 

 

 

 

 

デザイナーは、その製品の

製作にまつわるさまざまな意味を

紐解きながら、

 

クライアントとお話をしている

瞬間瞬間、ご依頼内容に対して

なにがベストの作りで、どれが

この方の希望を叶えられる方法なのか

を判断していきます。

 

時に

ほんの小さい変更、と見える内容が、

全体の構造を

変えてしまうことさえあります。

 

 

 

 

 

このバッグは

ショルダー紐の取り付けも可能で、

ショルダーバッグにもなります。

 

見た目に小さく感じても

パンパンにものをつめた時には

重く感じるでしょうから、

当然の解決と思います。

 

新鮮なアプローチを

いつもありがとうございます。

 

 

十数年前お作りした二つ折り財布の修理 88

十数年前お作りした二つ折り財布の修理 88

2019/06/29

前回、二代目のお財布を

ご注文くださったクライアント。

 

「やはり以前のものを

お直ししていただきたいです。

愛着があるので、

また使えるようになれば

嬉しいです。」

 

 

15年近くお使いいただいたお財布には

テリも出ていますが、

小銭入れの跡が

お財布の外側にも出てきています。

 

 

財布の場合 一番傷むのは、

札入れ部分の折れ曲がる場所。

 

こちらも糸が切れてきて

革もだんだんと切れてきています。

 

 

おもしろい修理方法を

リクエスト頂きました。

 

「革が切れてしまった部分ですが、

オレンジ色の革で

ざっくりとパーツを変えていただいても

構いません。」

 

 

そこで

外側をこんな風にお直ししました。

 

最初がネイビーの革に

オレンジの糸を合わせてらっしゃいますから、

オレンジ色の革がきれいに映えます。

まるで新しいお財布のようです。

 

 

カード入れ部分も

革が切れてきていましたので、

取り換えました。

 

この手のカード入れには

ご想像以上に

たくさんのカードが入るので、

入れるだけお入れになる方が

少なくありません。

 

 

そして小銭入れのホックを取り換え、

お直しは完成しました。

 

これでまた、新しいお財布として

活躍してもらうことが出来ます。

 

捨てずに、使えるだけ使う。

何とすばらしいことでしょう!

 

自分の手によく馴染んだ革は

離れがたくなるものです。

このようなご依頼を、

ありがとうございました。

 

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