実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
カテゴリー
タケオキクチの時計ベルト2種 72
2019/05/28タケオキクチの腕時計には
固定のファンがおいでになります。
どんなものが飛び出すかわからない
オーダーメイドの仕事で、
10指には満たないまでも
よくここまで何本もお作りしたと思います。
というわけで本日は
男性と女性と、お二人のクライアントの
タケオキクチ腕時計ベルトを
ご紹介します。
もうあとは、お写真を
じっくりご覧いただくだけですね。
といいつつ、ちょっとだけ解説。
このふたつの腕時計、
同じように見えて、全然違います。
だから当然、
時計ベルトの作り方も
まったく違っています。
間違い探しのようなものです(笑)
さてお話変わって、当店では
クライアントからお送りただいた
お写真で持って
製作可能か不可能かを判じ、
はてはお見積もりまでお出ししています。
それは、見るところが違うから。
プロなので、一枚の写真からでも
細部がどうなっているかを見極めます。
正確に見極めるために、
もう少しこういうショットをください、
というリクエストを
こちらからお出しすることもありますが。
でも、最低限の枚数から
細部をきちんと見て、正しい類推をしています。
最近では、ご来店できない
遠方の方からのご相談が多く、
ありがたいことと存じます。
当店でしたら、
店頭においてだけでなく、
メールのやり取りだけであっても、
この世の中に存在しない
あなただけのリクエスト品を
お作りすることができます。
パスポートの入る二つ折り財布 83
2019/05/26変わったサイズのお財布も
少なくありません。
ご紹介する二つ折り財布は、
片面にパスポートが入る
変わったサイズ。
見本は、海外でお求めになったお財布
とのことですが、財布には
まことにいろいろなアプローチが
あります。
これだけ札入れ部の深さがあると
お札が出しにくいのではないか
と思ったのですが、
それは大丈夫と伺ったので、
そのままお作りしました。
長くお使いのお財布は、道具となり、
毎日 使う人を助ける友となります。
長く使って壊れてしまったとしても
こうしてまた
お作りすることが出来ることがわかれば、
何の心配もありません。
オーダーメイドをする人にとって
もっとも大切なことは、
どんな道具が
その人の生活を楽にしてくれるか、
ということです。
さまざまなタイプを使ってみると、
使って間もないのに
何となく使わなくなってしまうモノ、
安っぽくてあまり好きではないのに、
使いやすくて
捨てることのできないモノに
出くわすことがあるでしょう。
最高のオーダーメイドの発注の仕方は、
その履歴や体験から始まります。
私たち日本人は、どちらかというと
モノを買う時、目的が希薄です。
買ってしまったものを、断捨離などと
やみくもに捨てる前に、
なぜそれを使わなかったのか、
あるいは
要らないものであれば
なぜそう考えられなかったのかを
ちょっとだけでも考えることで、
将来的に
必要なものをきっちりと買うことが
できるようになります。
オーダーメイドを頼む前に、
なぜ自分は
良いと思って買ったものを
使わなくなってしまったのか
考えることで、
ボヤ~としている
自分の希望がわかってきます。
当店では
そうした考え方のお手伝いをして、
製作可能な中でベストを
導き出して行きます。
ここ2,3日のうちに、お財布を
16年使ってくださったクライアントが
お二人、25年くらいお使いの方がお一人
おいでくださいました。
新しいものを頼んでくださったり、
縫い直すだけで済んだものもありますが、
ほぼご自分にとってのベストであり、
手触りの良い革製品だから、
こうしてまたおいでくださいます。
ありがとうございます。
ハイエンド素材、イタリア刺繍革のトートバッグ
2019/05/24以前入荷した最新技術の革、
イタリア製の刺繍革で
ご注文をいただきました。
「この前見せていただいた時には、
あんまりきれい過ぎて
自分には向かないんじゃないか
と思ったんですが、
やっぱり素敵ですね!」
自分にピッタリの見本トートバッグを
お持ちくださったクライアントは、
思いもかけぬご決断をくださいました。
以前お見せした時には
ふ~ん、というように感じたのですが、
じつはそんな風に思ってくださって
いたのですね。
布であればまったく何の不思議もない
全面刺繍の一枚素材で
当たり前のように作られていますが、
地素材は革なんですよ!
これ、いったいどうやって
刺繍したのでしょう?
刺繍って
細かい針の穴がたくさん開きますよね。
普通のミシンで刺繍したら
革素材は切れてしまいます。
では、刺繍糸が裏まで出ていないのかな?
と思って裏を見てみますと、
やはりしっかり刺繍糸の裏が出ています。
ほんとに不思議ですが
これがただいまの世界の先端技術です。
こういった開発ではあの国、
やはりイタリアが毎年
新しいアプローチの革を出してきます。
それが毎年新しいのですから
驚きです。
この革、日本では
まったく売れなかったらしいですが、
その理由は
「仕立て方が難しいから」です。
裏まで刺繍糸が出ていますから、
革が重なる部分であっても
薄く漉くことが出来ません。
「美しい」から
この素材に手を出したデザイナーは、
かなり考え込んでいました。
こちらから何か提案が無ければ
お客さんにはイメージがわかないでしょう、
とお作りしたのが
このように、他の革と組み合わせるのは、
この革にとって必須の条件です。
このような研究を常にすることで、
どんな革が来ても
きれいに仕立てることが出来るわけです。
そして、最初の研究品だからといって
いまいちのお品が出来上がるわけではありません。
ショップに出ておりますものも
すばらしい出来で、使い勝手の良いお品です。
クライアントのいないお品なので、
どれも特別にお安いお値段でお出ししています。
ご紹介しているお品は
すべての柄をきれいに合わせています。
こういったところが、
フルオーダー品で
特別にお作りしているところ。
美しくて、使いやすいものになりました。
ありがとうございました。
お揃い革の小物セット ノート&パッドカバーとコンパクト財布 811
2019/05/20お揃いの個性的な革で
いくつかの小物を持つって、
なんと楽しいことでしょう!
お写真のシックな
リザード型押しのノート&パッドカバーと
ジーヴズ、キーホルダーは、
こうして3点並べてみますと
なんとも優美です。
ご依頼者のイメージを彷彿させます。
一度オーダーくださった
遠方の、お会いしたことのないクライアントが
二度目に投げかけてくださったご相談は、
「お揃いの革で持ちたい身の回り品」
というご意向です。
おしゃれで楽しいオーダーですね。
ジーヴズやキーホルダーは
定番のお品なので
特に何の問題もありませんでしたが、
この小さな大物
「ノート2冊&パッドカバー」は
かなりの曲者でした。
お仕事でお使いになるものをすべて、
この一冊のカバーにお入れになりたい
というご依頼でしたから、
最初に何を入れたいのか
列挙していただいたところ、
こんなにたくさんのアイテムを
同時に収納するカバーを
ご依頼いただいたのは、
初めてで、どうしたものかと
しばらく考えておりました。
最初にクライアントが考えてらっしゃる
青写真をいただいたのですが、
どうやらそれは
実際に使うには、あまり具合よくありません。
その理由をご説明し、
お時間をいただいて
まずレイアウトから
ご提案させていただきました。
快いお返事いただきましたので、
お写真のようなレイアウトとなりました。
たくさんの量の書類などが入るため、
実際に中身を入れ、
開け閉めして使うことを考えますと、
目だけで考えているのでは
実地には向きません。
特に今回の場合
元となる見本はありませんから、
これを使ったことのある人も
いらっしゃいません。
こうした時には
より慎重に検討し、
使えるものに組み立てるのが、
当店の得意とするところ。
でもこちらからお話した内容を
きちんとご理解くださり、
私どものやっている作業を
信頼してくださるクライアントでなければ
こうした突っ込んだご相談は
出来ません。
そういう意味で
このたびもすばらしいクライアントとの
ご縁をいただいております。
ポチ袋をつねにお持ちになるなど、
クライアントのお仕事の傾向が
しのばれます。
使いやすいレイアウトは
クライアントの毎日のお仕事を
充分にサポートできると思います。
このたび使用した革は
姫路で作られたリザードの型押し。
ピンクベージュとアクアブルーの
同じ型押しを入手できましたので、
2色を使ってお作りしました。
外側に少しだけアクアブルーを使い、
内側の二色使いに
イメージを引っ張って行くような
色の連動をさせました。
そうすることで
目の中にナチュラルに二色が入ってきます。
特に上品なこの二色は、
爽やかな印象も与えてくれます。
今頃はきっと
毎日楽しく
お仕事してくださっていることでしょう!
楽しいお品のご注文を
ありがとうございました。
長財布を兼ねたパスポートケース 85
2019/05/16親しいご家族のお祝いのために
ご注文いただく品々もあります。
本日のご注文品は、
長財布であり
パスポートケースでもあるお品。
こういった複合タイプで
一番困ることは、
何というアイテム名にするか、です(笑)。
それはさておき、このご注文では
手の小さいお母様のために、
1.なるべく小さいサイズだけれども
パスポートを取り出しやすいようにし、
2.本体にファスナーのお部屋を作って
中が見えない札入れを作る、
3.そして、フタが完ぺきに後ろへ曲げられる、
といったリクエストをいただきました。
さすがにきめ細かい観察で、
お母様に対する大きな愛情を感じます。
愛情あふれるプレゼント品は、
このような相手を思いやる心から
生まれます。
当店の革小物は、
外縫いであれば革の裏地を使っているので
見た目以上に軽く出来上がっています。
「革は重いから…」という思い込みで
当店の品々をお持ちいただくと、
みなさま 驚く方ばかり。
なぜ軽いかというと、
「革しか使ってないから」です。
革の一番丈夫なところは、表皮です。
たとえ薄い革だと言っても、
表皮が表裏に2枚くっついていれば
布とは比べ物にならないくらい、
丈夫です。
また、裏地を布にした市販品は、
表の革も
柔らかいものを使うことがほとんどなので、
形をしっかりとるために、
ボール紙のような
芯材を入れなくてはなりません。
そのため、分厚く、柔らかくならず、
大きめに出来上がって、
重くなるわけです。
みなさまが重いと思っている革も、
使い方次第で
これだけ違うものになるのです。
「素材を知り、
その特徴を捕らまえて製作する」
とは、こういうことを指します。
































