実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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A5、20穴のバインダー手帳 240902
2024/11/06以前ペンケースをご注文くださった
クライアントの次のご注文品は、
手帳カバーです。
ペンケースとお色を合わせましたから、
きれいなセットになります。
その2点が
鞄から出てくることを想像しますと、
ニンマリと笑顔が浮かびます。
良いアイデアをお出しいただきました。
手帳を閉じるベルトが
鞄の中で引っ掛からないよう、
表紙側でベルトの先をカバーする方法を
ご指定くださったのです。
そしてこのA5サイズは
20穴のバインダー金具。
A5サイズにはこの金具と
クラウゼ社の6穴システム手帳との
2種類があります。
また、金具によって
用紙の種類も変わりますから、
こういったご注文に際しては
まず用紙からお決めいただくことを
お勧めします。
2種類の金具にはそれぞれ
リング径も何種類かあります。
どれくらい入れたいかは、
まず市販のビニール手帳を試してから
ご確認いただくとよろしいかと思います。
あともう一点、
今回は落とし穴がありました…
作る人同士だけが
うんうんとうなづいてくれる内容です。
前回仕入れた金具と
違うタイプの金具が届いたのです。
私たちにはどうすることもできない
金具の仕入れですが、
このことによって
根本的に製作方法を変えなければ
形として成立しない、
ということになってしまいました。
フルオーダーメイドをやっておりますと
驚くような落とし穴が出てきますが、
今回もまさに驚愕の金具事件でした。
さてそれはさておき、
システム手帳のお話しに戻りましょう。
20穴金具の場合、上のお写真のように
カチッと角い背中のラインになります。
クラウゼ社の6穴であれば、
また、市販の20穴バインダーでは
背中にカシメが出てしまいますが、
こちらはオーダー品ですから、
スッときれいな革面になっています。
これが案外うつくしさの決め手です。
今回のアイテムは、前述の2点が
市販品と当店オーダー品との
大きな違いです。
美しく、気持良い仕上がりです。
こちらを使って
楽しい毎日をお過ごしください。
このたびもありがとうございました。

ブック型のジョッター 240911
2024/11/04今まで使ってらっしゃたジョッターが
「そろそろダメになってきました。」
と、ご注文くださったクライアント。
「立ったまま書きますので、
紙ばさみの面は硬い方がいいです。
二つ折りにして使うこともありますから、
折れるところは柔らかくしてください。」
向かって右側で筆記して
左側のポケットに紙をホールドします。
紙の大きさが微妙に違う2種類を
使いますから、
四隅のホルダーの調整が難しいひと品です。
折り畳んで使うということですから、
上のお写真のように
表紙が180°折れ曲がります。
これは革にとってはつらい使われ方です。
折れ曲がりが大きければ大きいほど、
革の消耗は早くなります。
でもそのように使うわけですから、
なるべく負担が少なくなるような
工夫をします。
*上の4枚のお写真が畳んだ時のイメージです。
しまった紙を取り出しやすいよう、
左側のポケットには
切り欠きを付けています。
お渡しは郵送でしたので、
今頃はきっと
使い始めてくださっていると思います。
うまくお役に立っていることを願っています。

革の製作スクール 生徒作品 ショルダーバッグ
2024/11/02スクールカリキュラム14番
「ショルダーバッグの製作」で
生徒さんが、普段どんどん持つための
ショルダーバッグを作りました。
「今日出来上がると思ったので
このまま中身を入れて持ち帰ります。」
なんと嬉しいことでしょう!
自分でデザインし、
好きな革を使って作った鞄を
すぐに持って帰る…
明日からの出勤も楽しみです。
本体には裏地を付けていますが、
フタは切りっぱなしの切り目仕上げ。
ヌメ革だからこそ可能な
合理的かつきれいに仕上がる作り方です。
このデザインなら、本体をぱっと開いたら
中身をすぐに取り出せますから
かなり使いやすいですし、
前胴に付けたサクッとポケットも、
仕分けに役立つ、合理的な解決です。
このショルダーバッグは
3カ月くらいで作り終えました。
最初にどんなデザインにするかの構想を
きちんとしてから、作り始めています。
この構想の仕方が
ものづくりでは最終的な肝となります。
それを手助けするのが講師陣。
もっとも合理的な方法を
サジェスチョンします。
そしてその理由まで説明します。
革製品の作り方を始めてから
1年半ほどの生徒さんですが、
「製作物が
小物からポーチやバッグになって行くと、
家人からはすごいね、と
言われるようになりました。」
今日はいったい
どれほど驚かれることでしょう!
ショルダーバッグの紐の長さにも
トレンドがあります。
今は短めが主流。
これは主流なだけでなく、
軽く感じる持ち方なので、
きっとこれからはスタンダードになるでしょう。
使っていくうち色が濃くなり
エイジングしていくヌメ革なら、
ずっとかわいがって持てることと思います。
完成、おめでとうございます。

改変した新しいベルト 2408N
2024/10/31先日お作りした
アップルグリーンのベルトには
「細くぎゅっと締めると
革が柔らかいので、金具が外れてしまうの。」
というご連絡を頂戴しました。
このベルトが気に入ったとのことで、
もう一本ハイブランドの革
「アネモネ」というパープル系のお色で
ご注文いただいてますから、
さて、さて、どのように直しましょうか…
見本ベルトと同じ厚みの革で
同じ感じでお作りしたのですが、
最初に見本ベルトもぎゅっと締めると
ピンが外れることは聞いていましたから
多少の改善はしていました。でも
それでは足りなかったようです。
一筆書きのようなバックルの付け方をした
ベルトなので、ここをきっちり踏襲することが
デザインをいじらずに作る方法でした。
それをどうやったら
デザインをいじらず、きれいに改変するか、
しばらく考えておりましたら、
製作責任者が良い方法を考え付きました。
その方法でお直しした部分が、
上のお写真です。
とてもシンプルですが
間違いなく効果のある方法で、
デザイナーは小躍りしています。
「うん、これなら
ぎゅうぎゅう占めても大丈夫、
さすが製作責任者!」
毎回新しいものを作りますから、
時に想像以上のトラブルがあります。
そういうトラブルは主に、
自分ではもう実際に作らないけれども
いろいろな技法を組み合わせて
思いもかけない作り方を考え出す
デザイナーと、
何十年も製作に携わり、
手を動かすことでアクロバティックな製法を
ものともせず完了させる製作責任者とが
いることで、
ほとんどの問題は解決します。
お電話で
「この方がデザインも引き締まったし、
直していただいて良かったわ!」
ご心配おかけしました。
このたびもありがとうございました。

定番 ハードタイプの小さなメガネケース 2409N
2024/10/29当店定番の
かっちりとしてハードなメガネケースは、
3種類あります。
今回ご注文いただいたのは、
遠方の方からのご注文ですが、
お手持ちのレイバンサングラスが
どのように入るのかを
お写真でお送りくださいました。
ありがたいことです。
まるで測ったかのように
ぴったりと入っているのを拝見しますと、
とても嬉しく思います。
ご依頼いただいたデザイナーが
「入るサイズのメガネかしら?」と
サイズを確認してからお作りしていますが、
「たぶん大丈夫と思います。」と、
注文時からご自身で判断してくださった
クライアントの目分量の確かなこと。
ご自分でもケースのサイズを確認し、
メガネのサイズを鑑みたそうです。
クライアントは
たくさんの当店製品のご愛用者なので、
どのような注文方法が良いのか
理解してくださっているのだと
思います、ありがとうございます。
お写真の角度が良いので、
収納のなされ方がわかります。
どうぞみなさまの参考にご覧ください。
お届け後、ご感想を頂戴しました。
やはりソフトケースかハードケースか、
迷われたのですね。
最終的にはすばらしいご決定でした。
その後感想をご紹介します。
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注文のメガネケース、本日受け取りました。
早速、サングラスを入れましたので、
写真を添付します。
ソフトケースとハードケースと悩みましたが、
ハードケースで良かったです。
もともとサングラスに
ケースは付いていたのですが、
劣化してぼろぼろと表面がはげてしまい、
使用できなくなってしまって。
近頃は夏の日差しも強いため、
以前よりサングラスの出番が多くなったので、
奮発して注文させて頂きました。
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近年、サングラスが
必需品になってきたと感じるくらい
夏の日差しは強力になりました。
当店の革は長保ちしますから、
快適なサングラス生活をお送りください。
いつもいつもありがとうございます。