ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

B5ノートカバーと革の色の話 240804

B5ノートカバーと革の色の話 240804

2024/09/16

まず最初に

お電話でお問い合わせをくださった

クライアント。

「~社のXXのような深い赤色の

B5ノートカバーが欲しいのですが、

そんな色はありますか?」

 

 

 

 

 

 

お話をお聞きしますと、

そうとう色にこだわりがあるようです。

とりあえずお探ししてみます、

とお返事して電話を切りましたが、

 

いろいろとお探ししても

なかなか説明されたイメージの深赤は

見つからず、

「もう少し明るくても良ければ

在庫で持っている革があるのですが、

ご希望ジャストのお色は見つかりませんでした。」

というご報告となりました。

 

 

 

 

 

 

 

すると、ではそれを見に行きます、

というお返事をいただきまして、

ご来店時「この色だったらオッケーです。」

と即ご注文いただきました。

一緒に文庫カバーも。

 

お電話では

赤の色はこれ以外ない、という感じの

こだわりをお持ちの方と感じましたので、

えっ、これでオッケーでしたか…

と拍子抜けしたのですが、ともかく

実際にご覧いただき、

気に入っていただけて、良かったです。

色に関してのお問い合わせでは

こういうケースはラッキーかもしれません。

 

じつはB5カバーはプレゼント品で、

文庫本カバーはご本人用でした。

お受け取り時はお二人ご一緒においでくださり、

とても喜んでくださいました。

ありがとうございます。

 

 

 

*赤と同じハイブランドのグリーンの革。

 

 

 

ここでみなさまに申し上げたいのは、

「この色でなくちゃ」

という色へのこだわりが強ければ強いほど、

ジャストのお色を見つけることは

ほとんどできない、と

思っていただけるとよろしいでしょう、

ということです。

 

欲しいお色の、グラデーションでも良ければ

お探しできるかも、と思ってください。

 

 

 

 

*裏地も赤と同じなので、そこはかとなく
セット感が漂います。

 

 

 

今回の革はハイブランドの赤で

フランス製ですが、

店頭にある

日本製の同じような色揃えの革と

比べてご覧いただきますと、

明らかに発色がクリアです。

 

製作場所によって発色も違うことが

革の特徴です。おもしろいですね。

 

どちらが良い、とか優れている、

ということではなく、

大まかに2種類の色出しの革がある、

と思っていただけるとよろしいかと。

 

「良い革」は人の数だけあります。

ご自分が革に何を望んでいるかが

わかると、選びやすくなります。

 

普段からたくさんのお品物を見て

ぜひ「自分基準」を作りましょう!

 

 

 

 

25年以上定番の簡易名刺入れと、お揃いのハードな手帳カバー 40708

25年以上定番の簡易名刺入れと、お揃いのハードな手帳カバー 40708

2024/09/14

30年以上のお付き合いになる

クライアントが、

「御社のね、この名刺入れが

とても良いんですよ。

そろそろ何か作りたいと思ったので、

これを新しくしようかと思っています。」

と、嬉しいお話をくださいました。

 

この名刺入れはどこが良いかというと、

この違え違えのパーツに

差しあげる自分の名刺を挟んでおくと、

相手の方にスッと渡せるんですよ。

 

きれいに気持ちよくお渡しできるんで

とても気に入っているんです。

なかなかこんなのは売ってないですよ。」

 

 

 

*ネーム入れをした定番名刺入れ。

 

 

 

簡易な名刺入れですが、この方のように

場によってメインでお使いくださっている方も

いらっしゃいます。

 

私たちのお店で何かオーダーすることを

楽しみにしてくださっているご様子で、

プレゼント品なども

よくご注文くださっています。

 

「どこにも無いものをプレゼントすると

とても喜ばれるんですよ。」

ありがたいことです。

 

 

 

*ネームの字体もそろえています。
この字体は、アメリカンでシルバーカラー。

 

 

 

もう一点お揃いでご注文いただいたのは、

ジャケットの胸ポケットにお入れになる

手帳カバー。

 

前回のものはかなり前にお作りしていて、

通常のカバーよりも硬めに、という

リクエストにお応えしたものでしたが、

「そろそろ柔らかくなってきました。

胸の形に丸くなるようになりましたから。」

とのことで、以前より硬めにすることに。

 

一段と硬さが増したため、お渡し時

「ここまで硬くして大丈夫ですか?」

とお尋ねしたくらいです。

それでOKが出ましたから、まずは安心。

 

でも実際にお使いになって

違和感がありましたら、お知らせください。

対処します。

 

 

 

 

 

 

当店オリジナル牛革は、

使っていくことで

ツヤが出て柔らかくなるタイプ。

 

それをどこまで使うかは

使う方の好き嫌いによります。

 

柔らかくなることがお嫌いでしたら、

硬くお作りすることもできます。

ただ、ツヤが出ないようにすることは

無理でしょうか…

ご希望はなんでもお話ししください。

 

長いお付き合いを頂戴し、

ありがとうございます。

 

 

ハイブランド革ブラックのミニおにぎりショルダーバッグ 2409N

ハイブランド革ブラックのミニおにぎりショルダーバッグ 2409N

2024/09/12

メールでお問い合わせを頂戴しました。

白いミニおにぎりバッグと同じバッグを

黒で作っていただきたいですが、

それは出来ますか?」

 

販売済みの参考デザインをご覧くださっての

ご質問は、とても嬉しいです。

 

なかなかお店用バッグは作れないですが、

時間がある時

満を持してお作りした一点ものは、

どれも使いやすくお薦めデザインですから。

 

 

 

 

 

 

メールでのやり取りの場合、通常は

最初に、簡単な図や

他社製品が掲載されているURLで

全体の形をご説明いただき、

ご希望の革の色をお知らせいただきますが、

 

今回は詳細がありますから、

革の色をお知らせいただいてから

ご相談に入りました。

 

その結果、オリジナルどおりで

というお話でしたが、

やりとりが続いていきましたら、

オリジナル品は基本手提げタイプで

肩から下げるぎりぎりの長さの手紐ですが、

ご注文者は肩掛け専門とわかりましたから

長さを変えるご相談をしました。

 

 

 

 

 

 

クライアントの身長と体格をお聞きし、

コートのタイプも伺ってから

それに合わせて手紐を少し長くし、

同時に手紐をたためるよう

ジョイント部分に金具を入れました。

 

メールのやり取りから、きちんとした

かわいらしい雰囲気の方と思いましたので、

金具は丸いラインの少しかわいいタイプに。

本体がハイブランドの革で

シリアス一辺倒な雰囲気になりがちですから、

少し個性をプラスしました。

バッグのデザインにもぴったりと思います。

 

 

 

 

 

 

当店では、

定番バッグに対するご相談にも

アドバイスを差し上げますから、

みなさまのオーダー品を

ちゃんと使えるものに仕上げることができます。

 

当店ならではのフルオーダーメイドは、

定番品のサイズ替えや仕様変えにも

きっちり対応します。

 

こんなことできないかしら?

という内容があったら、

何でもご相談ください。

 

 

 

 

 

 

お届けしましたら、ていねいな

御礼のご連絡を頂戴しました。

 

************

大きさと外ポケットが理想的なサイズで

とても嬉しいです。

定期入れがサッと取り出せるのでありがたいです。

持ち手の長さも問題なく肩にかけられ、

しっかり持てます。

まだ使い始めたばかりなので固さに慣れてませんが、

これから大事に使っていきます。

************

 

 

 

 

 

 

ご感想をありがとうございます。

大きさがちょうど良いことは

バッグにとってもっとも大事です。

何かお手持ちのバッグのサイズと

比べていただいたのでしょうか?

 

長くご愛用いただけることを

心より願っております。

このたびはありがとうございました。

 

 

すばらしいポロサスのiPhone15proケース 407N

すばらしいポロサスのiPhone15proケース 407N

2024/09/10

もう何台も当店ケースをご愛用くださっている

クライアントです。

今回は15Proに機種変とのことで、

あらためてご依頼いただきました。

 

今回もポロサスのブラックです。

ケース内に1万円札が入るようにしているため、

ケースのタテ寸法は

iPhone本機より長いですが、

このタテのパーツは

表面→裏面、と接ぎ目なく取っています。

ため息が出るほどゴージャス。

 

 

 

  

*1枚取りのパーツはひと続きですから、
表裏で上下が変わります。

 

 

 

「前回と同じものを。」

最初の3台までは

仕様に試行錯誤がありましたが、

今はずっと同じ仕様に落ち着いています。

 

クライアントがこのケースを

どれだけ長くお使いくださったことかと

思い起こしますと、すでにもう

生活の一部となっていることは明確です。

 

きっと暗闇の中でも、必要なものは

すべて出し入れできるはずです。

頻繁に扱うものに対して

日常生活で煩わされることのない、

すばらしい解決策です。

 

 

 

  

*左の一枚続きの斑柄をご覧ください。

 

 

 

クライアントが

これを気に入ってリピートしてくださるのは、

一番下のお写真にある、本機の収め方です。

 

このアイデアは、

電子機器と比べて寿命の長い革ケースを

どうやって長く使っていただくか、という

デザイナーの気持ちから生まれています。

 

それを、このクライアントは、

カードのような平らなものなら

分けて入れられる枚数が増える、

というメリットとして使ってくださっています。

 

 

 

*内側はヌメのワインカラーでシャープかつ
エレガントに仕上げています。

 

 

現在スマホやタブレットには

合理的なシェルカバーが作られていますが、

かつてのiPad発売当時には

そういうカバーはもちろん存在していなくて、

どのように本機を革でホールドするかが

一番の問題でした。

 

その時のアイデアを、

このような形で使っていただけるのは

まことに嬉しいことです。

 

 

 

  

 

 

 

このオーダー品はかなり複雑な製作で、

毎回細心の注意を払ってお作りしています。

お送りしまして、メールを頂戴しました。

 

***********

本日到着いたしました。

内装のワインカラー落ち着いていて、

綺麗ですね。

相変わらず、素敵な作りで、満足です。

大事に使わせて頂きます。

今後ともよろしくお願い致します。

************

 

いつもありがとうございます。

快適な生活に貢献出来て嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

↑ 最後に衝撃的なお写真を!

当店ではどんな製品に対しても

最高品質のお品をお届けします。

 

今回もこの方のスマホケースは

センター取りのひと続きパーツで

お作りしています。

ここまで良い斑柄のポロサスは

滅多にお目にかかれません。

先日お書きした流そうと思った時に

ちょうどいただいた引き合いでした。

これもご縁です。

 

 

 

  

*左はパーツを取る前のポロサスの1枚革。
右は革屋さんに納品される時のポロサスのタグ。
市場に出回る時には、
ここはたいていカットされてしまいます。

 

 

脇の革で小物をお作りできますから

クライアントにおの

残りサイズのお写真をお送りしたところ、

「ポロサスのもっとも価値ある場所で

ケースを作ってくれたんですね!」と

ケースについて感動していただきました。

 

偶然ですが、私たちの製作姿勢を

あらためてご覧いただけることになり、

良かったと思います。

このたびもありがとうございました。

 

 

3代目の長財布 2407N

3代目の長財布 2407N

2024/09/08

7年ほどお使いいただいた長財布を

そろそろ替えたい、とご依頼いただきました。

 

前回はなるべく小さく、なるべく薄く、

というご依頼内容だったことと、

かなりハードにお使いになる方のため、

このあたりが限界のようです。

 

 

 

 

 

 

革製品の保ちは、革の厚みに直結しています。

厚ければ厚いほど長保ちします。

 

しかしそれが、使いやすいか?

その方にとって重くないか?

ステキか?といったら、

人によって感じ方が違います。

 

私たちがオリジナルで作っている革は

ヌメ革で、

それも昔からの製法で作られた革なので、

きれいにエイジングしていきます。

 

 

 

 

 

 

最初、少し硬いかな?と感じても

毎日触っているうちにどんどん柔らかくなって

手に吸い付くような触感になっていきます。

 

使っているうちについたキズも

使用過程で治っていきますし、

革は柔らかくなるのに

芯のしっかりした形は損なわれません。

 

この革を一回使った方は

他の革では違和感を感じる、という

ご感想をお持ちになります。

 

そんなわけでこのクライアントも

毎回リピートしてくださるのですが、

当店オリジナルの革の良さを体感してくださる

みなさまには、感謝感謝です。

 

 

 

 

 

 

リピートしてお作りくださる方の中には、

年齢が上がったり

持ち物が変わったり

使い方が変わったりすることで、

仕様変更する方もいらっしゃいます。

 

今回は、年齢が上がったことで

もう少しゆとりのある大きさにしたい、

とお思いになったことで、

長い辺の長さを6ミリほど長くしました。

 

ほんの少し寸法が大きくなるだけで、

格段の使い勝手の違いに繋がります。

こんなこともどうぞご相談ください。

 

このたびもありがとうございました。

日頃のご愛用に感謝申し上げます。

 

 

<<最初のページ<前のページ次のページ>最後のページ>>