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ウェブショップ掲載のバッグ容量の確認方法
2024/05/03先日、ウェブショップ製品の
容量について
お尋ねをいただきました。
具体的に申しますと、
どちらの容量が多いか、という
かなり微妙なご質問です。
ラティーゴ小は底の厚みがあって
ヨコ幅も高さもある程度ありますが、
マチ幅は
底からてっぺんに向かって細くなり、
最終的にはファスナーだけの幅になります。
こういう形ですと、見た目の大きさに比べて
容量は少なくなります。
でも、形が多少崩れても良いならば
定量よりは入れられます。
これは人の感じ方によって変わることです。
*長くお使いいただいて革が馴染むと、
容量は多少増えます。
*30年おつかいいただいたラティーゴバッグ
反対に
ギンコは正方形に近く、角ばった形で、
マチが上から下までドン!とありますから、
見た目以上にモノが入ります。
このギンコをデザイナーは
時にパンパンにして使っています。
「便利だわ~、たくさん入るわ~」
革がやわやわになったので、
どんどん入れても丸っこいラインになって
さほどの違和感はありません。
容量は入れ方によっても変わりますから、
正確なお返事はできないのが現状です。
フルオーダーのご相談をくださる方の中にも、
中に入れるものを並べてお写真に撮って
それぞれのサイズをお知らせくださる方も
いらっしゃいますが、
現物を実際に拝見した後でないと
その資料をうまく使うことは出来ません。
お店近くの方でしたらご来店いただき
実際にお試しいただくこともできますが、
遠方の方であればそれも難しいことです。
そんな時、今回お尋ねいただいた方と
やりとりしてましたら
良い方法が浮かびましたので、
みなさまにもお知らせしたいと思います。
余力があったらぜひお試しください。
ネットで買いたいバッグがあれば
それでお試しいただいても良いかと思います。
さて、まずご用意いただきたいのは、
目的のバッグに似たサイズの紙袋です
(ヨコ幅が一緒くらいだと良いですね、
厚みにも注意して選びましょう)。
それを、バッグの高さに切り落します。
その後、正面に
バッグの正面の形をペンで描いてから
その線に合わせて
さらに切り落としていきます。
それぞれの面とマチをホチキスで留めて、
全体の大きさをざっくりと作り出します。
底面がそのバッグより広い紙袋でしたら、
余分な部分も
ホチキスで留めてしまえばオッケー。
そしてその中に、
持ち物を入れてみてください。
ざっくりとですが、
容量のイメージがつかめると思います。
クライアントとやり取りしていて
おもしろい方法を思いつくことが
多々ありますが、
今回はみなさまにシェアできるかと…
買い物には目的がありますから、
それに見合ったものを探すのは大変です。
でも、それを愉しむことができれば
厄介ごとではなくなります。
みなさまには
楽しいお買い物をしていただけるよう、
願っております。

ひとつ穴の時計ベルト 40411
2024/05/03久しぶりにお目にかかった
クライアントは、多少蒸し暑くても
爽やかなご様子の麻ジャケットをお召しです。
毎回
凝ったお品物のケースをご注文いただきますが、
今回は時計ベルトのご注文をいただきました。
今回変わっているのは、
ベルトの調節穴がひとつであること。
ということは、調節穴ではなく、
オーダーメイドならではの
サイズぴったりのベルト、です。
しかもその穴にはハトメを
ご希望いただきました。
「時計ベルトは
穴の部分からダメになって行くので…」
なるほどです。
穴ひとつで良い、というのも潔いご決定。
これならきっと長保ちすることでしょう。
シンプルな文字盤のこともあり、
それよりもなお
取付金具の形などから
薄っすらと凹凸をつけた
シャープな印象のベルトになりました。
たくさんの当店製品をお使いの方ですから、
きっとこちらも
長くお愉しみ頂けることでしょう。
いつもお引き立ていただきありがとうございます。

ミュージアム・ラインの桜の絵、二つ折り財布 31104
2024/05/01いただいたメールには
「二つ折り財布を作ってもらって、
それに指定した絵を入れられますか?」
という言葉とともに、
ふたつのイラストが添えられていました。
桜の木の下にxxがいるイラストと
女性のイラストです。
当店には専属の画家がいますから、
すぐに連絡を取ってOKをもらいました。
彼女はプロですから、
どんな作風でもどんな絵柄でも
ご依頼者のご希望通りに描くことができます。
こんな楽しいお品ができるのも
こういう引き出しがあるからです。
今回の絵におまかせ部分は
ほとんどありません。
細かい内容のご指示にしたがって
下絵を何回か修正して
事前に確認していただきました。
ここで絵柄をお見せできないのは
残念ですが、きれいな絵であることは
何となくお分かりいただけると思います。
お渡し時、クライアントからは
とても喜んでいただけました。
特殊な絵の具を使っておりますから、
何かをしたら落ちる、という質のものでは
ありません。
デザイナーはお気に入りの定期入れを
洗濯機で洗う、というミスをしましたが、
このご紹介記事のお写真のように
何ともありませんでした。
二つ折り財布のもとになった定番は、コレ。
小銭入れの形を変えました。
*当店のオーダーメイドでは
定番を少しアレンジするというような
ご注文の仕方も可能です。
上が片面の絵の全体像です。
桜の季節の絵ですが、
木の下にいるキャラクターが
何ともユーモラスなのです。
このたびはありがとうございました。
どんどん使っていただき、
革がエイジングすれば
もっと桜が映えると思います。
末永くお愉しみ頂けると幸いです。

15個目の、集大成としてのトートバッグ 403N
2024/04/2935年以上の
お付き合いをくださっているご注文者は
卒寿を超えてらっしゃいますが、
まだまだお元気に
関西方面からご来店くださいます。
波乱万丈の人生を生き、
当店が下北沢に在る時
初めておいでくださった方です。
以来、私どもが
ちゃんと仕事できてるかどうか、
心配で確認してくださるかのように
ご来店しては、ご注文をくださいます。
ありがたいことです。
「今度のバッグが最後になると思います。」
と冗談にもならない台詞をさらっと言って、
ご注文内容を話して行かれました。
今までにカバンだけでも15個以上は
ご注文くださったでしょうか…
おしゃれな方なので、
鞄に入れる中身が変わるたび、
また外出での歩き回り方が変わるたび、
新しいアイデアを思いついては
ご注文くださいます。
「そろそろ私も年ですからね、
柔らかくて軽いのがいいです。
A4は入った方がいいですし、
スマホにも慣れましたが
すぐに取り出せるほうがいいですわ。」
中身がごちゃごちゃにならないよう、
仕切りもお付けしています。
そして何気なくカバンに放り込むもの、
例えばペン数本、メガネケースなどは、
専用のポケットを付けて
パッと取り出せるようにしています。
いつおいでになっても
もちろん当店の鞄をお持ちくださっていて、
その回の出張の持ち物によって
数種類を使い分けていらっしゃいます。
そのお姿を拝見し、お話ししておりますと、
矍鑠としていながら
優しいお気持ちをお持ちの方だと感じ、
若い頃の楽しい話、
ご商売上のヘビーな話までも、伺うのが
毎回とても楽しみです。
そのような方の
アイデアの集大成ともいうべきこの鞄には、
たくさんのポケットを付けています。
外側のファスナーポケットにA4が入って
外ポケットも6つ付けていますが、
重さにして840gと、かなり軽量です。
このバッグを持って
まだ何度も東京においでくださることでしょう。
このたびもありがとうございました。

新幹線の切符等、交通系用ベルトポケット 40125
2024/04/27ご年配の方からのリクエスト品です。
この方は腰のベルトにこのバッグを着け、
その中にカードと切符をお入れになって
遠距離移動なさいます。
荷物を持っていても、
いつでもこのバッグを開けるだけで
移動に必要なものはすべて、
パッと取り出せます。
ある程度年齢が行きましたら、
どのようにすれば
忘れ物なく、煩わしいこともなく
移動できるか、ということは
もっとも重要なテーマのひとつになると
思いますから、
これもひとつの解決方法です。
いろいろな方がいて、
さまざまな解決方法があります。
ご自分で試行錯誤した後
ほんとに欲しいのはコレ、という
オーダーの仕方をしてくださったのは、
さすがに常連のご注文者です。
ご自分に使いやすい大きさ、
レイアウトを
今まで使ったお品物から考えて
リクエストくださいました。
このベルトポケットは
腰ベルトのどの位置に付けるか、も
使う人や状況によって変えられますから、
汎用性があると思います。
また、どうやってベルトに取り付けるかは
使う方に合わせてお作りできますので、
一番使いやすい方法をご指定ください。
ある程度年齢が行って、
毎日の便利のために必要な道具を
お選びになる時は、
オーダーもその選択肢にお入れください。
探して探して、
いまひとつの製品を使って
毎日不満に思うなら、
使い方をご説明いただいて
ひと月ほどお待ちいただけば入手できる
当店オーダー品でしたら、
疲れもなく、楽しいお買い物ができます。
このたびは、みなさまの参考にもなる
発想のオーダー品を
ありがとうございました。