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親子二代の定番小銭入50707

親子二代の定番小銭入50707

2025/09/11

 

11年前にお揃いで長財布と小銭入れを

ご注文くださったご夫妻が、

ご子息を伴ってご来店くださいました。

 

「この子が来年中学生になるので

小銭入れを用意したくて、

また伺いました。」

ありがたいことです。

 

 

 

 

 

お写真は、11年前のオーダー品。
「ずっと使っていますが、

手触りも良くて丈夫で、

気に入っています。

小銭入れもとても良いので、

家族のお揃いを

息子にもプレゼントしようと…

やっとそんな年齢になりました。」

 

 

 

 

 

2代目のお子様方に当店製品を

引き継いでくださる方は

ちらほらいらっしゃいますが、

まことにありがたいことです。

 

当店オリジナルレザーの触り心地を

物心付いた頃から知っていれば、

「革」がどういうものなのか

本質を知っていただけることができて

さまざまなモノを選ぶ時の

ひとつの指針になってくれると

思います。

 

 

 

 

 

ご一家でお持ちくださるのは、

定番の「手のひらに収まって

気持ちのいい小銭入れ」です。

 

小さいサイズですが、

革が慣れてきますと

見た目以上の収納力を発揮します。

 

ズボンの前ポケットに入れても

邪魔になりませんから、

小銭入れをお探しの方には必ず

お奨めしている定番です。

 

 

 

 

 

立ち上がりタイプのマチですから

出し入れしやすいのも良いです。

 

12歳の方にお持ちいただくのは

初めてだと思います。

ご子息さまがこの小銭入れを持って

11年経った時について夢想できるのは

なんとすばらしいことでしょう!

 

この度のご注文も
ありがとうございました。

 

 

 

リザードxオリジナルレザーのIDカード入れ 50403

リザードxオリジナルレザーのIDカード入れ 50403

2025/09/09

 

当店でたくさんオーダーくださった

クライアントから、

新しくお作りしたIDカード入れの

お写真をお送りいただきました。

 

見てお分かりのとおり、

「ワインカラーのリザード」が

テーマになったシリーズです。

きれいなお写真を

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

どれもどんどん

使ってくださっていますが、

革の輝きを残したままお使いです。

 

今回の社員証入れは

上のジーヴズの隣のお品。

 

 

 

 

 

首から下げる紐は
使い慣れたご自分のものを使うので、

単品でのご注文です。

 

セットではなくこれだけ、

というようなご注文もできますから、

なんでもご相談ください。

 

 

 

 

 

表面、裏面にカードを入れますと、

こんな感じになりますが、

表面に2枚のカードが入るのがミソ。

 

 

 

 

 

なかなかこんな凝ったデザインは

見つけることができないでしょう。

 

日々を楽しんでいらっしゃる

クライアントならではのご注文品。

こちらのオーダー品も、見るたび

にやにやしてくださることを

願っております。

この度もありがとうございました。

 

 

ファスナークラッチバッグのお色直し 508N

ファスナークラッチバッグのお色直し 508N

2025/09/08

 

ハードにお使いいただいている

柔らかなルバルを使った

ファスナータイプのポーチを

ご紹介します。

 

そろそろメンテナンスしたい、と

お預かりしました。

 

2枚並んだお写真の

左が修理前、右が修理後です。

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンテナンスはまず最初に、

全体をよく確認してから

直す部分を決めていきます。

 

こちらのクライアントは

ルバルの手触りがとてもお好きで、

この素材を使って

いくつも作ってくださっています。

いつもありがとうございます。

 

当店オリジナルレザーの

「ルバル」の感触は、このように

たくさんの人を虜にしています。

 

当店だけの革素材

ご興味ある方は

店頭で触ってみてください。

 

 

 

時にリュックにもできる3wayのショルダーバッグ 507N

時にリュックにもできる3wayのショルダーバッグ 507N

2025/09/07

 

今年は大作の多い年だと思います。

メールでお写真が送られてきました。

「こんなバッグを作れますか?」

 

あるメーカーのバッグだそうですが、

「もう売ってないんです。それと、

良い素材で欲しいです。」とのご希望。

 

 

 

 

 

販売しなくなって久しいようなので

ブランド名を伺って

ネットでお探しすると、

フリーマーケットに全体像を見られる

ページがありました。

 

それでも作り手にとって

知りたい部分すべてが

載っているわけではありません。

 

 

 

 

 

なるほどなるほど…と解読し、

製作可能であることをご連絡してから

ご来店いただきました。

 

「この形は、リュックにすると

かなり形が崩れると思いますから、

あまりリュックにするのは

お薦めできませんが。」

とご説明しますと、

それではリュックにするのは

控えます、ということで

リュック紐を付けられるように

細工をしました。

 

 

 

 

 

オリジナルの持ち手は

もう少し短めでしたが、

荷物量が多く、重くなるので

肩掛けできる長さをご希望です。

 

そうするとリュックにする時、多少

邪魔になりますよ、とご説明します。

当店ではご相談時、

あらかじめわかることであれば

デザイナーが事前にお話しします。

 

 

 

 

 

このリュックでまず

製作の可否に大きく関係したのは、

ファスナーで閉じる口元です。

 

というのは、開け口に

四角い金具が入っているからです。

ですから

材料としての金具が必要なので、

製作用の金具が入手できるかを

まず最初にお調べします。

 

こちらは幸いなことに、

材料金具が売られていました。

 

 

 

*PCの入るポケットは
使って行くうち落ち着いてきます。

 

 

この金具は

ダレスバッグの金具と同様

口がパカっと大きく開くので、

中身がどう入っているか

ひと目でわかりますし、

モノの取り出しもしやすいです。

 

実際の金具が届くと、

ダレス金具を知っている者にとって

驚くような仕組みの金具でした。

 

 

 

 

 

「A4PCが入るサイズ」という

ご希望がありましたから

そのようなサイズ選びをしましたが、

ぎりぎり入るサイズの金具で、

もう一つ上のサイズですと

かなり大きくなることもあり、

ぎりぎりサイズをお選びしました。

 

 

 

 

 

またこちらには、

キャリーバッグにセットできるよう

ループをお付けしましたが、

それを使わない時は

ポケットとして使えるように、

底をファスナーにしています。

 

このファスナーの付け方は、

リュックにする時

洋服を傷つけないような

付け方をお選びしています。

 

細かいことですが、

このようなオーダー品を

お持ちになる方が

どのような衣装を纏うかを

想像しますと、自然と

選択肢は狭くなっていきます。

 

 

 

 

 

この現物は見たことありませんが、

柔らかい素材を使っていますから、

モノが入っていないとおそらく

ぐずぐずな形になると思います。

 

しかし、

今回のクライアントとお会いしますと

そんなものをお持ちいただくわけには

いきません。

柔らかくなる革であっても

ある程度形が取れて自立するように

仕立てています。

 

お受け取りの時、

すぐにそのままお持ちくださった

クラアイトの笑顔が

忘れられません。

長くご愛用いただけることを

心より願っています。

このたびはありがとうございました。

 

 

 

デザイン性と丈夫さを併せ持つ、世界でただ一つの革財布のためのパーツ

デザイン性と丈夫さを併せ持つ、世界でただ一つの革財布のためのパーツ

2025/09/05

 

量産品製造の現場ではありえない

当店独自の製法の中に、

「革パーツの採り方」があります。

 

革製品にはそれぞれ、

縫い合わせる前のパーツがあります。

 

当店ではそのパーツを、

1枚の革のどこでどの方向で採れば

丈夫、かつ良い柄で採れるか、

ということを

一つひとつの製品に対して

吟味してから製作に入ります。

 

これが

量産品の製作現場にあり得ない、

製作者の革の目を見る技術と

美意識とを使う、技術製法です。

 

 

 

 

 

上の写真のイタリアンレザーには

型押しの方向があり、

その型押しの柄が不規則なことと

色のグラデーションも

一定でないことから、

 

柄の場所によって、

出来上がる製品イメージは

かなり変わります。

 

当店ではどんなお品でも、

製品デザインによって

柄や色の出る場所を考えて

パーツを取り、完成させます。

 

 

 

 

 

それで今回は1枚目の写真のように

革の真ん中から
大きなパーツを取ったオーダー品も

ありますし、

 

また3枚目のお写真のように、

ジーヴズの革に合わせて

ハートのモチーフを付けたい、

という比較的小さなパーツに対しても

その美意識を生かします。

 

どれもその形にとって

最高に効果の高い柄を選びます。

 

 

 

 

 

場所によってかなり違う色と柄なので

小さなものほど、

実際に革を取ってみてから

選ぶことになるものもあります。

 

でもこうして余分な数を取ってみても、

選びきれない時があります。

そんな時は一晩寝かせて

翌朝見ますと、案外決まります。

 

どんな小さなものにも

「美」という魂を入れたい

当店の製作方法です。

 

 

 

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