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パクっと開く柔らかなメガネケース

パクっと開く柔らかなメガネケース

2023/07/22

「柔らかくて

出し入れしやすい

メガネケースが欲しいです。」

 

お話をよく伺いますと、どうやら

昔の小銭入れタイプの入口をした、

柔らかな革質のケースをご希望です。

 

 

 

 

 

 

「あの金具はまだあったかしら?

金具には、メガネが入るくらいの幅が

あったかしら?」とお探ししますと、

あった、あった、おまけに

ちょうど良いサイズです。

 

もっと大きなメガネであれば

入らないとサイズでしたから、

今回はラッキーでした。

 

 

 

 

 

 

当店オリジナルの革「ルバル」にはない

何かしらきれいなお色を

ご所望いただきましたので、

先日使った柔らかな革をお見せしました。

 

革としての手触りや

使っている時や馴染んだ時のルバルは

他に比べる革がないほどなのですが、

 

きれいなお色をご希望されてしまうと

色揃えに難ありなので、

そのようなご希望の方には

その時々で在庫の革をお見せしています。

 

 

 

 

 

 

このたびの金具は、

ある程度の年齢の方なら

見覚えのある金具だと思いますが、

若い方にはきっと

見慣れない、新鮮なものかも知れません。

 

金具の脇を人差し指と親指で押すことで

ケースの入口がパクっと開く金具です。

 

その手を離すと入口はピタリと閉まり、

そのまま収まって、開かない仕組みです。

おもしろい金具ですが、

その幅は一種類しかありません。

 

きっと他のケースとしての使い方も

思いつく方がおいでではないでしょうか?

ご参考までにご紹介します。

 

 

 

*メガネを入れても嵩張らず、コンパクト。

 

 

きれいなお色なので

どれくらいの期間で

褪色があるかわからないですが、

きれいなお色というのは、運命的に

必ず褪色することは避けられません。

 

先日

他のクライアントから見せていただいた

ハイブランドの製品も

驚くほど褪色していたのですが、

その褪色が始まったのが

お求めになってから2~3年後で、

しかも白っぽいブルーが、最初から

黒っぽく変わっていったと伺い、

かなり驚きました。

 

ブルーはもっとも褪色しやすいお色ですが、

やはり人を惹きつける魅力があります。

 

使用後を知ってお使いになるのと

知らずにお選びになるのとでは、

ご注文者のお気持ちはまったく違うと

思います。

 

うるさいかもしれませんが、

当店ではそのようなご説明もします。

みなさまには、納得いくご注文を

していただくことが大事なことと思います。

 

このたびのメガネケースですが、

何年か経って

使用後をお見せいただけると

ありがたく存じます。

ご注文、ありがとうございました。

 

 

バッグに合わせたストラップの製作

バッグに合わせたストラップの製作

2023/07/20

最近お問い合わせで多いアイテムが、

バッグに合わせたストラップです。

 

ご紹介するのは

当店特製牛革製です。

たまたま当店の牛革が

お手持ちバッグの素材に合ったため

ご注文いただきましたが、

 

「持っているバッグと同じ革で」

というハイブランド系のバッグに対する

厳密な革のご指定になりますと、

どのお色でもそれに沿うことは出来ますが、

高価になります。

 

 

 

 

 

 

それは、バッグのストラップは

ほとんどの場合、製品製作としては

紳士用ベルトと同じだからです。

 

つまり、ベルトは長い場合が多いので、

1枚の革のど真ん中から

パーツを取ることになり、

歩留まりが悪いアイテム、ということ。

 

そして、取り付け方が

バッグによって変わりますから、

その部分を

モノによって変える必要も出てきます。

 

ショルダーベルト金具の

穴ひとつをとっても、

同じ大きさのものはまずありません。

穴の形や大きさは、適宜変えています。

 

しかも、革がハイブランドの色革となると、

ご用意あることの方が少なくなります。

 

 

 

 

 

 

ご紹介しているストラップは、

細めのベルトに肩当を通し、

ベルトの端に穴を開け、金具に通すタイプ。

 

元々のバッグは

手持ち式の割に大き目でしたから、

きっとうまく使っていただけると

思います。

 

その手持ち紐と同じ

ショルダー紐の太さですが、

肩当をつけることで

使い勝手がグンと上がります。

的確なご指定をいただき、良かったです。

ありがとうございました。

 

 

酸素ボンベを持ち歩く方のためのショルダーバッグ 304N

酸素ボンベを持ち歩く方のためのショルダーバッグ 304N

2023/07/18

「酸素ボンベを

持ち歩かなくてはいけなくなったので、

持ち運び用のバッグを作って欲しい。」

 

これまで、身体に関するアイテムでは

人工膀胱ストーマ用カバー

手が動かない方用のバッグ

お作りしたことはありますが、

酸素ボンベ用バッグは初めてです。

 

拝見しますと、ボンベは

大きく、重く、持ち歩くにも

体力が要りそうです。

なるべく軽く感じるように

お作りしたいと思いました。

 

 

 

*右のボトルの上部に、
四角くて厚みのあるパーツが付きます。

 

 

「今使っているナイロンバッグでは

大きすぎますし、

中身が見えてしまうので、

中身を見えないようにして、

見た目の良いバッグにしてもらいたい。」

 

というご依頼で、酸素ボンベ本体は

お借りできたのですが、

上に載っているアジャスター部分は

さすがにお借りすることができません。

 

こういう場合、

中に入れるものと同じくらいのサイズで

模型を作ってから、

ダミーサイズのバッグを作ります。

 

 

 

 

 

 

とにかく小さく小さく、というご要望で、

ご指示に基づいて、

最初にこちらでご用意した

ダミーバッグよりも随分小さくして

高さも落としたのですが、

結果としては

もう少し高さを高くしたい、とのことでした。

 

今回のように複雑な形の中身の場合、

あまりギリギリまで

小さくしてしまうのは、

ちょっとリスキーです。

 

また

中身が収まった時のことだけでなく

出し入れするゆとりも考えませんと、

使い勝手は悪くなってしまいます。

 

 

 

 

 

このバッグは柔らかい手触りですが、

中には、硬いけれども

ふわふわの芯材をお入れしています。

そのおかげで自立し、形が取れます。

 

遠方の方で

宅配便でのお渡しとなったので、

まだ実際に入れたところは拝見してませんが、

「高さを2~3センチ高くして欲しい。」

とのご連絡を頂戴しています。

 

「ふたつ目に爬虫類で作りたいから、

ひとつ目は試しと思って注文します。

ヨコのマチ部分が出っ張らないように、

留められるホックをつけてください。

また、中が見えないようにもして欲しい。」

 

 

 

 

 

そのようなリクエストから、

下のお写真のように内ブタを付けています。

ご希望内容に沿って

内側の一番上には、ホックを留めて

手で持つタイプの持ち手をお付けしましたが、

これは中身が重いために

うまく作動しなかったと伺いました。

 

次回は、最初にお話ししたタイプの

持ち手を2本、

本体に付けるお話をしています。

 

 

 

 

 

また、時にペットボトルを

お入れになるとおっしゃいましたが、

スペースがギリギリなので

もしかすると入れる時には

大変だったかもしれません。

 

このペットボトルについての扱いは

ご相談時にご注文者が揺れていて、

入れるか入れないか

はっきりしないこともあり、

大きさを決める時にお悩みになりました。

 

「ペットボトルは斜めに入ってもいいから

もっと小さくしたい。」

というご希望をいただいた時には、

バッグの入れ口に

四角い厚みのあるパーツが来ますから、

最終的にはペットボトルが入らなくても良い、

というスタンスで決めていただきました。

 

 

 

*実際には四角い大きな部品が
上部いっぱいに入るので、
上はその部品で覆われます。

 

 

今回のご注文品は

ご指示いただいた寸法でお作りしました。

通常のオーダーでは滅多にないことですが、

細かいアドバイスが必要ない方には

ご指示に沿ってお作りします。

 

当店が望むのは、

お作りした製品によって

ご注文者の生活が楽になること、です。

もちろんお身体が楽になること、も

心から願っております。

 

また、ご注文時に

みなさまが納得する方法であることも

重要と思っておりますので、

ご希望はどんなことでもまずお話しください。

 

 

ゴージャスなネイビーのゾウ革長財布 30503

ゴージャスなネイビーのゾウ革長財布 30503

2023/07/15

長財布が欲しい、と

おいでになったクライアント。

いろいろお話ししてますと、

とくにコレ、という仕様では

なさそうです。

 

店頭のお財布をいくつか手に取って、

これ、これが良さそうです。

でも札入れ内側にあるカード入れは

いらないな。」ということで、

仕様はすんなりと決まりました。

 

 

 

 

 

 

革を決める時には、

大きく分けて3種類の革がある、

そしてその3種類は使っていくと

違う経年変化になる、ということを

お話しし、

さまざまな革をお見せしました。

 

3種類のひとつ目は、

ベーシックな色の当店オリジナル牛革。

これはヌメ革タイプで、どの色も

透明感のあるツヤが出てきて

色は黒っぽく変化していきます。

 

ふたつ目は

フランスのハイブランド革と

メイド・イン・ジャパンの

ベーシック色以外のきれいな色牛革。

どちらも

時間が経つことで褪色するものもありますが、

ハイブランドモノは日本モノにはない

クリアな色が出ていますし、

日本モノはシブい和の色揃えです。

 

 

 

 

 

 

3種類目はエキゾチックレザーです。

革の名前をお出したところ、

ゾウ革が気になるご様子。

現在はすばらしい品質のネイビーを

在庫しています。

 

ワシントン条約では、いよいよ最後の

厳しい捕獲のクローズドシーズンに入り、

ますます良質なゾウ革は減っています。

そんな中で

このネイビーのすばらしさは

群を抜いています。

 

 

 

 

 

 

お見せしますと、

すぐに結論が出ました。

このような深い斑柄やネイビーの色は

滅多にありませんから。

 

ご提案で、小銭入れ部分の革は

違ったタイプの斑柄部分にすることに。

 

出来上がったお財布は

一般にほとんどないグレードです。

 

クライアントは

ひと目見るなり喜んでくださいました。

長くお使いになりたいと

おっしゃっていましたから、

次にお目にかかる時が楽しみです。

ありがとうございました。

 

 

家族のためのカード入れ「3分類のカード入れ」30501

家族のためのカード入れ「3分類のカード入れ」30501

2023/07/12

8年ほど前、

デザイナーが客としてお訪ねしていた

お店で、担当をしてくださっていた

今回のクライアント。

 

 

 

 

 

 

明るいひかりのような女性で、

この方が実家へお帰りになった後も

何となく細い糸で繋がっていた、とのことです。

その方がこのたび、お店を訪ねてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

「私、デザイナーさんのお店で

いつか何かを頼みたい、と

ずっと思っていたんです。

あの頃のお客様でつながっているのは

デザイナーさんだけなんですよ。

いまやっと仕事に復帰したので、

ご挨拶がてら来ました。」

嬉しいお言葉です。

 

 

 

 

 

 

ご実家へ戻ってご結婚、

その後お子様が生まれたり、と、

8年後にお目にかかりましたら

以前に増して

すばらしい透明感のある方に

なっていました、ステキな再会です。

 

 

 

 

 

 

「あらためて革製品で

何が欲しいか考えたのですが、

夫や子供、

そして自分の診察券やカードなどを

入れるカード入れが必要かな、と。

どんなものが良いでしょう?」

 

デザイナーがお薦めしたのは、これ

「使ってくださっている人の評判が

とても良いんです。

先日、10年使っているお客様が来て、

使っている現物を

見せてくださいました。」

 

 

 

*10年以上お使いくださったこの定番

 

 

その10年物が上下2枚のお写真です。

使い手は、こんなご感想をくださいました。

「このケース、意外なことに

立つからいいんですよね!

それでもってたくさん入るから

ついつい入れちゃうんですが、

その割に厚ぼったくならないです。

触り心地は他に例えるモノがないくらい

良いですよ。だから

いつも撫でてしまいます。」とのご感想。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

この10年物はグレーxワインですが、

なんともツヤ良く育っています。

あまりの触り心地の良さに、

デザイナーも頬ずりせんばかりでした。

ありがたいことです。

 

今回の新しいご家族用カード入れが、

新しいお客様の役に立ってくれることを

心より願っております。

お元気で長くお使いいただいて、

またお目にかかる日を

楽しみにしておりす。

この度はありがとうございました。

 

 

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