革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2015.06.18

お財布も兼ねたクラッチバッグ

「こんなバッグがあるといいのに。」

まさにそんな思いでオーダーいただいた

お財布も兼ねたクラッチバッグ。

 

最近 男性の間では

こういったクラッチバッグのご注文が増えています。

 

メンズ_クラッチバッグ

 

それは、身の回り品だけをすべて入れられる

小さめのバッグ、というものが

市販には売ってないからなのですが、

当店でも、なかなか定番にできない

という事情もあります。

 

iPhone用外ポケット

 

いちばんの理由は、ひとりひとり持ち物が違うから、

なのですが、それは

毎回オーダーをお受けしてますと

ますます定番化は難しいかしら、と感じるほど。

 

ホールドしやすい持ち手

 

こういう持ち手も、あった方がいい派と

ない方がいい派に分かれますし、

 

なるべくコンパクトにして

バッグの中にサクッと入れてしまいたい、

という方もいれば

手で持てるサイズで、これくらいがいい、と

その大きさを手で形作る人もいらっしゃります。

 

ダブルファスナー仕様

 

そして更に

中身として何をどう収めるか、ということまで行ったら

それこそ、千差万別!

 

部屋1

 

人の使い方によって、向いているレイアウトは

すべて違ったものになります。

 

部屋2

 

今回のご注文主は

ひとつのお部屋には、タバコセット、

ペン2本にメモ帳、紙ばさみを配し

 

もう一つのお部屋には、

スケジュール帳や筆記具もお入れになります。

その他名刺や、名刺入れ自体も入れますし

空いた空間にも入れるものがあります。

 

ギミック

 

そんなこんなを

平らな壁面にお付けする時、

オーソドキシーでは、いろいろな仕掛けを施します。

 

すべては「使いやすくするために」!

必要な細やかな気遣いの作業です。

 

実験用ダミー

 

上のお写真は

このクラッチバッグを作るために試作した

パーツの数々。

 

これだけの作業を積み上げて

たったひとつの、ひとりのお客様のために

お作りするのがオートクチュール。

 

フルオーダーメイドでは、

「物が作れるだけの職人」というだけでは

足りないくらい、「気持ち」を使います。

関連記事

  • 車のキーケース 202

  • 紳士用クラッチバッグのフルオーダー

  • テーマ:持ち手とウラ地

同様のアイテムを見る: