2018.09.10

マグネ留めのA5手帳&メモカバー 710

今までやったことのない

新しいリクエストをいただくたびに、

当店職人たちは

おもしろさと難しさを愉しんでいます。

 

職人には2種類の人がいます。

一方は、自分の好きなものを

好きなように作りたい人、

そしてそれが(自分の中のレベルで)

最高と思っている人。

 

 

もう一方は、クライアントがいて

考えもつかぬようなお題を出され、

それをどうクリアして、ご依頼者に

喜んでいただくかに愉しみを感じる人、

そしてそれを

クールに、上質な一般製品と比べて

出来上がりをうんぬんする人。

 

当店の職人たちは、もちろん後者です。

この心持ちが、当店製品の質を支えています。

 

 

ですから今回のような新しい試みには

どんどん挑戦して

どんどん失敗して、

新しい知識を実地で積んで行きます。

 

こうしてお写真でご紹介してしまえば

何のことはない、

手帳カバーを留めるベルトが幅広で

長いマグネットで

ぴったりとしっかりくっついている、

ということだけなのですが…

 

 

クライアントからのご希望で、

左右どちらの見返しも

左右の端が開くようにして、

右側からも左側からも

ノートや手帳を挟めるようにしています。

こんな発想の方もおいでなんですね。

 

その次に出てきたものが

この幅広のベルトと、マグネットの留め方。

 

 

簡単にまとまっていると

思われるでしょうが、

このマグネットの長さと、

どう革に入れ込み、

革の厚みをどれくらいにするかは、

実験してみないことには

わかりません。

ことに深さと長さの点は、ひじょうに

勉強になりました。

 

最近でこそ、こういった

四角板状のマグネットが出てきましたが、

昔は丸いマグネット留めしか

存在しませんでしたから、

10年早いリクエストであれば

丸いマグネット二個をつけて

処理していたところです。

製作方法はずっと簡単でした。

 

スマホケースに使っている

この四角く、薄いマグネットを

材料として使えるようになったのも

ここ2~3年ほどのことです。

 

どんどん進化していく部分を

取り入れつつ、

さらに良いお品を作っていくことが

当店の愉しみで、

それをお待ちくださる

みなさまがおいでになることは、

ありがたいことと存じます。

このたびもありがとうございました。