2018.08.16

コードバンについてのお知らせ

コードバンについてお知らせします。

先日仕入れに行ってまいりましたら、

「10月からコードバンを値上げします」

という張り紙を、店内に発見!

 

「おいくら上がるのですか?」

と尋ねたところ、なんと25%のアップ。

ちょっと絶句しました。

すでにここ5年ほどで

1.5倍ほどになっているからです。

 

というわけで、もし

コードバンで何かを、と

お考えの方がおいででしたら、

早めにご相談ください。

 

 

ということで本日は、

コードバンてどんな革?ということを

ご説明します。

 

コードバンが馬の尻の革であることは

革好きの人なら既にご存知と思います。

 

では、お尻の皮膚のどんな部分かを

説明してください、とお尋ねしましたら、

すらすらと答えられる人は

ほとんどおいででないと思います。

 

コードバンとは、馬の尻の皮膚層にある

「コードバン層」と呼ばれる

コラーゲン層を指します。

 

もちろん、牛革の表皮近くにも

緻密な繊維層はあり、堅牢ですが、

それと比較してもコードバンのそれは

より以上に緻密なものです。

 

表皮の下にあるコードバン層を

取り出すために、

表皮は不要のものとなります。

 

みなさまが革の表面と思っている

コードバン革の表面は、じつは

コードバン層内側の下層に当たり、

裏と思われている部分が、

革の表皮に近い層なのです。

 

 

上のお写真をよくご覧ください。

断面が層になっているのが見えますね。

この一番上が、コードバン層。

縦横無尽に走るコラーゲン層です。

 

このコードバン層、

サラブレッドにはありません!

農耕で使われたり、荷物を引いたり、と

負荷のかかる作業をしている馬にだけ

発達する層だとのこと。

 

重い荷物などを引くことで

尻に力が入り、踏ん張ります。

そうすると、縦横無尽のコラーゲン層が

できるのだとか…

 

どうやってその層だけを取り出すかは

筆者もまだ知らないので、

そのうちお調べしてご報告します。

 

コードバンは、キメがすごく細かく、

しっかりした繊維の革です。

水染めしたものは、

表面に水シミこそできてしまいますが、

その水が、

革の中にまで入っていかないことが

大きな特長です。

だから長持ち。

 

希少な革には

珍しい特長があるものですね。