2019.02.04

オーストレッグの長財布 711

お世話になった方へのプレゼントとして、

こんな気持ちのこもったものを

お贈りする方もいらっしゃいます。

 

ご自分で革を仕入れにお出かけになり、

その方に合うような革を選んで

お持ち込みなさいました。

 

こんな素敵なご依頼をありがとうございます。

 

 

おそらくあまりメジャーではない革と

思いますが、

さて、この革は何の革でしょう?

 

答えはオーストリッチの革、です。

しかしよく見かける粒々ののものでは

ありません。

 

長い脚の部分の革です、

オーストレッグ、と呼ばれています。

 

お持ち込みいただいた革は小さめで、

ぎりぎり長財布が取れるかどうか。

ひじょうに微妙です。

 

 

 

「これで長財布は作れるでしょうか?」

「ちょっとお待ちください…」

ということで、その場ですぐに検討しました。

 

アトリエが隣接されていると、

こうした作業もすぐにできて

すぐにお返事することができます。

 

メイド・イン・銀座には

そんな意味も込められています。

 

さて、ここまでぎりぎりサイズですと

なかなかの難物です。

なるべく気にならないところで

革を継ぎたいのではありますが。

 

 

ほんとにぎりぎりで

製作することができることがわかり、

ご依頼をいただけば、

あとは実際に作るばかり。

 

ちなみに、このオーストレッグという革、

凸凹の大きなものが、革として良いと

言われています。

何かを見る時、

そんなことに注目してみてください。

 

 

内側はきれいに軽く、

しかも丈夫な、当店牛革を使っています。

 

当店特製牛革は、使っていっても

最高に馴染みの良い、

手触りの良い革ですが、

軽く、しっかりしている、

という特長もあります。

 

何よりすばらしいのは、

「加工しやすい魔法のような革」ということ。

 

この37年間に様々な革を使っていますが、

これほどデリケートな加工ができる牛革には

他に、お目にかかったことはありません。

 

この素材があって、

当店のデリケートな製作方法が

フルに生かされます。

すばらしい革に乾杯!

㈱栃木レザーさん、ありがとうございます。