革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2019.04.23

大切な方へのプレゼント財布 92

ある日、

雰囲気ある若いクライアントが

お二人でご来店くださいました。

 

「大切な方へプレゼントをしたいです。

その方には気に入った

お財布があるのですが、

どこを探しても

同じものが売ってないんです。

 

今使っているのは二代目ですが、

もうボロボロになってきて。」

 

 

「ですからこれはもう

オーダーメイドしかない、と思って。

現品を貸していただき、持ってきました。」

これは、クライアントとは親しい方だけれど

同時に尊敬する方なのだと思い

お尋ねしたところ、

 

お二人はいま

日本刀の研ぎ師をやってらして、

大切な方とは

そのお師匠さまでした。

 

クライアントのお一人は

清々しい雰囲気の方で、

もう一人の方は優しげですが、

すっと芯の通った感じがします。

 

 

変わった職業の方はたまにおいでですが、

日本刀の研ぎをなさっている方々に

お目にかかるのは、初めてです。

 

このお財布をお持ちの方が

見本のどこを気に入っているか

細かく聞き取り、

手触りは柔らかですが

芯のしっかりとした

型崩れのないお財布に仕上げました。

 

 

お写真でご覧いただく以上に

コンパクトなお財布なので、

寸法には気を使いました。

 

小銭入れも

見本の雰囲気を踏襲しています。

 

 

プレゼントの当日、

お師匠さまとお二人が

一緒においでくださったのですが、

和気あいあいとした中にも、

きちんとしたたたずまいと

確たる仕事をなさっている方々の雰囲気に

背筋が伸びる思いでした。

 

 

お師匠さまは清漣館の館主でもある方で、

みなさまは今月29日、亀戸香取神社

17回目の奉納演武会をなさいます。

 

午前の部 10時30分~12時05分
午後の部 13時00分~14時35分
参加団体
土佐英信流、柳心照智流
双水執流、竹内流備中伝

 

このような機会は

めったにございませんので、

ここでご紹介させていただきます。

 

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