2019.05.16

長財布タイプのパスポートケース 85

親しいご家族のお祝いのために

ご注文いただく品々もあります。

 

本日のご注文品は、

長財布であり

パスポートケースでもあるお品。

 

こういった複合タイプで

一番困ることは、

何というアイテム名にするか、です(笑)。

 

 

それはさておき、このご注文では

手の小さいお母様のために、

 

1.なるべく小さいサイズだけれども

パスポートを取り出しやすいようにし、

2.本体にファスナーのお部屋を作って

中が見えない札入れを作る、

3.そして、フタが完ぺきに後ろへ曲げられる、

といったリクエストをいただきました。

 

 

さすがにきめ細かい観察で、

お母様に対する大きな愛情を感じます。

愛情あふれるプレゼント品は、

このような相手を思いやる心から

生まれます。

 

 

当店の革小物は、

外縫いであれば革の裏地を使っているので

見た目以上に軽く出来上がっています。

 

「革は重いから…」という思い込みで

当店の品々をお持ちいただくと、

みなさま 驚く方ばかり。

 

 

なぜ軽いかというと、

「革しか使ってないから」です。

 

革の一番丈夫なところは、表皮です。

たとえ薄い革だと言っても、

表皮が表裏に2枚くっついていれば

布とは比べ物にならないくらい、

丈夫です。

 

 

また、裏地を布にした市販品は、

表の革も

柔らかいものを使うことがほとんどなので、

形をしっかりとるために、

ボール紙のような

芯材を入れなくてはなりません。

 

そのため、分厚く、柔らかくならず、

大きめに出来上がって、

重くなるわけです。

 

みなさまが重いと思っている革も、

使い方次第で

これだけ違うものになるのです。

 

「素材を知り、

その特徴を捕らまえて製作する」

とは、こういうことを指します。