革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2019.06.29

十数年前お作りした二つ折り財布の修理 88

前回、二代目のお財布を

ご注文くださったクライアント。

 

「やはり以前のものを

お直ししていただきたいです。

愛着があるので、

また使えるようになれば

嬉しいです。」

 

 

15年近くお使いいただいたお財布には

テリも出ていますが、

小銭入れの跡が

お財布の外側にも出てきています。

 

 

財布の場合 一番傷むのは、

札入れ部分の折れ曲がる場所。

 

こちらも糸が切れてきて

革もだんだんと切れてきています。

 

 

おもしろい修理方法を

リクエスト頂きました。

 

「革が切れてしまった部分ですが、

オレンジ色の革で

ざっくりとパーツを変えていただいても

構いません。」

 

 

そこで

外側をこんな風にお直ししました。

 

最初がネイビーの革に

オレンジの糸を合わせてらっしゃいますから、

オレンジ色の革がきれいに映えます。

まるで新しいお財布のようです。

 

 

カード入れ部分も

革が切れてきていましたので、

取り換えました。

 

この手のカード入れには

ご想像以上に

たくさんのカードが入るので、

入れるだけお入れになる方が

少なくありません。

 

 

そして小銭入れのホックを取り換え、

お直しは完成しました。

 

これでまた、新しいお財布として

活躍してもらうことが出来ます。

 

捨てずに、使えるだけ使う。

何とすばらしいことでしょう!

 

自分の手によく馴染んだ革は

離れがたくなるものです。

このようなご依頼を、

ありがとうございました。

 

関連記事

  • コーディラインのメンズブリーフケース 

  • 3分割できる名刺入れ、カード入れのオーダーメイド

  • 当店特製牛革について

    当店特製牛革について

同様のアイテムを見る: