革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2020.12.30

見本のあるレディスショルダーバッグ 207

 

クライアントがお持ちくださったのは、

けっこう重く、

テロテロに柔らかいショルダーバッグ。

下のお写真のものです。

 

かなり長くお使いになったバッグで、

使い勝手がとても気に入ってるとのこと。

 

 

 

全体の形をバッグホルダーから吊るして

お写真を撮りましたが、それでも

形をとるのが大変なほど柔らかです。

 

 

 

見本品は

表面と裏面でデザインが違いますが、

クライアントとお話ししますと

大きさと使い勝手をそのままにして、

いろいろ変えたいところがある、

というご希望をいただきました。

 

その中にはデザインも入っていました。

 

 

 

このバッグを拝見した時、

バッグの専門デザイナーの起こした

デザインではないだろうと思いましたが、

やはり、洋服屋さんのオリジナルバッグ

だということでした。

 

製作のまとめ方が

デザイン偏重の感じがしたからです。

 

 

 

話しておりますと

店頭にある定番バッグのデザイン

気に入ってくださったので、

最終的にはそれを踏襲して

見本と同じ形状で

お作りすることになりました。

 

 

 

この方のように

見本をお持ちくださって、

何となく毎日持っているバッグだけれども

デザインを変えたい、

というリクエストをいただくことも

あります。

 

 

 

今まで数多のリクエストを伺ってきましたが、

バッグをお選びになる場合のポイントは、

ずばりサイズです!

 

持って行く用途に対して

サイズが合っていることが一番の要件。

 

ところが、バッグを買う段には

見本品に中身を入れることができませんから、

見込み違いのサイズを買うことが多くなり、

使わなくなってしまうケースが多いと

感じます。

 

 

 

お話しをする方々は

「デザインが良いから、

多少小さくてもいいか、と買ったのですが…」

「入ると思っていたんですが、

ファスナーが閉まらなかった。」

など、失敗した、とおっしゃいますが、

 

どうして失敗だったのかを考えることで、

大きな収穫となります。

そうすれば、次にバッグを買う時の

ポイントがわかるからです。

 

 

 

ましてやそれを

オーダーメイドで生かそうと思ったら、

ひとつひとつの失敗が

大きな収穫となります。

 

コンサルティングを通じて

もっとも使い勝手の良いものを

ご自分の好きな形で作れば、

長く愛着持ってお使いいただくことが

出来ます。

 

 

 

また、バッグの内側仕様が

自分の使い勝手のクセに合っていれば、

使うたびに感じていたストレスを

感じなくて済みます。

 

毎日毎日そういったことを

さまざまな局面で感じていると、

全部が積もり積もって

眉間にシワが寄ることになります。

 

 

 

ブランド品の使い勝手に辟易している方は、

一度フルオーダーメイドを

お試しになってみませんか?

 

今頃このクライアントは

毎日使ってくださっていることでしょう。

最初はぷわっと大きめに見えますが、

ちょうど良い具合に収まり良くなるように

当店の革は変わっていきます。

ありがとうございました。

 

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