2014.06.12

差し込み飾りのあるお財布バッグ フルオーダーメイド

すてきな笑顔を見せてくださったのは、

お財布をご注文くださった Tさま。

「ほんとにこれができたんですね!嬉しい。」

こちらこそ、この笑顔をありがとうございます。

 

オーダーメイドの二つ折り財布

 

メールでのご予約フォームには、

「10年近く同じ財布を使っているのですが、

傷んできたので、同じ形の財布を探しています。

2年ぐらい探していても同じ形の財布が見つけられません。

貴店のブログに似たようなお話が載っていたので、

オーダーをお願いしたいです。」

とあります。

 

デザイン革財布

 

拝見しますと、持ち手もついている二つ折りタイプで、

ちっちゃなバッグ、という様相のお財布。

 

聞き取りを続けていっても、

「とにかく不満はありません。」ということですから

今回の場合、特に変えるところはなく、

正確にトレースすることが重要になってきます。

 

着脱可能なストラップ

 

こうして出来上がったものを見ますと、

現在お使いのものとは、ぜんぜん違う大きさに見えます。

 

お財布は特に、出来上がり時の大きさと

使って行った時の大きさが違って見えるものですし、

実際に使って行くと、革のお財布であれば

革が伸びて、容量はかなり変わってきます。

 

ですから、新しいものでも

最初の大きさできちんとお作りしないと、

使って行った時

思ったよりも大きくなり過ぎてしまうことになります。

 

当店では、そういった要素まで鑑みて、お作りしています。

 

お財布の小銭入れ部分

 

「見本があるものは簡単に作れるんじゃないですか?」

とお尋ねいただくこともありますが

実際は、

お客様にとって完璧に使い心地の良いお品が存在することで

よりハードルは高くなります。

 

また、お持ち込みいただくのは

あくまで量産品ですから、

素材と、入手できる金具等も違ってきます。そこで

どうお作りすれば、そのお客様が気に入るのかを

正しく読み取らなくてはいけません。

 

お財布の小銭入れ部分

 

ひとりひとりのご注文を大切に大切にお作りする

フルオーダーメイドは

コンサルティングをすることで、初めて成り立ちます。

 

ヨーロッパのオートクチュール(フルオーダーメイド)は、

元が階級社会で育ったものですから、

その人のためのデザインを起こすことが主眼ですが、

 

日本社会で育ったわたしどものフルオーダーメイドは、

デザイン+使い勝手、という実用を兼ね備えたものになりました。

これもガラパゴス的な育ち方かも知れませんが、

日本人ならではのきめ細やかさを生かせる

すばらしい発展だと思います。