革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2021.03.25

嵩の張らないペンケース

 

ご依頼いただくペンケースにも

たくさんのバリエーションがあります。

 

今回もお見本をいただきましたが、

使いやすくて文句がない、というところで

そのままお作りすることに。

 

 

 

今回のご依頼では

問答無用で現在のお品をトレースしましたが、

作っていておもしろいことに

気づきました。

 

 

 

このサイズ感でお作りすると、

下のお写真でお判りいただけるように、

全体がなかなか薄く収まります。

 

こういったお品を、現物がなくて

ご相談をお受けしたら、どのように

解決していたかと想像しますと、

この仕事はほんとに興味深いものだと思います。

 

 

 

ご依頼者によって

何を重視するかがまったく違いますから、

 

このペンケースに対して、

全体が薄くなるけれど、少々長くなります、

というご説明をした時、

どんな答えをいただき、

そこからどんな形状に導かれていくか…

 

想像しただけでもたくさんのやりとりが

頭に浮かびます。

 

 

 

ひとつひとつのオーダーメイドは、

まさに一期一会。

 

ご依頼者とデザイナー、製作者との3者が

同じ目的に向かって協力することで、

初めて可能になる「モノづくり」が

「フルオーダーメイド」です。

 

愉しい想像に導いてくれたご依頼を、

ありがとうございました。

 

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