革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2021.08.27

ミニバッグに入る、きちんとした佇まいの二つ折りミニ財布 102

長く当店を使ってくださっている

クライアントからご紹介いただいた方とは、

同様に長いお付き合いをいただいております。

ありがたいことです。

 

最初のクライアントは

TPOによってバッグや財布を使い分けて

オーダーしてくださっていて、

「どんな時でも、

その場とファッションに合った

オーソドキシー製品(バッグや小物)があるので、

毎日迷うこと無く、使い分けできて

とても快適です。」

と、当店をうまく使ってくださっています。

 

 

その方のファッションや

革製品をいつもご覧になっていて、ある時

新しくご紹介頂いたクライアントは、

「オーダーって、

荷物量や持っていく場所に合わせた

製品を作ってもらうことができるんですね。」

と、必要になった折につけ、ご注文くださいます。

 

 

そのため、

お仕事には

荷物量に合わせたお仕事時用のもの

オケージョン時(結婚式やお葬式)には

それに見合った見栄えのもの

(でも普段使っても大丈夫なもの)を、

 

またお子様が生まれ

お母様としての立場が必要になってくると、

お子様が小さい頃には

パッとものを取り出せる容量の多いボディバッグ、

両手の空くリュック、

幼稚園以上になると

ある程度中身の入るきちんとしたハンドバッグ

などと、ご注文くださってたり、

その時に出ていたお買い得な1点ものや

条件にあった定番などを

うまく利用してくださっています。

 

小物類も

「このアイテムはずっと持ちそう」となると、

ポーチなどもご注文くださっています。

 

「ご紹介者の方を見ていると、

いろいろな場でステキだな、って思って

私もそうなりたいと思っているんです。」

もちろん新しいクライアントも

ご紹介くださったクライアントも、

それぞれ違う個性で、すばらしい方々です。

 

 

今回「どうしようかしら?」と

悩んだアイテムは、ミニ財布。

 

カジュアルでなく、きちんとした佇まいを持ち、

少しでいいから小銭・カードが入るものを

ご希望です。

 

ジーヴズもお持ちくださっていますが、

ジーヴズはお札をきっぱりと折るため

お札の真ん中に線が付いてしまいますから、

きちんとした時にはやはりNGだとお考えです。

 

これは、最初のクライアントのお考えと同じで、

自分の服装や持ち物は、他者に対する礼儀

として捉えていらっしゃるということです。

 

こういったことに目が行くことが

当店クライアントの方々のすばらしいところと、

ありがたく思います。

 

しかもこの財布をお考えになったのは、

ご紹介くださった方のクライアントです。

同じものを作ること

快く受け入れてくださいました。

ありがとうございます。

 

 

デザイナーは、どんなにカジュアル化しても

守るべき一線は持ちたいと

常日頃から思っていますから、

不意であっても、特別な場で、

お札を差し出す相手の人に対して

礼儀を忘れないことは、

そのひとつと捉えています。

 

まだ若い当店のクライアントたちの多くが

このような方々であることを、

誇りに思っているようです。

 

 

デザイナーが、ある時

興奮して話していたお茶の先生のお話が、

とても印象に残っています、以下はそのお話。

 

「僕はね(お茶の先生です)、現在39歳だけど、

今までもそうだったけど、これからもきっと

世界中のすごく有名な人にお茶を淹れる

機会に恵まれます。

それは、この世界に

僕以外の若手がいないからなんだけどね…

(もちろんご謙遜)

 

そういう機会に恵まれてきたのはきっと、

僕がずっと、小さなことなんだけど、

お茶と出会った15歳の時から

家で教わってきたことをちゃんとやってきたから、

だけなんだと思っています。

 

家で何を教わったかことかというと、

たとえばお月謝は、

きれいな封筒の中にきれいなお札を入れて、

お釣りが必要ないようにして、

きちんと「ありがとうございます。」を

言ってお渡しする、とか、そういう小さなこと。

 

だけど最近ここ(教室)に来る人達は、

お子さんでも大人でも、

そういう人が滅多にいないんだよね。

だからそれを見て、ああ、それだけで僕は

こういう地位になったんだなと思っています。

 

いろいろな体験をするようになってから、

僕は自分の家庭に感謝するようになりました。

 

だから僕は、

そういうことを教えてあげることが

子供にとっては何より大事だな、と感じています。

だから僕は、自分の子供に

それをきちんと教えていますよ。」

 

「このお茶の先生の話を聞いてね、

ああ、やっぱり、と思ったのよね。

マナーは世界共通のことばで、

それが、世界への扉を開いてくれる、

と感じたの。」

 

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