革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2021.10.14

300g 、ラム革のステキなエコバッグ 107N

 

30年以上お付き合いくださっている

上品な女性クライアントが、

「私、最近は

ステキなエコバッグが欲しくなって…」

とご注文くださったトートバッグが、

このフランス製ラム革の

微妙なベージュカラー。

 

 

 

 

リクエストにお応えし、

探し回った挙句に見つけることのできたのは、

厚みとしっかり加減が

このバッグにちょうど適した、ラム革です。

 

ワールドブランドも使っているほどの

高品質と、

微妙な色合いがすばらしい、

他にはなかなか無いラム革。

 

届いた革を見ていただきましたら、

「うわあ、私の大好きなタイプの

ベージュです。

すごく微妙なお色で、

これなら洋服に合う色です。

テンション上がりますね!」と

喜んでくださいました。

 

 

 

 

「良いバッグを持つって、

外出の基本ですね。

 

今まで私のバッグはすべて

こちらでオーダーしてきましたが、

毎日使うことで

たくさんのことを学びました。

 

年代によって必要なバッグも変わりますし、

それは体力や荷物の量や

自分の出かけていく場所や

外出先での自分の役割もありますから、

デザイナーさんからのアドバイスをいただいて

オーダーしてきました。

 

今までは”お出かけ”というイメージで

バッグを選んできたのですが、

そろそろ、

日常で持つバッグにも

気持ち良く持てて、

テンションの上がるものが

欲しくなってきたんです。

日常って、とても大切ですから。」

 

 

 

 

 

 

「この気持ち、お判りいただけますか?

ちょっと日常的な食料品を買う時でも、

変なエコバッグはもう持ちたくなくって…

 

日頃こそ、良いバッグを持つことで

すごく世界が変わる感じがありますでしょ。」

 

嬉しいご意見です。たしかに、

数千円で売っているエコバッグは

使っていて晴れ晴れとした気持ちはしません。

だんだんとヨレてきますし、

素材的に安っぽいのは、価格からすると

仕方のないことです。

 

その「仕方のないこと」を

仕方ない、と受け止めることを

止めたんですよ、と

おっしゃっていました。

日常こそ大切にしたい!と。

 

「コロナのこともあるかもしれません。

どこにも出かけられない長い時期が続いて。

でもスーパーなどには

どうしても行かなくてはならない、

そんな時、安っぽいエコバッグを持つと

何だか毎日をさみしく感じるのです。」

 

 

 

 

 

このバッグ、

元にした形は定番の「フォールディ」です。

 

まず第一に、軽いことをご希望いただき、

さらに、シックに、

大人が楽しめるバッグにしたい、ということで

微妙なお色のラム革をお薦めしました。

日本製のラム革は品質がいまひとつなので、

どうしようかと思っていましたら、

ラム革が得意なフランスの会社を見つけました。

 

形としては、

折り畳む必要はないとのことで、

畳んだ時に留めるマグネットは

なくしています。

それでカジュアルさが無くなり、

よりシックなイメージへ変転しました。

 

 

 

 

「こういうデリケートなイメージの

バッグを持つ時には、もちろん、

中に一枚軽いビニールの袋を入れて

使いますよ。

そうすれば、長くきれいに持てますもの。

 

長く使いますと、

そうしたこともわかる様になりました。」

 

 

 

 

ありがたいことです。

お受け取り時の弾むような足取りが

とても印象的で、

私どもも思わず微笑んだくらい。

長い間、

たくさんの当店製品をお持ちくださり、

感謝感謝です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

*最後の2枚の革見本写真は、

そのフランスのラム革の定番色です。

ご興味ある方には

店頭でお見せすることができます。

また、もっと精度の高いお写真を

お送りすることもできますので、

お気軽にお申し付けください。

 

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