革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2022.07.19

上品カラーのトートバッグ、ショルダーストラップ付き 20408

 

この上品なお色のバッグは

ご主人様から奥様へのプレゼント。

奥様の欲しいと思ったブランドのバッグが

すでに製造中止になっていて、

やはりそれが欲しい、とのことで

ご来店くださいました。

ありがとうございます。

 

そういうバッグをオーダーメイドして

プレゼントして差しあげるなんて、

ステキです。

 

 

 

 

お持ちくださったのは

そのバッグが掲載されているURLで、

1枚のお写真が掲載されているだけでした。

 

オーソドキシー構造探偵団としては

もうちょっと細かい部分のお写真があったら…

となりまして、

たまたまそこに載っていた品番を元に

もう少し詳細なお写真を探し

構造を検討しました。

 

 

 

 

デザイナーなどは通勤途中で

同じようなバッグを持っている人を見つけて

後ろからしげしげと眺めたとのことですが、

「違うバッグだった…」と

しょげた顔をしていました。

 

毎回毎回作ったことのないお品ばかりを

作っていますと、

街を歩いている時、電車に乗った時なども

これ、どうなっているの?と

使い勝手も含めて

気になるバッグがあるたび

技術者たちも見ているようで、

ランチタイムの話題になることもしばしばです。

 

 

 

 

少し話がそれてしまいましたが、

新たな品番からの写真群で

構造と作りはほとんど解明しましたが、

ここはどうなの?と感じる使い勝手があり、

そこについてはダミーを作りつつ

考えながら製作することにしました。

 

クライアントが

お使いになったことのないものですと、

使った時の感じを伺うことはできませんから、

そこは更にダミーを前に、みんなで討論します。

 

 

 

 

結果として

こういう順番でこう作るしか無い、という

理路整然とした答えに落ち着くのですが、

その答えが、使い勝手として

このように使わないとうまくいかない、

という条件が出てくると気になってしまいます。

今回はそのタイプでした。

 

ブランド品であれば

そういったことはうまく考えているだろうと

先入観を持ってしまいますが、

昨今のデザインを見ますと、

使い方にはクセがあって

デザイン優先のものも決して少なくありません。

 

 

 

 

このバッグはシンプルなデザインに見えますが、

ファスナーの付け方をどう処理しているかが

問題でした。

いくつかのまとめ方が考えられます。

 

写真から引き出した作りですと、

閉める時にはバッグの端を持たないと

スムーズにしまってくれません。

そこが問題になりました。

 

 

 

 

おもしろいことに、今回

ある程度の年齢の人であれば

今まで使ってきたバッグの履歴から

こうなっているバッグは

このように扱う、という

経験的使い方をしてくれる人が多いことが

わかりました。

 

そんな調査もしつつ出来上がったバッグを

何も言わずお見せしたところ、

ご覧になった奥様は、難なく

適正な使い方をしてくださいました。

 

この記事をお読みになるときっと

「そんなことがあったんですね。」

とお思いと思いますが、

こういうことがバッグづくりで

検証できたのは、

とても大きな収穫でした。

 

どうぞ末永くお使いください。

ありがとうございました。

 

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