革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2022.11.24

車庫のカードキー&車のキーを入れるキーポーチ 2106

ハイブランドのシンプルなニットをお召しの

クライアントは、

「車庫のキーと車のキーを入れる

ポーチが欲しいのですが、

今使っている

このポーチがちょうどいいサイズなので

これと同じで作ってください。」

と、布のポーチを見本でお持ちくださいました。

 

 

 

 

 

 

ところが、いろいろと話していきますと、

だんだんと最初のご希望内容が

内側に入れている車庫用カードを

外ポケットに入れましょう、となったり、

大きさも特に今のポーチでなくても良いですし…

などと変わってきました。

 

おそらく、私どもにどういうことができるのかを

推測しながらのご相談で、

話しているうちにきっと

もっと要求できるんじゃないかしら、と

思ってくださったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

何度もお書きしますが、

ご相談のスタイルは

みなさま一人ひとりで違いますから、

 

ご相談時にはまず

何でも、ご希望内容をお話しください。

私どもは、みなさまのご希望を

なるべくたくさん

叶えて差し上げたいと思っております。

 

そういう意味で、

ご希望内容が物理的に不可能なものでなければ、

ほとんどの理想が現物の形となります。

 

 

 

 

 

 

みなさまからいただくご希望の中で

もっとも難題になり得るものは、

「お任せ」の範囲が広すぎる場合です。

 

今回はだんだんと

すべてお任せ、くらいになって行ったので、

どこを基準にするかを図るのが大変でした。

 

「もしうまく行かなかったら

もう一回作ればいいから。」と言われても、

逆にそれは、普段ほとんどないことです。

やり取りした言葉の中からエッセンスを取り出し、

再度使い勝手も検討し直して

出来上がったのがこのサイズ。

 

 

 

 

 

 

車のキーを入れるのにゆとりがあってもいい、

カードキーを入れるポケットも

大きめでも構わない、と言われたのですが、

 

車の中に置いて、ブレーキをかけたくらいで

カードキーが出てしまったら…と思うと、

そこを一番に据えました。

「大きすぎてもいいですよ、

小さすぎるのは好きでないですから。」

というお言葉もありましたが、

いやいや、絶対カードが出たらイライラする、

と思ってのサイズ決めです。

 

お陰様で

「もう一台車を買うんですよ。

キーのサイズは同じくらいだから

もう一つ作って。」とご注文いただきました。

 

この方とは洋服の話で盛り上がったのですが、

「自分の持ち物の色はコレとコレと決めていて、

気に入ったものがあれば

同じものをいくつかいただくんです。」

 

ワードローブのしまい方や

お洗濯の方法も伺いますと、

なるほど合理的です。

 

「当店でお作りする革製品は、

一点一点パーツのカッティングから始まって

すべての工程が手仕事で

工業製品ではありませんから、

細部までまったく同じにお作りすることは

出来ません、ご了承くださいね。」

思わずデザイナーは説明したそうです。

 

まったく同じにできたら

流れ作業の工業製品になってしまい、

そういう中で一つだけ作るとしたら、

よくある他社のパターンメイドになってしまいます。

 

ひとつしか作らないから、

製作方法は自ずと違うものになります。

この方には、イタリアの洋服にあるような

温かみのある、微妙なニュアンスのあるモノづくりに

ご理解いただけて良かったです。

ありがとうございました。

 

 

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