革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2023.04.23

ご自分でデザインなさったショルダーバッグ303N

ある日、海外在住で

各国を渡るお仕事をなさっている

クライアントから、スケッチ画が届きました。

 

6枚に渡るスケッチ画で、

ご自分の欲しい形が明確に表現されています。

カバンについて勉強なさったご様子があり、

理にかなった内容です。

 

 

 

 

 

 

見た目、使い勝手、

質感等は店頭でご確認いただき、

実際にお目にかかって

細かいお話も伺いました。

 

革の触り心地へのご希望や

細かい点で説明しづらいところなど、

きちんとご説明くださいます。

 

 

 

 

 

 

お話ししてますと

こだわりも理解できますし、

欲しい形と近い市販品も

実際に使ってらっしゃいますから、

このご注文者の頭の中には

既に完成形があったのだと思います。

とても珍しいアプローチを

いただきました。

 

 

 

 

 

 

このバッグは

斜め掛けして使うメッセンジャーバッグで、

自分の欲しいものがいつでも定位置にあり、

上から手を突っ込めば

必要なものをパッと取り出せる、

合理的なカバンです。

 

ある程度

形が崩れないようにお作りしましたから、

相当使いやすいのではないかと

想像しております。

 

 

 

 

 

 

上から見ると

小物がそれぞれ、上のお写真のように

ぴたりと収まります。

 

手前のポケットの下には

さらに小物を入れられるポケットがあり、

この面の内側は

2段ポケットになっていますが、

 

バッグの口がぱっと開いてくれるので、

下段のポケットのものも

取りやすくなっています。

 

 

 

 

 

 

この内ポケットの大きさも

ある程度汎用性を持たせるために

同じ大きさのものを多用しています。

 

クライアントはご相談の最中に、

おもしろいお話をしてくださいました。

デザイナーが

「あまり聞いたことのないご職業ですね。

うちのお店には

日本でこの仕事をやっているのは

私だけですよ、というお客様が

たびたびいらっしゃいますが、

そのうちのお一人ですね。」と

申し上げたら、

 

 

 

 

 

 

「ああ、そうかもしれませんね。

私の仕事は

なかなか日本ではしづらい仕事です。

そういう人がこのお店に多い、

というのもうなづけます。

 

だってそういう人たちは、

他人のブランド名をぶら下げて歩きたくない、

と思ってると思いますよ。

私もそうですから。」

なるほど、うちにおいでになる方々は

ブランドに興味ない方がほとんどです。

 

そういった方々のご期待に沿えるよう、

頑張りたいと思います。

このたびはありがとうございました。

 

 

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